X halfレビュー
富士フイルムのX Halfのレビュー記事が公開されています。賛否両論あるカメラですが、X halfはどのように評価されているのか、この記事で詳しくお伝えします。
富士フイルムのX halfは、5年前には登場し得なかった種類のカメラだと思う。業界の多くは、より高性能な仕様に注力しているが、富士フイルムもその一部を取り入れつつ、ここ数年は技術的な進歩よりも、使用する喜びや製品のスタイルによって写真家(および非写真家)にアピールする、よりライフスタイル志向の製品に注力しているようだ。
必ずしも私の好みではないが、富士フイルムがこのアプローチで成功を収めている事実は否定することができない。X halfは従来のカメラを好まない人々やスマホのカメラが技術的に完璧すぎるとさえ思う人々にアピールするもう一つの富士フイルムのカメラかもしれない。これは決して等倍鑑賞向けのカメラではないが、写真をライフスタイルの一部と捉えている人々(完璧を追求するよりも瞬間の喜びを重視する人々)には非常にアピールとなる可能性がある。
もしあなたがそのような人であれば、富士フイルムのX halfはまさに探し求めていたカメラかもしれない。
- 長所
- 非常にスタイリッシュ
- 極めてコンパクトで軽量
- タッチスクリーンの反応が良好
- いくつかの革新的なアイデアが活かされている
- かなり本物っぽいフィルムシミュレーションを提供
- 富士のフィルムシミュレーションは常に素晴らしい
- おそらく「それ」の要素(人気の要素)がある
- 縦位置をより快適に撮影できる
- 短所
- 小型センサーは特に良くない
- オートフォーカスが粗い
- RAW非対応
- 光学式ビューファインダーは特に役に立たない
- LCDは明るい光の中で見づらいことがある
- レンズがフレアを起こしやすい
- 低照度性能が良くない
ライフスタイルに合う人のカメラ
富士フイルムのX halfのレビュー記事が掲載されています。
X halfは国内だけでなく、海外でも賛否両論があるようです。ただのトイカメラだと評価する人もいれば、フィルムカメラモードや2枚の組み写真が撮影できる点を非常に魅力的だと考える人もいるようです。現在は、どのような製品がバズるかは誰にもわかりませんし、どのようなカメラでもバズる可能性があります。X halfもインフルエンサーに取り上げられたり、有名人のミュージックビデオで使われたりすることで、見事にバズって爆発的に売れるかもしれません。
レビューでは、X halfの基本的な機能について、「目を引くような機能は特にない」と評価されています。センサーも小さく、ごく普通のコンパクトカメラと見ることができるようです。しかし、そのデザインや縦構図で写真が撮影できること、指定されたフィルムのコマ数を撮影しないと画像が表示されないこと(フィルムモード)、フィルムシミュレーション機能などがあり、これらの点では特徴的なカメラとされています。
画質に関してはスマートフォンよりも劣るとされていますが、このカメラは画質を追求するためのものではなく、雰囲気を重視する人や、撮影する楽しさを求める人が購入するカメラだとされています。
現在、X halfはかなり売れているように見えますが、これはもう少し時間が経過し、ランキングなどを確認してみないと、その本当の人気はわからないという印象です。X100VIと同様に、このカメラも大流行するのでしょうか。
さらに富士フイルムの人気カメラの発売の噂について「富士フイルム “X-Proはロードマップ上にある” X-Proを継続することが判明」にて詳しくお伝えします。
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(source)DusttinAbbott
センサーサイズ | 13.3mm×8.8mm (1 inchサイズ) |
画素数 | 約1774万画素 |
センサークリーニング | - |
イメージプロセッサ | - |
手ぶれ補正 | - |
手ぶれ補正効果 | - |
レンズ | 10.8mm(35mm換算約32mm相当) F2.8 |
最短撮影距離 | 約0.1m |
高速連続撮影 | - |
動画撮影 | FullHD 48p(最大) |
シャッター速度 | メカシャッター:最大15分〜1/2000秒 |
ISO | ISO 200~12800 |
ファインダー | OVF 逆ガリレオ式ファインダー |
背面液晶 | 2.4型タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター 約92万ドット |
メモリカードスロット | SD/SDHC/SDXC USH-I対応 シングルスロット |
サイズ | 105.8×64.3×45.8mm |
重量 | バッテリー、 メモリーカード含む: 約240g |
コメント
コメント一覧 (1件)
あえてコメントを書くことでもないかもしれませんが…
スペックを語るのは好きな方なので、
最初はすごく興味をもちましたが、
1インチのもつ解像感(あくまでも個人的主観に基づく解像感)は、
APS-Cより下の1インチは許容範囲か…悩みましたが
でも、APS-Cカメラから縦構図トリミングすると考えるなら…許容範囲と思っても良いのではないかと納得できる観点を見つけたと思ったのですが、
(X-T5の縦グリップがないので縦構図撮影時しっかり構えるにはX-Halfはありかも?とおもえてきたのに)
Raw保存が出来ないとなり…一気に冷めました…。
(自分は、お!と思ったら構図を考えて勢いで撮る派で、
お!と思ったら、FSや適正露出を考えてじっくり撮る派じゃないもので(^^ゞ))
でも、撮影プロセスにRaw現像を入れてないカメラマンには刺さりそうです。
売れるかどうかより、刺さる人に確実に売れるカメラだと思います。
ブランドイメージを大切にする富士フイルムらしいカメラだと思います。