はじめに
このたびの台風災害により被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。まだ浸水されている地域があるようですが、一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
Nikon Z50が商品登録されました
価格.comにNikon Z50の各キットが登録されました。これで初値の価格がわかりますね。というわけで調べてみました。価格は以下ようになっています。
・Z50ボディ 10万7910円
・Z50 16-50 VRレンズキット 12万5820円
・Z50 ダブルズームキット 15万2850円
で、これは平均価格ではなく最安値の価格なのですが、すべてのキットで最安値をつけているのはカメラのキタムラです。キタムラは決して激安系のショップではなく、どちらかというと平均価格に近い価格設定をするショップですので、この価格が恐らく価格.comにおける平均価格付近になると思われます。逆に言うと、激安系のショップが参入してくると最安値はもっと安くなると思われます。
具体的には例えばソニーのα6400ダブルズームレンズキットの最安値は約11万4000円ですが、カメラのキタムラは約13万8500円という価格設定になっています。その差は約2万4000円ほどありますので、激安系のショップがZ50を販売すると、上記のZ50の価格からマイナス2万円ほど安くなる可能性がでてくるかもしれないということになりますね。
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想定価格より安かった?
それではニコンが発表していた予想店頭価格と比較してどうだったでしょうか?想定価格は以下のようになっていました。
・Z50ボディ 11万9900円
・Z50 16-50 VRレンズキット 13万9810円
・Z50 ダブルズームキット 16万9840円
これをみると全般的にカメラのキタムラの価格(想定される平均価格)より1万2000円~1万7千円ほど想定価格より安い価格になっていて、思ったより価格的にニコンは健闘しているように思えます。
さらにニコンはキャッシュバックキャンペーンを実施していて、Z50の購入で最大で2万円のキャッシュバックがあります(参考 ニコン APSミラーレスのNikon Z50購入で最大2万円キャッシュバック)。それを考慮するとZ50はかなり価格競争力があると考えられそうです。
それでは、現在のソニーα6400の各キットと、キャッシュバックキャンペーンを含めたZ50の価格を比較してみます。
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Z50とα6400の価格を比較
ここでは条件を同じにするためにカメラのキタムラの価格を参考に、キャッシュバックキャンペーンの価格を計算してみます。α6400もZ50もカメラのキタムラにおける現在の価格です。すると以下のようになります。
α6400 ボディ 10万5730円
α6400 パワーズームレンズキット 11万3050円
α6400 ダブルズームレンズキット 13万8420円Z50 ボディ 10万7910円-キャッシュバック1万円=9万7910円
Z50 16-50 VRレンズキット 12万5820円-キャッシュバック1万5000円=11万0820円
Z50 ダブルズームキット 15万2850円-キャッシュバック2万円=13万2850円
こう考えると、全体的にα6400の各キットよりZ50のほうが価格が安くなることがわかりますね。製品によっては8000円以上も価格が安くなる場合もあり、これはかなりα6400と比較して価格的競争力があるのではないかな?と思います。
さらに今後の価格次第ですが、α6400の発売は今年の2月で、それから8ヶ月ほど経過した価格に対してのNikon Z50との比較になっています。ソニーのα6400は発売当初はもう少し高い価格でした。例えば、ダブルズームレンズキットの平均価格は発売当初には約14万8000円ぐらいだったのですが、それが下落して現在の価格まで下がってきています。その価格と発売間近であるNikon Z50のダブルズームレンズキットがキャッシュバックを含めて約13万3000円というのは、ソニーαと比較してかなり戦略的な価格設定になっているのかな?と思います。
個人的に気になるのはα6400がパワーズームであることで、やはり手動でズームをしたいと考える人にはニコンの16-50mmは気になると思いますね。さらに、レンズの描写性能によってはやはりニコンのほうを購入したいなと思う人も出てくるのではないか?と思います。みなさんはどうお思いでしょうか?
(記事元)https://kakaku.com/camera/mirrorless-slr/itemlist.aspx?pdf_se=13
コメント
コメント一覧 (1件)
おっしゃられる通り、今後は発売開始前後にどれぐらいの激安系ショップが参入して来るかがポイントになるかと思います。上手く行くと、ダブルズームキットが11万円台後半から12万円台で手に入るかもしれませんね。
ただ、10万円超えは一般の方、特に初心者の方が考えられる上限を超えているように思いますので、KissM(激安系8万)やM100, 200(激安系5万、9万)の対抗馬には難しいのかなと思います。
とはいえ、M6等とはスペック的に見劣りしてしまい、比較の対象とはならない様です。
したがって、裾野を広げるためにはより安価な戦略的機種が必要であることは間違いないと思います。ただ、初号機として見れば、Z50は性能と価格比では他のメーカーにもそれほど負けて居らず頑張ったように思います。
結論としては、今後は間髪置かずにZ50の上位機種(Z70?、Z80?)および下位機種(Z30、ファーンダーレスでもOK)と、高倍率ズームおよび少し明るめの単焦点(標準マクロ等)を用意出来れば、激戦の中でも一定の立ち位置を確立出来るのではないでしょうか。
最後に、Zシリーズは女子部の取り込みが弱いと思いますので、下位機種ではパステル系のカラバリやチャーミングな名称なども欲しいところですね。