キヤノンが有償で撮影用ガイドを提供
キヤノンが有償でEVFや背面液晶に表示させる撮影用のガイドを提供することが明らかになりました。この記事では、その撮影用のガイドについて詳しくお伝えします。
なぜクロッピングガイドが必要なのか?
- 一貫性:学校の写真、スポーツイベント、または被写体が同じ場所に繰り返し立つ必要がある場合、クロッピングガイドは全員が完璧に位置で撮影されることを保証する。
- 効率性:徹底的な後処理の必要性を減らす。画面上のガイドラインを使用して、リアルタイムな撮影を完璧に整えることができる。
- 多様性:縦横両方の構図に対応しており、様々な撮影シナリオに適応する。
使い方
- デバイスを送る:クロッピングガイドをアンロックするために、デバイスをキヤノンのサービスセンターに送る。
- クロッピングガイドを有効化:メニューからクロッピングガイドのオプションを選択する。
- ガイドを選択:必要に応じて異なるガイドの中から選択する。
導入には時間とコストが必要
日本のキヤノンのサイトでは見つけられなかったのですが、アメリカのキヤノンのサイトで有償のガイド表示機能を提供することが発表されています。
これはEVFや背面液晶に撮影の補助となるようにガイドを表示する仕組みだそうです。これにより、例えば学校の卒業アルバムなど、多くの人を同じパターンで撮影しなければならないようなとき、ガイドに従って撮影することで、後から補正したり、調整したりする必要がなく、効率を高めることができるということのようですね。
ただし、提供されるカメラは限定されており、現在のところ、EOS R50、EOS R7、EOS R10のみに限られるようです。なぜEOS R6やEOS R5、なんならフラッグシップのEOS R1には適用されないのかちょっと謎ですね。すでに実装されている機能なのでしょうか?
そしてこの機能を有効化するためには、カメラ本体をサービスセンターに送る必要があり、さらに1台あたり120ドル、記事執筆時点の為替レートで換算すると約1万8000円を支払う必要があるようです。
新ファームの適用でいいのではないかと思うかもしれませんが、たぶん、その新ファームが流出したり、ハッキングされて改造ファームなどが登場するといけないので、新ファームの提供とは異なる、もっと違う何かしらの場所にこのシステムが保存されるのだと思いますね。
また新ファームの適用で済ませてしまうと、本当の機能改善の新ファームが登場したとき、クロッピングガイドを有効化したファームと無効化したファームという2つのファームを管理しなければならなくなるので煩雑になるのだろうと思います。カメラを分解するなどして、物理的に何らかの方法で機能を追加しておけば、新ファームの影響を受けずに済みますし、機能が有効化された新ファームが流出することもありません。
ただ、カメラを送る間は使えなくなってしまいますし、お金もかかるということで導入するハードルは結構高いのではないのかなと思います。
他のメーカでも一部の機能の追加のために追加の費用を支払う試みが行われていますが、今後はこのような機能の追加は有償化で行われる方針になっていくのかもしれませんね。
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(source)キヤノン
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コメント
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年間パスポートや証明書を発行する現場ではこの機能があれば
便利ですね。
そういった現場では汎用機が使われるでしょうから R50、EOS R7、
EOS R10 であれば必要十分です。
EOS R100 でも支障はないはず。
EOS R8 以上はオーバースペックです。