ニコンが産業カメラ市場へ参入
ニコンが超小型マシンビジョンカメラの新製品を発売することが明らかになりました。どのような製品を発表したのでしょうか?
株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)は、ものづくりの現場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に貢献する、超小型マシンビジョンカメラ※1「LuFact(ルファクト)」を発売します。
「LuFact」は、ニコンがデジタルカメラで長年にわたって積み重ねてきた独自の画像処理技術から生まれたニコン初のマシンビジョンカメラです。撮影を行うカメラヘッドから画像処理を行うインターフェース変換ユニット(以下「I/F変換ユニット」)を分離することによってカメラヘッドの超小型化を実現。既存の装置や生産ライン、ロボットハンドなどに設置しやすい製品です。今回、カメラヘッドは、高感度モデルと高解像度モデルの2機種、I/F変換ユニットは、伝送規格が異なる2種を発売します。
生産性向上やコスト削減、新たな製品やサービスの創出などを目的に、ものづくりの現場ではDX化へのニーズが高まっています。
従来、人が目視で行っている製造工程の監視や外観検査などを自動化するためには、高感度や高解像度の撮影が高速でできるマシンビジョンカメラが必要です。また、既存の装置や生産ライン、ロボットハンドなどへの設置を考慮すると、小型・軽量で、取り付けの自由度が高いことも重要視されています。
今回発売する「LuFact」は、ニコンがデジタルカメラで長年にわたって積み重ねてきた独自の画像処理技術から生まれたニコン初のマシンビジョンカメラです。高感度、高解像度なカメラで撮影が可能なうえ、画像処理を行うI/F変換ユニットを分離させることで、超小型化を実現しました。ものづくりの現場における業務の効率化やDX化の推進に貢献します。
ニコンWebサイト
プレスリリースによればニコンが超小型マシンビジョンカメラを発売を発売するそうです。発売予定日は8月31日だそうです。
この超小型マシンビジョンカメラは生産ラインに設置して製品の外見検査を行ったり、ロボットの手に取り付けてリモート操作の補助に利用したりするのに用いられるそうです。そしてこの製品は超小型化することに成功したということで、これまでは設置できなかった場所にも取り付けることが可能になり、より汎用性が増した製品となり、利便性が高いことがうかがえます。
ニコンのこれまでカメラを製造した技術を流用すれば、優れた画質で高い耐久性のある超小型マシンビジョンカメラの開発も可能でしょうから、この分野への参入はなかなかいいアイデアかもしれません。ただ、すでに他のライバルが多くいる市場でもあるので他社との差別化は重要になりそうです。
ニコンもカメラ以外の市場へ進出していって生き残れる場所を探りつつあるのかもしれませんね。
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