富士フイルムカメラの供給が回復へ
富士フイルムの国内のカメラの供給状況が安定してきているようです。この記事では、富士フイルムの製品の供給について詳しくお伝えします。
「インバウンドのお客様が製品を買われていて、国内のお客様には正直、製品が渡りづらい状況が起こっていた。しかし、円高によりそこがある程度ブロックされはじめ、需給が安定してきて、国内のお客様にもお買い求めいただけるようになってきている。X100VIなどはまだ厳しい状況にあるが、バックオーダーについては順次緩めているところで、安心していただければと思う」と状況が改善しつつあると説明した。
「インスタックスのフィルムも同様で、外国人の転売ヤーが買い占め、買い回っていて、それでなかなか購入できないこともあった。しかし、2本パックを1本パックに変え、メインに展開して供給力を増やせるようにしたので、店頭でもだいぶ並ぶようになってきた。できる範囲で努力をしており、ご理解いただきたい」。
インバウンド需要にも落ち着き
富士フイルムのカメラ事業関連のインタビュー記事が掲載されています。
インタビューによれば、国内のカメラはインバウンドでの外国からの旅行者に製品を買われてしまっていて、国内では製品が流通しにくくなっていたのだそうです。しかし、若干円高になったことで、ある程度は購入数が減ったことで国内での供給が回復してきたとしていますね。
インスタントカメラ用のフィルムも同様で、こちらは転売対象になっていたようですが、これも供給力を増やしたり、販売を工夫するなりして供給が安定してきているようです。
急激な円安で、過去に発売されたカメラがかなり安く手に入るようになってしまったため、海外のECサイトなどで転売されることが多くなっているようです。一説によれば、国内で購入される30%ぐらいが海外に持ち出されて転売されているのではないかと言われていたようです(情報元は失念)。
また中国のWeiboでは、外装が偽装されたタムロンレンズが販売されていたとして中国のタムロンが注意喚起していることが伝えられています。これもおそらくですが、円安時に日本国内で購入した製品が中国に送られ、偽装された外装に収められて販売されていたのではないかと予想しています。
また、カメラの価格を国内向けに低価格に設定してしまうと、このような状態になってしまうということで、為替レートを勘案した価格設定になってしまい、国内ではかなりカメラが割高になってしまいました。簡単に値下げはできないでしょうから、仮に円高になった場合はキャッシュバックキャンペーンを増やすなどの施策が必要になるのかもしれませんね。
(via)Yahooニュース
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