パナソニック ストックフォトサービス使用を認める
製品サイトについて、パナソニックの広報担当者は28日、取材に対し、「ミラーレス一眼新製品S9の機能やシーンを紹介するWebサイトの画像で、ストックフォトサービスから利用許諾を得た画像の使用がありました」と認めたうえで、こう説明した。
「機能やシーンのイメージを伝える画像において、新製品の撮影写真ではないことへの注釈がお客様にとってわかりにくい内容と場所での表記となっておりました。誤解を与える画像使用であったことを、深くお詫び申し上げます。該当の画像については可及的速やかに差し替えを予定しています。頂戴したご意見を真摯に受け止め、今後、誤解のない商品紹介ページづくりを行なっていきます」
パナソニックがLUMIX S9の製品ページにおいてストックフォト(写真の素材集サイト)の画像を利用したことを認め謝罪しています。
この問題については、まずは以下の記事を読んでおおまかな流れを理解していただけるとわかりやすいです。
SNSなどでパナソニックのLUMIX S9の製品ページにおいて、LUMIX S9で撮影されたものでない画像が利用されているのではないかと指摘され、話題になっていました。カメラの機能や性能について宣伝する製品ページであるため、異なるカメラで撮影された画像を利用することは、その製品の優良誤認を誘う行為になる可能性があるのではと指摘する声もありました。
パナソニックはその指摘に関して、サイトにはあくまで機能を伝えるサイトで、実際に撮影された写真ではないことの表記がわかりにくい場所に表記してあったこと、誤解を与えるような画像の使用であったことを認め、謝罪をしています。
実際には、他社のサイトでも同様のことが行われているとの指摘もあり、SNSなどでは「これは紛らわしい」「他のカメラでも同様なことが行われているのでは」「カメラメーカの闇」などと指摘する声があがっています。
今回、このような状況になったことで、カメラの紹介に利用されている画像が、本当にそのカメラで撮影されたものであるのかどうか、それらの表記がわかりやすく表示されるようになると思いますね。そして、パナソニックは問題の画像について差し替えを予定しているということです。
(記事元)JCASTニュース
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コメント
コメント一覧 (6件)
発表された文書に日付、社名、部署名などが一切書かれておらず、更なる失望と批判を生んでいますね。どんなに急いでいたとしても、日付と社名くらいは必須でしょう。
既にS9以外の事例も多々見つかっている中で、今更S9の話に限った文書というのも、リスクマネジメントのスピード感に欠けます。おそらく最も酷いのは12-32のページで、5DsR+タムロン150-600で撮った428mm/F5.3の写真が使われています。12-32では絶対に撮れない写真で、景品表示法違反(優良誤認)を問われかねませんね。
また、他社もやっているという擁護は実例がほぼ出てこないばかりか、即座に反証を出される場面も見ました。大幅なレタッチの話と混ぜて擁護する人もいたり……。
今のところ、唯一PowerShot Zoomの広告が実例としてありましたが、小さいながらも「実機で撮られたものではありません」と併記されており、(良いとは思いませんが)問題の程度が大きく異なるように思います。
Huawei P9の事例を思い出しましたが、だいぶ前からやっているようですから、見直しや差し替えも相当大規模になりそうです。
DC-S9発売直前だというのに、出鼻をくじかれてしまいましたね。
DC-S5M2やDC-G9M2のときには特に騒がれなかったので、やはりDC-S9は注目を集めているのでしょうか。
カメラの知識が無い外注か代理店か何かが作成したのかもしれませんが、チェックは開発部門もしないといけませんね。大企業病というか、分業で担当していると横の繋がりが希薄になりがちです。あるいは、意見した者も中にいたのかもしれませんが、もみ消されたのかも。そんな体質がPanasonic全体の事業目標未達にも影響しているというのは飛躍し過ぎでしょうか。
何をそんなに騒ぐんだメンドクサイ世の中になったもんだ。
というのが本音です。
探せば他社も同様でしょう。
(中級機の説明写真に上級機の写真が使われたりしています)
サンプル画像と表記されていなければ単なるイメージとしか
見ていないので気にも留めないです。
そうしなければ小さい機能説明写真にも全て使用機種名を入れるという
事になります。
それこそ異常でしょう。
これで騒ぎになるならばミラーレスのみならずコンデジ、
スマートフォンいくらでも出てきそうです。
パナソニックの当該ページでも”画像・イラストは、効果を説明
するためのイメージです。”と書いてはありますね。
大騒ぎするほどの問題ではないかと思います。
作例ページを定常設置していないのはパナくらいです。ソニーのボディページには無いですが、所々に撮影情報付きで載っています。
その中で「高画質」のような紹介部に写真があれば、普通はそのボディの作例と捉えるのでは。また、レンズの描写力を説明し、写真下に焦点距離記載まであるのに、それがただのイメージだと皆が思い至るでしょうか。
発端はAF機能説明の部分でしたが、今や作例と見える箇所も含め多数、明確に他社機種で撮られたものも複数、その上で他製品含め常態化していることが批判されています。
コンプラを過ぎてインテグリティが注目される時代、面倒というのはある程度同意ですが、だから問題ないわけではないのです。
他社も多分やっているからOKではなく、他社がそうでも自分たちはやらない、という姿勢が大事だと思いますよ。他社がどこでどの程度やっているか、具体例を知りませんが。
少々騒ぎ過ぎの感がありますね。
機能を説明するイラスト代わりのものであれば、S9で撮った写真でなくても良いでしょう。
現在はS9のサイトは、パナソニックのカメラで撮った写真に差し替えられ、注釈も付きましたが、S9で撮ったものがほとんどないのは残念と言えば残念です。画素数が2倍のS1Rで撮った写真を載せられても、という感じはします。
ただ、糾弾するほどのことではないと思いますが。