キヤノンが”アップル化”した!? R6 IIIベースに3モデル展開

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EOS R6 V

キヤノン 製品戦略がアップル化している?

これまでに私はEOS R6 Vの3250万画素センサーと全体的な性能について十分すぎるほど理解している。今回でこのカメラアーキテクチャを見るのは3回目だからだ。前述のとおり、EOS R6 V、EOS R6 Mark III、そしてEOS C50は本質的に同じ能力と内部構成を持っており、それぞれの用途に合わせて細かく最適化されている。

キヤノンが同じカメラをベースに3つのバリエーションを展開したのは今回が初めてだ。そしてそのやり方を見ると、特定のニーズに合わせた複数の製品SKUを用意するという点で、アップルの戦略を参考にしたように感じる。

しかし、その一方でこのカメラファミリーは少々分かりにくくなっている。実際のところ、どのモデルが自分に合っているのだろうか?

EOS R6 Mark IIIが「写真向けハイブリッド」、EOS C50が「動画/シネマ向けハイブリッド」だとすれば、EOS R6 Vに最も適した位置付けは「クリエイター向けハイブリッド」だと私は考えている。

特定ニーズにより深く刺さる機能を搭載

キヤノンの製品戦略がアップル化しているのではないかとDigitalCameraWorldが伝えています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

記事ではキヤノンはEOS R6 Mark IIIをベースに合計で3台のカメラを発売していると指摘しています。基本的な性能はほぼ同じで、それぞれ異なる味付けをした製品として登場させることで、3つのバリエーションを成立させているとしています。

わかりにくいのはEOS R6 VとEOS C50の違いだと思いますが、基本的には撮影者がすべて意図をもって様々な設定を決めて撮影し映像を作りこむのがシネマカメラのEOS C50で、様々なオート機能などを利用し撮影者の負担を抑えつつ失敗しにくいカメラがEOS R6 Vと言えるのかもしれません。そう考えると同じ動画向けでも役割がまったく異なってくると思いますね。

そして記事ではこのようなやり方はアップルを参考にしたのではないかと指摘しており、キヤノンはアップル化したのかと述べています。

このアップル化というのは、例えば1つのiPhoneの基本的な設計をして、GPUのコア数や機能を調整し、iPhone標準モデルとPro用を作っているように見えることから、このように表現されているようです。この他にも差別化としてカメラ数、広角レンズの有無、バッテリー容量、上位版のプロセッサーを採用して行われています。

しかし同じような戦略はニコンでも行われています。例えばNikon Z50、Nikon Z30、Nikon Zfcなどはそれぞれ兄弟機といった間柄ですし、Nikon Z6とNikon Z7も画素数違いでした。イメージセンサーでいえばニコンの多くのカメラでNikon Z6IIIの部分積層型はNikon ZRに、Nikon Z9の積層型はNikon Z8で使われています。

いまはかつてほどカメラが売れていないので、その都度すべてのカメラをまったく異なる仕様で作ることは開発費が莫大にかかってしまうため、ある程度はベースとなる機能を使いまわしてコストを最小化するというのは今現在では仕方がないのではないのかなと思いますね。

EOS R6 V、EOS R6 III、EOS C50 主な違い
項目EOS R6 VEOS R6 IIIEOS C50
製品コンセプトR6 IIIの技術をベースにした動画特化ハイブリッド機EVFとボディ内手振れ補正を備えたハイブリッド機プロ向け動画機能を重視したシネマ寄り機種
EVF非搭載搭載非搭載
IBIS搭載。中央7.5段補正搭載。中央8.5段補正非搭載
メカシャッター非搭載搭載(記載なし)
動画向け設計動画操作向けボタンやズームロッカーを搭載ハイブリッド重視プロ用インターフェース重視
センサー3250万画素フルサイズセンサー搭載同じ3250万画素センサー搭載同じ3250万画素センサー搭載
4K/高フレームレートオーバーサンプリング4K60p、4K120p、2K180p対応同等機能あり(記載なし)
Open Gate 7K30p対応対応。ただし発熱制限あり対応
オーバーヒート耐性アクティブ冷却で4K60pを2時間超、7Kオープンゲート無制限見込み4K60pや7Kオープンゲートで約30分程度“究極の熱耐性”を重視
冷却機構内蔵ファン搭載(記載なし)高い熱耐性を重視した設計
プロ動画機能波形、False Color、ヒストグラム対応(記載なし)タイムコード、アナモフィック対応、RAW圧縮形式対応
メニュー構成ミラーレス系メニューのみ(記載なし)写真用と動画用の両系統メニュー
縦横同時記録非対応(記載なし)Open Gateから縦横同時収録可能
XLRハンドル非付属記載なし付属
写真用途への適性動体撮影や人工照明下では不利写真用途でも高い汎用性動画用途寄り
想定ユーザーEVF不要な映像制作者やクリエイター向け写真も重視するハイブリッドユーザー向けタイムコードや高信頼動画運用が必要なプロ向け
記事内の総評多くのユーザーにはR6 VかR6 IIIが最適写真重視なら有力より限定的なプロ用途向け

さらにキヤノンの新レンズの噂を「キヤノン “世界初”のレンズ2本計画中? 一つはRF24-70mm F2か?」で詳しくお伝えします。

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EOS R6 V 主な仕様

EOS R6 V 主な仕様
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センサーサイズフルサイズCMOSセンサー
画素数約3250万画素
センサークリーニング
イメージプロセッサDIGIC X
手ぶれ補正搭載 協調制御対応
手ぶれ補正効果
高速連続撮影最大約40コマ/秒
シンクロ同調1/60秒 ハイスピードシンクロ使用不可
動画撮影最大7K 60p
シャッター速度電子シャッター:1/16000~30秒
ISO標準:125~12,800 拡張:ISO64 / ISO80 / ISO100 / ISO25600 / ISO51200
フォーカスポイント[静止画]最大6097ポジション(91×67)
[動画]最大4641ポジション(91×51)
EVF
背面液晶3.0型バリアングルタッチパネル式液晶 約162万ドット
メモリカードスロットCFexpress Type-B、SD/SDHC/SDXC USH-II対応 デュアルスロット
サイズ約141.8(幅)×83.3(高さ)×79.7(奥行)mm
質量約688g(バッテリー、CFexpressカードを含む)

コメント

コメント一覧 (5件)

  • R6シリーズはモデルチェンジの期間が他のシリーズよりも短いので、他の機種にも転用する必要あるにしても、同時期に他に2機種はかなり多い
    何ならR8Ⅱにも採用されたら、4機種になる可能性もある
    そうするとユーザー目線では飽きて来る
    その意味でもR6Ⅱのセンサーは残して、R8Ⅱに使って欲しい
    でないとR8Ⅱさえもかなり値段が上がる可能性があるから
    しかもRPも廃盤になってる模様なので、その後釜をR8に担わせる為にも
    キヤノンはR8Ⅱを出したら、R6Ⅱは廃盤にするでしょうし、廃盤にしないとイケない
    でないとR8Ⅱが売れないから
    今は一時的にR6Ⅲの値崩れ防止の為にR6Ⅱは存在してるだけで、中身が似てくるであろうR8Ⅱが出たら、R6Ⅱは無くさないと重複する
    少なくとも同じセンサー使ってるなら尚更
    仮にR8ⅡがR6Ⅲのセンサー使ってしまったとしても、価格帯が似通ってくるから、R8Ⅱ出てから3か月以内にはR6Ⅱは出荷停止にすべき
    その上でR8Ⅱ出てもR8は無くさないで、少なくともR8Ⅲが出るまでは販売継続にすべき
    その上でR8は市中価格14万円まで下げる
    キャッシュバックは1万円設定
    そうすれば13万円で買える
    そこまでソニーは付き合ってこない
    実際α7Ⅲはα7Ⅳが出てもほとんど値下げしなかったし、今でもそう
    ソニーは型落ちになっても値段を下げないが、キヤノンはある一定範囲で継続販売する場合は値下げした方が良い
    でないとソニーには勝てないでしょ
    まだα7CⅡがかなり人気あるから
    もう2年半経過して、秋には3年経つ
    そろそろモデルチェンジのタイミングに近付いてる
    α7CⅡは途中少し値段下げてる珍しい機種だが、今の感じでキヤノンがモタモタしてると4年目も蹂躙されるのでは?
    もはや価格帯的にR8シリーズが競合するが、余程R8Ⅱは性能上げないと苦しい
    R6Ⅱのセンサー使うにしても、プロセッサーの改良は当然求められる
    そこがキヤノンの厳しい所なのかもしれないな

  • ソニーでいうとα7IV、α7CII、FX2が同じセンサーで3機種展開でしたね。
    R6III、R6V、C50はどちらかというと動画寄りの3機種展開ですね。

  • Appleのような売り方というか、部品流用はどこでもやってることですね。これだけでApple化というのは些か大袈裟すぎるといいますか、まるでAppleが初めてやったような言い方にモヤッとするというか・・・Apple化と言いたいだけなのでは?
    Canonの場合はソニーほどの生産能力があるわけではないと思われるので、同センサーを一定期間一点集中して製造するための三機種展開ではないでしょうか。逆に言えばそれだけのポテンシャルがこのセンサーにあると踏んでいることになるのでしょう。

  • 同じセンサーを複数機種で採用するのは合理的でむしろ当たり前だと思うけど、キヤノンは機種が細分化しすぎてて分かり辛いと思うことはあります。

  • キヤノンは世代を渡ってセンサーの使い回しは通常運転で過去にもやってきたが、この価格設定しといて主要部品の共通化は退屈に見える
    たまたまR6シリーズは毎度センサーは切り替えただけに
    初代R6は1DXⅢのセンサーだった
    R6Ⅱはまだどれにも引き継がれてない
    コレだけ孤立してる
    ココから派生したカメラで25万円以下のカメラのラインナップは増やして欲しい
    R6Ⅲがココまで多く派生してるのであれば
    キヤノンは相変わらず裏面照射単独で採用できないのであれば、32MPでさえも多く感じる
    裏面照射センサー採用できるのであれば、まだしも
    α7Ⅳが33MPなのは裏面照射の裏付けがあったからこそ
    裏面照射でもないのに同等の画素数採用してれば、ソニーに高感度性能で勝てないのは当然
    特にISO3200以上になると目立ってくるから
    その課題が解決してないのに、ソニーに無理に追い付こうとするから破綻が出る
    しかも何故か裏面照射採用してないのに、ソニーより値段が高かったりする
    たからα7Ⅴでも独走を許してる
    完全にキヤノンの作戦負け
    いずれにしても、C50は売れてないんだろうな
    R6Vに期待するしかないのか?
    R6Vは4万円高い気がするんだが
    いずれにしても、R8Ⅱの性能に期待したい

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