EOS R5 Mark IIのAFの問題は最新ファーム適用で発生か ファーム修正で改善へ

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EOS R5 Mark II
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EOS R5 Mark IIのAFに不具合の可能性

EOS R5 Mark IIを最新ファームにアップデートするとAFに問題が発生する可能性が指摘されています。この記事で詳しくお伝えします。

要約

EOS R5 Mark IIのファームウェアが1.0.0のときは、オートフォーカスの性能が素晴らしく、反応も良く、自信に満ちあふれ、精度も抜群だった。今まで使用した中で最も被写体をしっかりと追尾してくれた。しかしファームウェア1.0.3にアップデートしてから何かが変わってしまった。しかも良くないほうにだ。

オートフォーカスの性能が信頼できなくなった。時にはカメラが被写体を認識しているにもかかわらず、ピントを合わせずに、そのまま固まってしまうこともあった。別の時には、背景や前景、あるにはその中間など、被写体とは全く異なる場所にピントを合わせてしまうことがあった。それがたとえシングルポイントAFを選択していたもだ。

キヤノンは3月18日に1.0.3をリリースし「特定のズーム範囲でAFを使用するとき、カメラの適切なピント合わせに支障をきたす可能性のある問題を修正した」と発表している。つまり、オートフォーカスの挙動に関して何かしらの修正を行ったということだ。しかし、ファームウェアのアップデートではよくあることだが、何かを直すと別の何かが壊れてしまうことがある。

本当に1.0.3が原因なのか?と思うかもしれない。実は、アップデートの直後、Ninja Vモニターが外れ、スクリーンが割れてしまったのでEOS R5 Mark IIを修理に出した。キヤノンは代替機を貸してくれたのだが、それには1.0.2のファームウェアが入っていた。

すぐ外に出て試してみた。その違いは雲泥の差だった。オートフォーカスは再び高速で正確だった。被写体が木や柵の後ろにいて部分的に隠れている場合でも、RF100-500mmレンズは美しく追尾した。まるで最初に購入したカメラのようだった。

これは私だけではない。他の視聴者からも1.0.3にアップデートした後に、様々なレンズで同様のオートフォーカスの問題が報告されている。

最新ファーム適用で問題が発生か

EOS R5 Mark IIの新ファームに問題が発生している可能性があるようです。

記事によれば、EOS R5 Mark IIに最新ファームとなるEOS R5 Mark II ファームウエア Version 1.0.3を適用するとオートフォーカスに問題が発生するのではないかと指摘しています。

この最新ファームでは以下の変更内容があると発表されています。

  • カメラの温度上昇警告表示が出るタイミングを最適化しました。
  • 特定のズーム領域において、AF時にピントが合わないことがある現象を修正しました。

この問題を修正したときに、他の部分に影響が及んでしまい、オートフォーカスの動作がおかしくなってしまったのではないかと指摘しています。

記事では、1.0.3を導入したEOS R5 Mark IIと1.0.2のEOS R5 Mark IIを比較することができたようで、やはり何かしらの問題が生じていること、また他の人も同様の問題が発生していることから、1.0.3を導入すると何かしらの問題が発生するという可能性は高いのかもしれません。

また引用外になりますが、この問題についてはキヤノンはすでに認識しており、修正ファームが間もなく登場する可能性が高いとしています。もし、そうであれば間もなく新ファームが公開され、問題が修正される可能性は高いと思いますので、EOS R5 Mark IIを使用しているユーザにとっては朗報と言えそうです。

さらに「キヤノン 世界初の超広角単焦点レンズを発表する?」ではキヤノンの新レンズの噂について詳しくお伝えします。

EOS R5とEOS R5 Mark IIの主な違い
EOS R5 Mark IIEOS R5
センサー裏面照射積層CMOSセンサーCMOSセンサー
アクセラレータ搭載
静止画記録タイプJPEG、HEIF、RAW、C-RAWJPEG、HEIF、RAW、DPRAW、C-RAW
動画記録タイプRAW、XF-HEVC S YCC422 10bit、XF-HEVC S YCC420 10bit、XF-AVC S YCC422 10bit、XF-AVC S YCC420 8bit、News MetadataALL-I、IPB、RAW
フォーカスブリージング補正対応
視線入力対応
AFエリア分割数(動画)最大975分割(39×25)最大819分割(39×21)
測距輝度範囲(静止画)EV−6.5〜21EV‒6.0~20
測距輝度範囲(8k動画)EV−4.5〜21EV‒3~20
AFエリアスポット1点AF、1点AF、領域拡大AF(上下左右)、領域拡大AF(周囲)、全域AF、フレキシブルゾーンAF(AF1、AF2、AF3)顔+追尾優先AF、スポット1点AF、1点AF、領域拡大AF(上下左右)、領域拡大AF(周囲)、ゾーンAF、ラージゾーンAF(縦)、ラージゾーンAF(横)
測光センサー(静止画)6144分割(96×64)測光384分割(24×16)測光
シャッター(静止画)電子制御式フォーカルプレーンシャッター、撮像素子によるローリングシャッター電子制御式フォーカルプレーンシャッター
電子シャッター(静止画)1/32000~30秒(条件あり)1/8000~30秒
電子シャッターシンクロ同調1/160秒
電子先幕シンクロ同調1/250秒1/250秒
高速連続撮影最高約12コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)、最高約30コマ/秒(電子シャッター)最高約12コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)、最高約20コマ/秒(電子シャッター)
メカシャッター連続撮影可能枚数RAW:約230枚RAW:約66枚
手振れ補正効果最大8.5段最大8.0段
マルチアクセサリーシュー対応
8k動画(最大)8k 60p8k 30p
USB通信USB 10Gbps(SuperSpeed Plus USB/USB 3.2 Gen 2)相当SuperSpeed Plus USB(USB 3.1 Gen 2)相当
サイズ約138.5×101.2×93.5mm約138.5×97.5×88.0mm
重量約746g(バッテリー、カードを含む)約738g(バッテリー、カードを含む)
WiFi 6Ghz対応

(source)CanonRumors

EOS R5 Mark II

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コメント

コメント一覧 (0件)

  • ”カメラのファームウエアがVersion 1.0.1の場合には、カメラ内にメモリーカードを
    1枚のみ入れた状態でファームウエアアップデートをおこなってください。”と
    注意書きがあるがVersion 1.0.0も同様かも知れない。
    それはちゃんと守られているか書かなければ行けませんね。
    またVersion 1.0.0についての但し書きがないことから初期のモニター用で通常販売
    された物には存在しない可能性もありそうです。

  • キヤノンはEOSユーティリティで前バージョンに簡単に戻せますから、このような時は戻して、修正バージョンを待てばよいと思います。

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