半導体不足が世界的な大影響
サスケハナ・ファイナンシャル・グループの調査によると、世界の半導体のリードタイム(発注から納品までにかかる時間)は7月に20.2週間と、前月から約8日間延びた。これは統計が開始された2017年以降で最長であり、半導体不足の深刻さを浮き彫りにしている。自動車や産業機器、家電製品の機能を制御するマイクロコントローラーとロジックチップの不足は、7月に特に深刻化した。そのリードタイムは26.5週間と、通常の6~9週間を大幅に上回っているという。
半導体不足の影響が最も深刻なのは、自動車業界だ。思うように車両製造ができず、世界で1,000億ドル(約11兆円)超の売り上げを失うとの予想もある。コロナショックで半導体生産が一時大きく減った後、巣籠り消費の拡大でスマートフォン、リモートワーク関連機器などの需要が一気に高まったため、車載用半導体の供給が絞られてしまったのである。
-NRI
本日でお盆/お盆休みが終わるわけですが、結局、雨ばかりの一週間で、ほとんど外出することができませんでした。新型コロナ対策としては雨はありがたいのかもしれませんが、ここまで雨が降ると何もできませんね。
いつもお盆の時期は、自分へのご褒美的な感じで昼間から一人でお店にいってお酒を飲んでいます。だいたい中華料理屋さんかお寿司屋さんなのですが、今年はお寿司で白ワインを飲みたいなと思っていたのに、雨、コロナの問題もあり断念しました。お寿司屋さんといっても、もちろん回転寿司ですよ。くら寿司とかです。
以前は、よくくら寿司にいってエビ天寿司、あぶりチーズサーモン、あぶりエビチーズ、あぶりチーズカルビ、サラダ軍艦などをシャリハーフでおつまみにして、冷たい白ワインを飲むというのが定番でした。お寿司じゃないようなものばかり頼んでるじゃねーか!と指摘されるかもしれませんが、こういうのは回転寿司でしか頼めないし、伝統的なお寿司は白ワインに合わせにくいので、こんなのを注文しています。
ところがあるときからくら寿司で白ワインをおかなくなってしまったのですよね。なので行くこともあまりなくなっていたのですが、最近になって白ワインが復活していた!ということで、久々に行きたいなと思っていたのに残念です。
閑話休題
さて、話を戻します。お盆期間なのかカメラの話題がないので半導体に関する話題です。カメラ界隈でも半導体不足の影響がかなりでていると言われていますが、カメラ業界だけでなく、他の産業でも半導体不足がかなり問題になっているようです。上記の記事では半導体不足の様々な影響などについての記述がありますので、気になる人は全文を記事元リンクからご覧ください。
記事によれば、半導体不足から、この猛暑の中でのエアコンの製造に問題が生じる可能性とか、医療機器の製造に影響がでる可能性があるようです。ソニーもPS5の製造に問題を抱えているようですが、PS5はなくても生活に困ることはありませんが、エアコンや医療機器の製造ができなくなることはかなりの問題となってしまいます。
半導体不足は半導体需要が旺盛なのに、簡単に生産量を増やすことができないという問題を抱えています。なので、そう簡単に供給量を増やすことができません。にも関わらず、最近の新型コロナのデルタ株が海外で大流行してしまっていることが、海外での半導体工場の稼働に影響を与えていて、ただでさえ需要過多なのに、さらに生産能力が下がってしまい、半導体不足がさらに深刻になる可能性があると言われています。
引用した記事にもありますが、発注をかけてから実際に製品が届くまでの時間(リードタイム)が、通常の6~9週間から26.5週間まで伸びたと言われてます。ということは、今から発注をかけても約半年後ぐらいにならないと半導体部品を手に入れることができないということになります。これでは製造メーカはしっかりした生産計画を立てることができません。
恐らくカメラ業界も半導体不足の影響をかなり受けていて、海外ではソニー製品が入手しにくいですとか、キヤノンのレンズが手に入らないなどの声が多く聞かれています。そのため製品の在庫が復活すると、この製品の在庫が復活したよという記事が投稿されるほどです。
新型コロナウィルスのワクチン接種により、人々の行動制限がなくなることで、カメラ需要も急回復という理想を描いていたと思うのですが、この半導体不足が足かせになって、カメラの製造ができず、販売数も少なかったというようなことになると、カメラメーカにとっては本当に死活問題になる可能性がありそうです。新型コロナに加え半導体不足という泣きっ面に蜂のような状態になってしまっていて、本当に心配ですね。早く様々な問題が解消されることを願います。
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コメント
コメント一覧 (1件)
汎用の半導体は単価が安いが製造には高度な管理が必要なので量産できる
メーカーが限られてしまうのが痛いところですね。
新聞報道で今巷ではロゴを含め外観がソックリ同じ中国、韓国製の偽物が
大量に出回っていて性能がでない、動作しない、挙げ句のはては火が出る
しまつなので商社さんも大変のようです。
恐らく単価の関係で日本、アメリカ、ドイツ等では作っても赤字でしょうから
既存メーカーに頑張って貰うしかありませんね。