Nikon Z fcは今どうなっているのか?
お盆期間ということもあるのか、カメラに関するネタがないので、お決まりの価格調査です。
あまりネタがないので、ちょっと違う話(ポエム)から。読み飛ばしたい場合には、次の段落まで読み飛ばしてください。
実は結構料理が好きで様々な料理をするので、包丁もいろいろ持っています。ところが、最近、その包丁界隈に大きな問題が。
実は日本が誇る高級刃物用鋼材を製造する、日立金属が海外のファンドの売却されてしまったのです。この会社には日立金属安来工場があり、高級刃物用の鋼材を製造しています。安来鋼(ヤスキはがね)と聞けば、ああ聞いたことがあるなという人も多いのではないでしょうか。
日立金属は、料理界隈では有名な金属を製造しています。例えば、銀紙、白紙、青紙というように呼ばれています。銀紙はステンレスで錆びないのですが、錆びる鋼に近い性能があるということで人気の鋼材です。さらに白紙は日本伝統の日本刀からの流れを汲む鋼材で、錆びるけどよく切れる鋼材として人気です。青紙は白紙をさらに硬くした鋼材で、こちらも硬いので研ぎにくいけど、切れ味よく、長く切れるということで人気です。
これら日本が誇る鋼材を作る工場が海外のファンドに売却されてしまい、今後、これらの金属を入手できなくなる可能性があるとして、一部で問題視されています。まあ、海外でも似たような鋼材を作っていたりするので、そんなに心配ないとも言われているんですけどね。
でも、安来鋼がなくなってしまったら、ちょっとショッキングな出来事です。不安に感じていても仕方がないので、青紙の牛刀を2本ほど購入してストックしました。お刺身用の柳刃も購入したいなと検討中です。
お盆期間で特にカメラの話題もないので、ちょっとポエムを書いてみました。本題に戻ります。
Z fcの在庫はあるのか?
いまNikon Z fcの販売状況はどうなっているのでしょうか?価格.comでは、Nikon Z fc標準ズームキットが人気売れ筋ランキングの1位、Nikon Z fcボディが6位にランクインしています。ですが、ほとんどのショップで在庫なしの状況になっていることから、価格.comが以前から言われているように実売ランキングではなく、リンクを踏んだ人の数や、ページの閲覧時間などその他の要因が加味されてランキングになっていることがわかります。
Nikon Z fc標準ズームキットの最安値については、以前と変化なく13万4640円です。どのショップも売りきれなので価格のさがりようがありません。逆に、平均価格はあがっていて、プレミア価格になっていることがわかります。
それぞれの販売状況ですが、標準ズームキットも、ボディ単体も、激安系ショップ以外はすべて在庫なしの状況になっていて、いまも製品が手に入りにくい状況になっていることがわかります。ただ、激安系ショップでは希望小売価格よりも高いプレミア価格で販売はされているようで、どうしても購入したいという場合には、希望小売価格よりも高い料金を支払うことで購入することができるようです。
もちろん、希望小売価格ですし、転売されたものでなく正規に仕入れた製品であれば、需要と供給のバランスでショップがどのような価格を付けようと、一般消費者である我々が文句を言う立場ではないので、プレミア価格になってしまうのは仕方がないことだと思います。
製品の需要がかなり大きいのか、それとも供給量が少ないことが影響しているのかはわかりません。たぶん両方だと思うのですが、少なくともかなりNikon Z fcの入手は難しい状況だということは言えそうです。ニコンからのこういう製品を待っていたという人と、クラシカルなデザインが逆に新しいという人が需要を後押ししているのでしょうが、半導体不足の影響はあるにしても、ニコンの想定以上にZ fcの人気があることは間違いないと思います。
問題は、これからどの程度、この人気が続くのか?ということだと思いますね。短期間でランキングが下がるようなことだと、やっぱりZ fcはだめだったねと言われかねません。できるだけ長い期間のランクインを願いたいところです。
ところで、もし、フルサイズ版のZ fcが発売されたら売れると思いますか?Nikon Dfは商業的にあまり成功していなかったと言われていますが、あれから長い時間が経過し、クラシカルなデザインがより一般化されたとしたら、ひょっとしたらかなり売れるカメラになるのではないのかな?と思います。Nikon Z fcの人気が長続きするようであれば、フルサイズ版Nikon Z fcも発売される可能性も高まるかもしれませんね。
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コメント
コメント一覧 (1件)
いわゆるオールドレンズの母艦とするなら、DXフォーマットはどうも面白くありません。収差が出やすいレンズ周辺部分を切り取る行為が気になるからです。
そういう意味では、デザインや操作性はヘリテージではないですが、フルサイズ対応のZ一桁機種のほうが扱いやすいです。特に、手ぶれ補正が全レンズへと応用可能な点と、ファインダー像を拡大表示できる機能があるのも便利です。
Dfも持っていますが、実は上記の理由で使い勝手という点ではZ7+FTZの方がオールドレンズに対する適応力は高いと思われます。
Zfですが、もし出るのなら買いたいですね。製品コンセプトからするとベースはZ5で良いと思います。Dfはレフ機種であったためボディイサイズ的に問題がありましたが、Zfではその問題が解決されると思われます。また、Dfは高価でしたがZ5をベースにするなら価格も抑えることが可能でしょう。
いずれにせよ、デジタルカメラが成熟期に入った今、製品の差別化に対してデザインや操作性は今後益々重要になるのではないでしょうか。