XF23mmF2.8 R WRレビュー
富士フイルムのXF23mmF2.8 R WRのレビュー記事が掲載されています。この記事では、XF23mmF2.8 R WRがどのように評価されているのか詳しくお伝えします。
2021年に、富士フイルムはX-E4レンジファインダーカメラとともに27mm F2.8パンケーキレンズを発表した。そして、2025年、新型のX-E5の登場に合わせて、より広角な23mmバージョンをリリースする機会を得た。
この23mmレンズには3つの重要な改良点がある。防塵防滴性能、絞りリング、レンズフードの追加がありながら、サイズと重量は実質的に同じに保たれている。
Xシリーズの他の2つの23mmレンズと比較すると、この新しいf/2.8モデルは小型、軽量、低価格でX-E5にいつも取り付けておくのに最適だ。また大人気のX100シリーズの固定レンズと同等の焦点距離であるためX100のレンズ交換可能バージョンが欲しいユーザーにとってX-E5とXF23mmF2.8 R WRの組み合わせは理想的な代替案となる。
一方でフォーカスリングは27mmバージョンよりもさらに狭くなり、マニュアルフォーカスの操作性がオートフォーカスよりも劣る。また、ねじ込み式のレンズフードと付属のフードキャップの設計に難があり、フィルターを使用する場合にはフードを外す必要があり、急いでキャップを外すことが難しい。
さらに27mmレンズから継承した二つの課題、画像の隅の解像度不足とAFモーターのノイズが改善されていない点も残念だ。
この23mmレンズは絞り値f/16を除くほぼ全域で画像中央部のシャープネスが抜群に高い。ただし、周辺部の解像度はf/8まで絞らないと最高レベルにはならない。f/2.8の開放f値は背景を美しくボカしやすく、11枚の羽根絞りが優れたボケ味を生む。口径食はほぼ無視することができ、色収差も最小限に抑制されている。樽形歪みはなく、開放時でも口径食はごくわずかだ。
換算で35mmという古典的な画角を提供するXF23mmF2.8 R WRは、豊富なXFレンズのラインナップの中でも最小クラスだ。テストしたX-E5との相性も申し分ない。唯一の注意点は単体販売が2025年9月まで開始されないため、すぐに欲しい場合にはX-E5キットの購入が必須となることだ。ただ、このレンズが真価を発揮するのも、まさにX-E5との組み合わせた場合においてなのだが。
X-E5に似合うレンズ
XF23mmF2.8 R WRのレビュー記事が掲載されています。上記はレビューのまとめ部分になり、より詳細なレビューやサンプル画像などもありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
レビューでは23mmのレンズは何本かあるが、その中でもXF23mmF2.8 R WRは非常に小型で、価格も廉価であるとしています。レンズは本当に小さく長さは23mmで、まさにミラーレスカメラのフランジバックの短さの恩恵を受けていると考えられそうです。
小型なレンズでデザインも昔のレンズを思い出されるようなレンズとなっているため、レトロデザインの小さなカメラにも似合うということで、X-E5などに最適なレンズであるとしていますね。
問題点はいくつかあるようですが、特に画像の周辺部の解像性と、モーターのノイズ音が気になるとしています。しかしモーターのノイズについては静止画でしたらあまり問題にならないでしょうし、スナップ撮影で利用するカメラキャップ代わりに常に装着しておくような使い方をするのなら、あまり気にならなそうではありますね。
一方で、歪みはなく口径食もほとんどなく色収差も最小限に抑制されているということで、かなりよくできたレンズになっているらしいことがわかります。
出かけるときにいつもバックにカメラを入れておくような場合には非常に使い勝手がよく、所有欲を満たされるレンズになると思いますね。
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(source)PhotographyBlog
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