X100VIとX100Vの主な違い
センサーが一新され見た目は同じでも、様々名部分でかなり進化しているようです。そこで旧機種のX100Vとどこが違うのか、大まかに違いところをまとめてみたいと思います。
X100VI | X100V | |
有効画素数 | 約4020万画素 | 約2610万画素 |
画像処理エンジン | X-Processor 5 | X-Processor 4 |
標準ISO | ISO125~12800 | ISO160~12800 |
手振れ補正 | 6.0段 | なし |
電子シャッター | Pモード: 30秒~1/180000秒 | Pモード: 30秒~1/32000秒 |
被写体認識 | 顔/瞳/動物/鳥/クルマ/バイク&自転車/飛行機/電車 | 顔/瞳認識 |
動画トラッキングAF | あり | なし |
背面液晶チルト角度 | 45度 | 30度 |
動画 | 最大6.2k 30p | 最大4k 30p |
フィルムシミュレーション | 20モード | 17モード |
WiFi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11b/g/n |
バッテリー | EVF時約360コマ | EVF時約350コマ |
寸法 | 128.0×74.8×55.3mm | 128.0×74.8×53.3mm |
重量(バッテリー、メモリ含む) | 約521g | 約478g |
ボディ内手ぶれ補正機能の搭載
まず主な違いはイメージセンサーの画素数が大幅に多くなったことですね。またイメージプロセッサも新しいものとなっています。このため、動画も6.2kまで内部記録できるようになっています。
さらに手振れ補正機能が搭載され、6.0段分の手振れ補正効果があるとしています。被写体認識機能としては、従来の顔、瞳認識AFだけでなく、動物や電車なども認識されるようですね。
ボディ内手ぶれ補正が搭載されることで、バッテリー寿命が短くなることが予想されたわけですが、X100VIではむしろ撮影可能コマ数が10枚増えており、バッテリーの寿命についてはそれほど気にしなくてもよさそうですね。
他の細かい部分としては、WiFiがIEEE802.11 acにも対応していること、フィルムシミュレーションの数が増えていること、背面液晶のチルト角度がより広く開くようになっており、便利に利用できそうですね。
X100VIの店頭予想価格は税込みで28万1600円、発売は3月下旬を予定しているとしています。
X100VIの主な仕様
センサーサイズ | APS-C X-Trans CMOS 5 HRセンサー |
画素数 | 約4020万画素 |
センサークリーニング | 圧電素子による超音波方式 |
イメージプロセッサ | X-Processor 5 |
手ぶれ補正 | 5軸ボディ内手ぶれ補正 |
手ぶれ補正効果 | 6.0段 |
レンズ | 23mm f/2.0 |
高速連続撮影 | 最大約20コマ/秒 |
動画撮影 | 最大6.2k 30p |
被写体検出 | 人物の顔や瞳、更に動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車・昆虫・ドローン |
シャッター速度 | メカシャッター:Pモード: 30秒~1/4000秒 Aモード: 30秒~1/4000秒 S/Mモード: 15分~1/4000秒 バルブ: 最長60分 電子シャッター:Pモード: 30秒~1/180000秒 Aモード: 30秒~1/180000秒 S/Mモード: 15分~1/180000秒 バルブ: 1秒固定 |
ISO | ISO125~12800 (1/3ステップ) |
EVF | EVF: 0.5型有機ELファインダー 約369万ドット |
背面液晶 | 3.0型チルト式タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター |
メモリカードスロット | SD/SDHC/SDXC USH-II対応 シングルスロット |
サイズ | 128.0×74.8×55.3mm |
重量 | バッテリー、 メモリーカード含む: 約521g |
富士フイルムの最新ニュース!
- 富士フイルム GFX100II、X-H2、X-H2S新ファーム公開 AF性能大幅向上との報告も
- 富士フィルムのパノラマ撮影のカメラではソニーの”横長”センサーが採用される??
- 富士フィルム PENTAX 17のデジタル版を計画中!? ディプティック写真用カメラとの噂
- 富士フイルム “カメラの増産を重ねている 商品を渡せる目処が言えるように”
- 富士フイルムX-M5は小型でクール、かつ非常に優れたVlog向けカメラ
- 富士フイルム X-M5はVloggerを対象にしているが静止画撮影者も忘れていない
- 【検証】富士フイルム X-M5の流れていた噂が正しかったかどうかを検証する
- 富士フイルム XF16-55mmF2.8 IIはボケが滑らかで心地よい印象 フォーカスも速い
- 富士フイルム X-M5のAF性能はX-T5より向上 他機種も新ファームで改善可能か?
- 富士フイルム XF16-55mmF2.8の所有者はXF16-55mmF2.8 IIに買い換えるべきかどうか?
コメント
コメント一覧 (5件)
最大の違いはきっと価格です!(180,950円→281,600円)
皮肉はさておき真面目に考えると、米B&Hでも$1,399→$1,599に値上げされており、ドル円レートが116円→150円なので……
・X100V: $1,399×116×1.1=178,512円
・X100VI: $1,599×150×1.1=263,835円
と、割と近い額になります。それでもX100VIは高い(レート160円くらい)ですが、大半は円安のせいですね。
まぁX100VIの日本販売開始は海外より1ヶ月遅れとのことで、結局日本市場の軽視は明らかなのですが。また凄い争奪戦で供給不足になるんですかね?
また、X100Vは同時に販売終了がアナウンスされました。読む限りバックオーダーが解消されているかは不明で、X100VIへの優先予約等の救済策も無さそう。
今日以降届いてしまった人がもしいたら、何というか大変ですね……
https://www.fujifilm.com/ffis/ja/news/146
いつからカメラはドル建てになったのでしょうか。舶来ものなら分かりますが、日本(企業)製なのに。
このカメラ28mmだったら欲しかったです。
背面から”Made in Japan”表記が消えたようで、本当に船来物かも?
それでも日本企業製ではありますが、もはや日本(で起業したグローバル)企業って感じですしね……フジに限らず。
レート追随の遅れもX-T5等供給不足の一因でしたし、今までが分不相応に恵まれていただけなのかもしれません。寂しい話ですが。
https://dpreview.com/reviews/fujifilm-x100vi-initial-review
Photographer-Nさん
おはようございます。
X100VI は中国製のようです。
今、レンズ交換式を廉価機から上位機まで国内製造しているのは
キヤノンぐらいでしょう。
先に投稿した内容はX100VI はレンズ交換式と勘違いしました。
レンズ固定式のレンジファインダー機でした。
申しわけありません。