タムロン 28-70mm f/2.0の特許を出願 大口径かつ小型化を両立

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タムロン新レンズの特許

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広角端 中間 望遠端
焦点距離(mm) 28.85 44.26 67.90
FNo 2.06 2.06 2.06
画角(°) 74.9 50.5 33.8

広角端 中間 望遠端
焦点距離(mm) 28.85 44.25 67.90
FNo 2.06 2.06 2.06
画角(°) 74.5 50.7 33.4

広角端 中間 望遠端
焦点距離(mm) 28.85 42.65 63.05
FNo 2.06 2.06 2.06
画角(°) 76.0 52.6 36.2

焦点距離(mm) 28.85 44.26 67.89
FNo 2.06 2.06 2.06
画角(°) 75.3 50.4 33.4

大口径標準ズームの特許

タムロンが新レンズの特許を出願していたことが明らかになりました。上記がその特許に記載されている実施例です。似たような仕様をまとめると以下のようなレンズの特許であることがわかります。

  • 28-70mm f/2.0
  • 28-60mm f/2.0(28-65mm f/2.0?)

画角と焦点距離の関係からフルサイズ用のレンズで、仕様から未発売のレンズの特許だと思われます。

この特許の課題の背景として、近年の撮影ニーズは「明るさ」と「携帯性」の両立を強く求める傾向にあります。開放F値が小さい、いわゆる大口径ズームレンズは、ボケ表現や暗所性能の面で高く評価される一方、その構造上どうしても鏡筒が大きく、重量も増してしまうという課題を抱えています。

また、広角から望遠までをカバーするズーム全域で、球面収差やコマ収差、像面湾曲といった収差を良好に補正するのも容易ではありません。既存の大口径ズームでは、光学性能の高さと引き換えに携帯性や駆動機構の小型化が犠牲になっているケースが多いといえます。

この発明が解決しようとしているのは、まさにその「相反する要求」の同時達成です。つまり、開放F値の明るい大口径比を維持しつつ、全体のレンズ構成を見直すことで鏡筒の小型化を図り、さらにズーム全域での収差補正を最適化しようというものです。

特許では、複数のレンズ群を正・負の屈折力で組み合わせ、そのうち特定の群をズーム動作に伴って光軸方向に移動させる構成を採用しています。さらに、各レンズ群の横倍率や移動量の関係を定量的に制御する条件式を設定し、ズーム機構の動作効率と光学的な整合性を両立させています。

特許を読むと前玉側や後玉側のいずれかが移動し、群間距離も可変という記述があるので、鏡筒の長さが変わる一般的な繰り出しズームに該当するようです。

この構成によって得られる効果は多岐にわたります。まず、大口径ながらも鏡筒全体をコンパクトに設計できるため、カメラとのバランスが良く、取り回しやすいズームレンズが実現します。また、ズーム域全体での収差補正が向上することで、広角端から望遠端まで安定した解像性能と自然な描写を得ることができます。

加えて、レンズ構成が効率化されることで、フォーカス駆動やズーム駆動のメカニズムも軽量化され、操作感や応答性の面でも利点があると考えられます。結果として、単に明るいというだけでなく、実用性と描写性能を両立させた新世代のズームレンズ開発に関する特許と考えられそうですね。

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