ニコンが映像制作会社を立ち上げ
株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)は、次世代映像コンテンツの企画、撮影、制作を行う株式会社ニコンクリエイツ(社長:宮原 康弘、東京都港区)を立ち上げて4月1日から営業開始し、次世代映像コンテンツ事業に参入します。
ニコンは、この次世代映像コンテンツ事業の参入にあたり、米国Microsoft Corporationの技術を活用した、高品質な3Dデータ映像の生成が特長の「Microsoft Mixed Reality Capture Studios」※1の日本初のパートナー企業となりました。ニコンの100%子会社であるニコンクリエイツが、最先端の技術や撮影機器を用いた映像制作拠点を2022年秋に東京都大田区平和島に開設し、ボリュメトリック映像※2やバーチャルプロダクション※3など、さまざまな映像制作手法を活用した提案や企画、撮影、制作を行います。
これまでニコンは、映像製品を市場に投入するとともに、クリエイターが想像力や個性を表現できる場を提供するなど、映像文化の発展に寄与してきました。今回、次世代映像コンテンツ事業に参入することで、クリエイターとともに新たな映像表現を共創していきます。エンターテインメントや広告などの幅広い分野において、新しい映像価値を創造し、映像文化のさらなる発展に貢献していきます。
-ニコンWebサイト
ニコンが次世代のコンテンツ制作市場に参入することが明らかになりました。どのようなコンテンツを制作するのかというと、上記のプレスリリースによって以下のことがわかります。
・ボリュメトリック映像、バーチャルプロダクションなどを活用した提案や企画、撮影、制作
・Microsoft Mixed Reality Capture Studiosの日本初パートナーになった
市場的には厳しいか?
上記にある「ボリュメトリック映像」とは、最近サッカーなどでシュートが決まった決定的瞬間の動画を、360度からまるで3D映像のように表示させる技術がありますが、それに近い技術で、様々な角度から撮影した動画を合成し、3D表示できるようにした仕組みのようです。
また、バーチャルプロダクションは、被写体を撮影するカメラの動きにあわせ、同様に360度で撮影した背景の動画を組み合わせることで、違和感なく背景と被写体の動きを合成できるような仕組みのようです。
ニコンは様々なカメラ、動画に関する製品を製造していますし、被写体認識の技術などもありますので、これらの技術や製品を組み合わせれば、新たな面白い技術ができる可能性がありますので、新たな事業の柱となる可能性はあるのかなと思いますね。
ただし、同様の技術はすでにある程度確立されていますし、ソニーも同様の技術を開発していますので、後発のニコンとしては実績もなくかなり厳しい状況から始まることになるのかなと思います。
ですが、新しい何かしらのイノベーションを導入できれば、きっと面白い事業になるのではないかと思いますね。そして、この事業で得た技術を製品としてのカメラにフィードバックさせることも可能になるのではないのかなと思いますので期待したいですね。
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