ソニーのシェアが大躍進
ソニーのカメラ市場シェアが大躍進に関心が集まっています。そして動きの鈍いキヤノンは何らかの対応をするべきではないかと考えている人がいるようです。
日本からの最新のミラーレスカメラの販売データが届いた。2ヶ月連続でソニーが市場シェアでトップに立ったが、今月はその差をさらに拡大し、2位のキヤノンを上回る市場シェアを倍増させた。
BCNランキングによれば、日本のカメラ小売店の約40%から報告された販売データをもとに、2024年7月にはソニーがミラーレスカメラ市場の49.7%を占め、キヤノンの20.2%を大きく引き離した。その後にはニコンが12.6%で続き、富士フイルム、パナソニック、OMデジタルなどが残りのシェアを争っている。
(中略)
しかしこのデータによれば日本で販売されている新しいカメラの95%がミラーレスカメラであり、カメラの未来がどのように形成されていくのか示している。そしてソニーの現在の圧倒的に支配を考えると、キヤノンは心配するべきかもしれない。
ソニーの市場シェアは先月から16.4%増加したが、キヤノンは6月から5.5%減少した。
データを掘り下げると、最も売れているのはソニーのZV-E10で、その低価格と優れた機能により大成功を収め続けている。このカメラは特に動画に注力したコンテンツ作成用のよりコンパクトなカメラへの関心の波に乗っているようだ。
データはキヤノンが同じように買い手の心をつかむのに苦労していることを示唆している。キヤノンの独特なPowerShot V10のVlogカメラはトップ50には見当たらない。しかし、先月のデータではEOS R10とEOS R50がそれぞれランキングの3位と4位に入っていた。
もちろん運命を変えることに遅すぎることはないが、ソニーが最新のZV-E10 IIのようなカメラでZVシリーズを改善し続けているなかで、キヤノンは迅速に行動する必要があるだろう。鈍い巨人として知られるキヤノンは、より機敏なソニーに追いつくことができるのだろうか?
急激なシェアの上昇の理由は?
先日、BCNが月刊のミラーレスカメラのメーカ別シェアを公開しました。それによると、2024年5月はキヤノンとソニーのシェアは35%ずつほどで拮抗していたにも関わらず、その2ヶ月後、2024年の7月にはソニーが48.7%に大躍進し、キヤノンは20.2%とシェアを約15%ほど落としていることが話題になりました。
一方で、ニコンは当初は10%以下のシェアだったものがじわじわと上昇し、一時は15%を超え、2024年7月には12.6%のシェアということになっています。
ソニーが2024年7月に一時的に急激にシェアを伸ばしたのは、個人的には2024年の6月21日から開催されたαサマーキャッシュバックキャンペーンも多少は影響している可能性がありそうです。フルサイズカメラではα7IV、α7 IIIが、APS-Cではα6400がキャンペーンの対象となっており、一時的に売上げが増えた可能性がありますが、それでもソニーの伸びはこれまでにないもので驚きです。
もう一つの可能性としてはZV-E10の購入を検討していた人が、噂の流れていたZV-E10 IIの発表を待って、実際にどちらを購入すればいいか考えていて、実際のZV-E10 IIの仕様をみて価格の安いZV-E10の購入に一斉に流れたという可能性も捨てきれないのかなと思います。さらに供給が細くなっていた製品の供給が戻り一時的に販売数が増えた可能性もありますが、これも憶測でしかありません。
そしてキヤノンから見れば数ヶ月でかなりシェアを落としているわけですが、これは一時的なものの可能性も捨てきれないので、まだそんなに焦る必要もないのかなと思いますね。記事にもあるようにEOS R50やEOS R10は非常に売れています。
さらに「キヤノンのAPS-Cラインナップには見直しが必要? その理由とは」ではキヤノンのAPS-Cラインナップの見直しが必要という意見について詳しくお伝えします。
(記事元)DigitalCameraWorld
- キヤノン EOS C50は3000~4000ドル程度 EOS R6 IIIのセンサーを採用との噂
- 8月 一眼カメラ売れ筋ランキング キヤノン ソニー好調 富士フイルムが存在感増す
- キヤノンのCinema EOS C50の予想される仕様 R5 IIセンサーは搭載しないと噂
- キヤノン 新製品発表のティザー公開 9月9日にCinema EOS C50正式発表か!?
- キヤノン EOS R6 Mark IIIが9月15日までに登場する!?
- 【祝Z 24-70mm f/2.8 S II発表】 ニコン、キヤノン 発売日順製品一覧表を更新
- EOS R6 Mark IIIは非積層センサーで年内の発表は確実か!?
- EOS R7 Mark IIと思われる画像を入手!? 画像からわかるR7 IIIのこと
- キヤノン 多数のEFレンズが販売終了で発売中レンズは10数本に縮小
- キヤノン 300mm f/2.8、500mm f/4レンズの特許を出願
コメント
コメント一覧 (0件)
ソニーは8月から国内価格の値上げがあったので、7月はその駆け込み需要ですね。
そもそも公式ショップや大手カメラ専門店などが含まれないBCNランキングのシェアの信頼性が高いかは疑問ですが、海外サイトとしてはメーカー間のユーザー対立を煽ってPV稼げるから取り上げるのでしょう。
ソニーの7月の売り上げ台数が多いのはαサマーキャッシュバックキャンペーン
2024と8月からの値上げの影響かも知れません。
8月の売り上げ台数を見なければ何とも言えませんね。
ただしソニーは今月下旬からもαオータムキャッシュバックキャンペーン2024、
秋旅満喫キャンペーンを始めましたね。
本来なら、EOS R100、もしくは派生機を箱型一眼カメラ(EVF別オプション)にしてもっと安く販売しても良かったのかもとおもいます。
箱型カメラはニッチな支持者と安いカメラを欲してる層とスマホからの乗り換え組の受け皿になりそうなのに、
まだ発売してないのが不思議なんですよね…。