ニコンのRED買収は吉と出るか凶と出るか
ニコンのRED買収、その背後には何があるのでしょうか?REDの特許問題、ニコンとのライセンス再交渉の可能性にも触れています。
元CEOが戻ってきたATOMOSが、ニコンとREDの取引に興奮した背景には何があるのか?
REDは長年にわたって、カメラ業界の多くの会社を法的な行動に巻き込んできた。これらの企業の一つがATOMOSだ。
ニコンがREDを買収して以来、物議を醸すATOMOSの元CEOが会社のトップとして戻ってきた。メルボルンからの「ATOMOSはニコンによるREDの買収を歓迎する」という声明に、多くの熱狂的な声が上がった。
なぜだろうか?
私の考えでは、その熱狂はATOMOSがニコンとの間で、彼らの厳しいRAW録画のライセンス契約を再交渉、または無効化するチャンスがあるからだ。ATOMOSが彼らのポータブルレコーダーでProRes RAWのような圧縮RAWコーデックを使用したことで訴えられていたため、2019年のREDとの契約は必要なものだった。そのため現在では、すべての販売した製品に対してREDにロイヤリティを支払わなければならなくなった(ただし契約の具体的な条件は公開されていない。)。
ATOMOSはデジタル一眼レフ革命の最盛期とNikon D800のクリーンなHDMI出力の登場以来、ニコンとは密接に協力してきた。そのため、すでに関係は良好だ。
ATOMOSだけでなく、REDが子会社となった今、ニコンと条件を再交渉したいと考えている、過去にREDが訴えていた(それとも迫害?)人や企業は大小を問わず相次いでいる。
(中略)
カメラ市場では、AIが映画撮影業界を覆いつつあり、さらに多くの買収が見られるかもしれない。これはSoraのようなAIツールが業界を怖がらせているからだ。このようなツールは以前であればミラーレスカメラやATOMOSレコーダーで撮影されていた商業動画撮影の大部分を置き換える可能性がある。
「伝統的な」映画制作ツールが、例えばわずか数年後には、ずっと販売数が少なくなるだろうと予測しているのであれば、ATOMOSのような会社が「ピーク」と考え、企業の売却でタオルを投げるのに良い時期かもしれない。
これはすべて私見に過ぎず、カメラ業界は引き続き繁栄を続けるかもしれない。しかし、私はAIは本当に問題のように見える。
もしかしたらREDが今手を引いたことは賢い行動だったのかもしれないと思わないだろうか?
今後の映画業界の動向にかかっている
ニコンのRED社は海外でも大きな話題となっています。主に話題となっているのはREDが所有している圧縮RAWの内部記録に関する特許で、上記でもそのことに触れられています。全文は記事元リンクからご覧ください。
記事ではATOMOSのトップに返り咲いた元CEOの発言が話題になっているとしています。それはATOMOSはニコンによるRED買収を歓迎するといった発言でした。
ATOMOSというのは、HDMI接続で内部に動画の記録もできる外部モニター兼動画記録装置を製造しています。ミラーレスカメラなどに取り付けることで、背面液晶より大きな画像をライブビューを見ることが可能ですし、カメラよりも美しい動画として記録することも可能となっています。ATOMOSの製品では日本語の単語が使われており、Ninja、Sumo、Shogunなどと聞けば知っている人も多いと思いますね。
さて、この人がニコンのRED買収を喜んでいるのはなぜかというと、ニコンとライセンスに関して再交渉できる可能性がでてきたからではないかとしています。ニコンはREDと訴訟をしていたわけですが、ニコンはREDの特許そのものが無効だとして裁判をしていたと言われています。つまり、ニコン自身が特許は無効だとして裁判をしていたのだから、今度はニコンがその特許を行使できるようになったいま、ニコンはその特許を無効とするか、または再交渉して契約料を減額するべきと考えている可能性がありそうです。
ニコンとREDは実質的にニコンが勝利したのではないかと言われており、これはREDがニコンの言い分のほうに勝ち目があったと考えた可能性もあり、このことは問題をかなり複雑にしています。しかし、合意内容については明らかになっていないため、このことは推測でしかありません。
REDと訴訟をしていた企業は多くありますので、今回の買収を再契約のチャンスだと考えている企業は多いはずだとしています。そのためニコンはひょっとしたらとんでもないものを抱え込んでしまった可能性もあるのかなと思ってしまいますよね。
さらに、今後の映像制作ではAIによる動画の作成が全盛になる可能性があるとすると、確かに動画撮影市場は縮小していく可能性があり、このことはRED買収が無駄なものにしてしまう可能性があるとも指摘しています。
確かにAI生成により映画を撮影すれば、わざわざロケをする必要もないですし、実際にカメラを利用して撮影する機会は減っていく可能性がありそうです。おそらく、アニメに関しては完全にAI生成に置き換わるのは時間の問題だと思いますね。実際にはどのようになるのでしょうか?映像制作に関しては、遅くとも5年後にはその傾向がわかるのかもしれません。
さらに「Nikon 1は技術習得のためD3開発チームが担当?? カメラ開発の裏側を妄想する」ではNikon 1はNikon D3開発チームが開発した可能性について詳しくお伝えします。
(記事元)EOS HD
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