画期的なマイクロフォーサーズセンサーの噂
要約
LOFICを搭載した国産M4/3センサー。国産の1インチセンサーとM4/3センサーは、新たな開発の機会を得た。例えば、6K 60fpsのDCG HDRに対応するM4/3センサー(MAVIC 4 PRO)と、4K 60pのLOFIC+DCG HDRに対応するOV50Xは、高度なセンサー技術、特に優れたダイナミックレンジによって、どちらも優れた画質を実現している。
ただし、LOFICには解像度が低下するという副作用がある。ピクセル単位で4K(約800万画素)の解像度を実現する場合、LOFICの使用によって3K(約600万画素)相当まで低下する。しかし、6K対応のM4/3センサーであれば、約5.3Kの解像度を維持できるため、動画用途では十分な性能を確保できる。
今後、国産のM4/3センサーにもLOFIC技術が搭載され、従来の国産M4/3センサーを上回るダイナミックレンジと高速な読み出し速度が実現すると予想される。デュアルチャンネルHDRはシャドウ部のダイナミックレンジを向上させ、LOFICはハイライト部のダイナミックレンジを大幅に拡張する。さらに、14ビットのサンプリング精度で最大60コマ/秒のLOFIC+DCG HDR読み出しに対応し、17ストップ以上のダイナミックレンジを実現するという。露出補正範囲は+9~-4EVに達すると期待される。
発売時期は2027~2028年と予想されている。MAVIC 4 PROに搭載されているセンサーは、2023年に登場したOV50HのM4/3版に相当する。同じ製造プロセスを採用した場合でも、M4/3センサーは1/1.28インチのOV50Hよりも歩留まり率が大幅に低くなる。M4/3センサーの面積は1/1.28インチセンサーの約3倍に達するため、M4/3版の登場には2年ほどの時間を要したとされる。次世代モデルでは、OV50XのM4/3版が登場するとみられる。M4/3センサーは1インチセンサーの約2倍の面積を持ち、LOFIC技術にも対応する見込みだ。
驚異的なダイナミックレンジを実現か
DJIがLOFIC技術を採用した画期的なデジタルカメラ用の1インチ、マイクロフォーサーズセンサーを発売するという噂がrednoteに投稿されています。
投稿によれば、DJIがLOFIC技術を採用したイメージセンサーを開発中で、17ストップ以上のダイナミックレンジを実現する画期的なセンサーになるとしています。そして、DJIは自社の動画撮影向けカメラやミラーレスデジタルカメラに採用して発売する可能性があるとしています。
LOFIC(Lateral Overflow Integration Capacitor)テクノロジーは、イメージセンサーのダイナミックレンジを拡大するための技術です。明るい部分と暗い部分が混在するシーンでも、白飛びや黒つぶれを抑え、幅広い明るさを再現できることが特徴です。
一般的なイメージセンサーでは、画素が蓄積できる電荷量に限界があるため、強い光が当たる部分では信号が飽和し、細部の情報が失われてしまいます。LOFICでは、画素内に設けた専用のコンデンサーにあふれた電荷を蓄積することで、明るい部分の情報を保持しやすくします。これにより、暗部の階調を維持しながら、明部のディテールも捉えやすくなります。
最近ではデュアルゲインという機能によりダイナミックレンジを拡張していますが、その仕組みには大きな違いがあります。デュアルゲインは、同じ画素から読み出す信号に対して異なる変換ゲインを利用し、明るい部分と暗い部分の情報をより適切に取得する技術です。一方、LOFICはゲインの切り替えだけでなく、フォトダイオードからあふれた電荷を専用のコンデンサーに蓄積することで、画素が扱える電荷量そのものを増やす技術です。
もし非常にダイナミックレンジの優れたセンサーが登場し、マイクロフォーサーズのデジタルカメラが発売されたら、すごいことになりそうですね。ただし、DJIは外部にセンサーを提供しないと思われますので、自社で発売することになるのかもしれません。DJIはマイクロフォーサーズ規格に賛同していますので、DJIがマイクロフォーサーズのデジタルカメラを製造することは可能となっています。
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