PowerShot V1 ダイナミックレンジテスト公開
興味深いグラフの変化
キヤノンのPowerShot V1のダイナミックレンジテスト結果をPhotons to Photosが公開しています。上記の画像がそのテスト結果です。画像タップで拡大します。
まずグラフの見方ですが、以下、白黒関係なく●(マル)がノイズリダクションされていないことを示しています。▼(下向き三角)はノイズリダクション処理されており、▲(上向き三角)はスケーリング処理されていることを示しています。また黒塗り(色塗り)は常用ISO、白塗りは拡張ISOであることを示しています。
| ● | ノイズリダクションされていない |
| ▲ | スケーリング処理されている |
| ▼ | ノイズリダクション処理されている |
| 黒(色)塗り | 常用ISO |
| 白塗り | 拡張ISO |
今回は、4/3インチセンサーのマイクロフォーサーズのOM-1 Mark IIと、1インチセンサーのRX100VIIを比較してみました。その結果、1インチのRX100VIIよりは十分にダイナミックレンジが高い数値になっていることがわかります。一方で、センサーサイズがほぼ同じOM-1 Mark IIと比較すると、やや劣る結果となっていることがわかります。この差は面白いですね。OM-1 Mark IIのほうがやや画素数が少ないことも影響しているのかもしれません。
またPowerShot V1はISO値によってダイナミックレンジの結果がリニアに変化していくのではなく、かなり曲がりくねったようなグラフになっていることがわかります。このあたりも興味深いところですね。
PowerShot V1は1.4インチのCMOSセンサーを搭載しているわけですが、センサーサイズなりの結果になっていると考えられ、コンパクトデジタルカメラでありますが、十分な画質の写真が撮影できる性能があるということになりそうです。
さらにキヤノンの最新の噂を「年内にRF28-70 F2 L IIかRF 24-70 F2.8 L II発表との新情報が急浮上」で詳しくお伝えします。
PowerShot V1 関連情報アーカイブ !
PowerShot V1 最新情報
キヤノン 最新情報
PowerShot V1の主な仕様
| センサーサイズ | 1.4型CMOSセンサー |
| 総画素数 | 約2390万画素 |
| 焦点距離(動画) | 約17-52mm相当(35mm判換算) |
| 焦点距離(静止画) | 約16-50mm相当(35mm判換算) |
| 絞り | f/2.8-4.5 |
| フォーカス | デュアルピクセルCMOS AF |
| 手ぶれ補正 | 光学式 |
| 手ぶれ補正効果(静止画) | 中央5.0段 |
| 高速連続撮影(メカ) | 最高約15コマ/秒 |
| 高速連続撮影(電子) | 最高約30コマ/秒 |
| 動画撮影 | 4K30p、4K60p(クロップ) |
| シャッター速度(メカ) | 1/2000~30秒(1/3段ステップ)、バルブ |
| シャッター速度(電子) | 1/16000※1~30秒(1/3段ステップ)、1/8000※2~30秒(1/3段ステップ)、バルブ |
| 常用ISO(静止画) | ISO100〜ISO32000 |
| 背面液晶 | 3.0型TFTタッチ式カラー液晶 約104万ドット |
| メモリカードスロット | SDメモリーカード/SDHCメモリーカード/SDXCメモリーカード |
| サイズ | 約118.3×約68.0×約52.5mm |
| 重量 | 約426g(バッテリー、メモリ含む) |





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