キヤノン 2024年第1四半期の決算を発表
キヤノンが2024年第1四半期の決算を報告しています(上記の画像タップで拡大します)。説明会資料によれば、2024年第1四半期に関しては、デジカメ、インクジェットプリンタの販売台数の減少で、減収、減益になったそうです。
2023年第1四半期の実績と比較して、売上高が25億円減少し、営業利益が10億円減少したそうです。
ちょっと状況的に深刻かもしれないのは、2024年第1四半期のレンズ交換式デジタルカメラの販売台数が、前年と比較して31%も減少していることです。カメラ関連のランキングでもキヤノン製品が上位に入る台数が少なくなっていたことを反映しているのかもしれません。
また、カメラの新製品がここのところ発売されていない影響も考えられそうです。
下記のカメラの発売月を確認してみると、2023年の第1四半期の決算に関係しそうな新製品として2022年12月のEOS R6 Mark IIの発売、2023年3月のEOS R50の発売と人気機種が続いているため、これが影響して前年同期比でマイナスになっている可能性も高そうです。
発売日順ニコン、キヤノンレンズ一覧
年 | 月 | ニコン | キヤノン |
2022 | 1 | Z 24-120mm f/4 S | |
Z 28-75mm f/2.8 | |||
2 | Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S | ||
Z 400mm f/2.8 TC VR S | |||
3 | EOS R5 C | ||
4 | Z 800mm f/6.3 VR S | ||
5 | RF1200mm F8 L IS USM | ||
RF800mm F5.6 L IS USM | |||
6 | EOS R7 | ||
RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM | |||
RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM | |||
7 | Z 400mm f/4.5 VR S | EOS R10 | |
8 | Nikon Z 30 | RF24mm F1.8 MACRO IS STM | |
RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM | |||
10 | Z 17-28mm f/2.8 | ||
11 | Z 600mm f/4 TC VR S | ||
12 | EOS R6 Mark II | ||
2023 | 1 | RF135mm F1.8 L IS USM | |
3 | Z 85mm f/1.2 S | EOS R50 | |
Z 26mm f/2.8 | RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM | ||
4 | EOS R8 | ||
RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM | |||
5 | Nikon Z 8 | RF100-300mm F2.8 L IS USM | |
Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR | |||
6 | Z DX 24mm f/1.7 | EOS R100 | |
7 | Z 70-180mm f/2.8 | RF28mm F2.8 STM | |
8 | Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR | ||
10 | Z 135mm f/1.8 S Plena | RF10-20mm F4 L IS STM | |
Nikon Z f | |||
Z 600mm f/6.3 VR S | |||
12 | RF200-800mm F6.3-9 IS USM | ||
RF24-105mm F2.8 L IS USM Z | |||
RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM | |||
2024 | 4 | Z 28-400mm f/4-8 VR |
一方だ通年の業績予想に関しては、第2四半期~第4四半期のレンズ交換式デジタルカメラなどの販売は堅調に推移するとして、通年で増収増益になるとしています。なので、今四半期のみの影響で、全体的に見れば特に問題がないのかもしれませんね。
(記事元)キヤノン
キヤノンの最新ニュース!
- EOS R5 Mark IIの供給状況 人気で続く”納期6ヶ月” 黄金週間までに手に入れられるか!?
- 中古カメラ市場ではニコン製品が人気!? 中古ランキング席巻の謎
- カメラのキタムラ売れ筋ランキング Nikon Z30が首位 EOS R5 IIが2位で猛追
- サムヤンのRF-Sレンズは正式認可を受けている!? キヤノンのレンズ戦略に変化か?
- EOS R1は報道スポーツ写真に理想的だが少し専門的になりすぎたかもしれない
- キヤノンが24-130mm f/4、24-80mm f/2.8のレンズ特許を出願
- キヤノン R6 III、積層センサーのR7 II、プロ向けRF-Sレンズ2本計画中か
- キヤノンRF50mm F1.4 L VCMの供給不足を告知 通常より時間がかかる可能性
- キヤノン EOS R1のテクノロジを解説する特設ページ公開 クロスAFの技術ほか
- RF70-200mm F2.8 L IS USM Zに白と黒のカラバリが設定された理由が判明
コメント
コメント一覧 (3件)
R8は機能や造りに対して割高
R100は使い物にならない
R50買った方がマシ
しかもRF-Sのレンズが少な過ぎて飽きられる
この展開は第二四半期も続く
何故ならシグマのレンズは早くて7月
6月迄はキヤノンのAPSCカメラは普通にしか売れないし、キヤノンは6月にR5Ⅱ売れれば良いと思ってるのでは?
そうすれば第二四半期の数字が伸びるから
早くR8の店頭価格が20万切らないと売れない
でしょ
にしても予想外にR8の人気落ちるの早かった
まぁそこそこは売れてるけど
R6Ⅱが高過ぎる
為替の関係
アメリカで2,500ドルで販売してるから
まだ日本では安く売ってる位の勢いだから
しかももうすぐ1ドル155円
金利差とか分かったクチ聞く世間知らずの専門家いるが、ドル独り勝ちはアメリカの輸出産業崩壊し自国にダメージあるし、輸入が増える
日本はFRBが3%に金利下げないなら徹底的に米国債売りまくってプレッシャー掛けてやればいいのに
慌ててスミマセン金利下げますと言い出すから
日本は米国債保有高ダントツトップの1兆1,500億ドル
2位の中国でも8,000億ドル
言う事聞かないなら5,000億ドル売却するって言えば良いのに
日本も損を被るがアメリカ国債も暴落するから景気も悪くなって嫌でも金利下げざるを得なくなるのに
ちょっと気になったので 2023 年度第4四半期の資料を見てみました。
レンズ交換式デジタルカメラの数量は
1Q +29%, 2Q +29%, 3Q -15%, 4Q -2%
と推移しており、前年度の 1Q の好調の分が打ち消されてもとに戻ったということでしょう。
また、2023年度の 3Q 以降はおそらく売り上げが上がりすぎないように調整しているのでしょう。
2024 年度は 2Q か 3Q から 1Q 分の不調を取り返す計画なのではないかと思われます。
キヤノンはプロ機から廉価機まで多くの種類を展開しているので
数は出ても売り上げ額は伸びないかも知れませんね。
キヤノンの主力はカメラから他の業種に移ってしまったので影響は
ないでしょう。
キヤノンの今期の業績は前年度より上がると予想していますし
心配してもしょうがないかな。