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ニコンの部分的にグローバルシャッターで撮影するセンサーの特許

2024 10/07
新製品の噂
ニコン 特許
2024年10月7日
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グローバルシャッター、ローリングシャッターの同時読み出し

ニコンが2016年に出願したグローバルシャッターとローリングシャッターの同時読み出しを行う特許が分割されていることが明らかになりました。この記事ではニコンの新センサーの特許について詳しくお伝えします。

なお、以下の特許の内容は難しいので、別途簡単に解説していますので、読み飛ばしてもかまいません。

【0024】
(ローリング電子シャッタおよびグローバル電子シャッタの問題点)
ローリング電子シャッタは、行毎の蓄積同時性がないことから動体が歪んで画像に写るため、被写体認識やその認識結果を基に被写体追尾する用途には不向きである。たとえ高速にローリング電子シャッタ駆動を行える撮像素子を用いたとしても、原理的に画像の歪みは解消しないし、高速動作させることで消費電力が増大するという問題も生じてしまう。また、ローリング電子シャッタをAF(像面位相差AFやコントラストAFなど)に用いた場合も、縦方向(同列画素)の蓄積同時性がないため、動体のピント合わせには不利である。横方向(同行画素)の蓄積同時性だけを頼りにAFを行うことになるので精度が劣る。
【0025】
一方、グローバル電子シャッタを用いた場合、フォトダイオードPDの電荷を同時転送することで全画素の蓄積同時性が確保できるので画像の歪みは起こらない。しかしながら、保持容量SCからの読み出しには時間差が生じ、それが暗電流バラツキとなって画像に現れ画質を低下させる。保持容量SCからの読み出し順が最後の方の画素ほど暗電流の影響を受けることになる。たとえば監視カメラのような用途では撮像素子が常時動作しており、発熱による暗電流の影響が画像に現れやすい。そのため、放熱対策も十分行う必要があり、暗電流の影響が大きい場合は補正手段も考慮する必要が出てくる。
【0026】
また、グローバル電子シャッタの場合、フォトダイオードPDのリセットやフォトダイオードPDの電荷転送を全画素同時に行うので、ローリング電子シャッタと比較して何倍も大きな瞬時電流が流れる。この瞬時電流と電源配線のインピーダンスにより電圧降下が起こるので、一般的に、撮像素子のチップサイズが大きく、撮像素子の中央部ほど電圧降下の影響を受けやすい。具体的には、電圧降下により出力信号のダイナミックレンジが不足したり、搭載されている回路の正常動作範囲を外れたりする可能性がある。これらは画質低下の原因になり得るので、瞬時電流が収まり電源電圧が定常状態に落ち着くまでの待ち時間を設けなければならず、フレームレート低下の要因となる。
【0027】
(本実施形態の撮像素子の概要)
そこで、本実施形態の撮像素子101では、1フレーム分の撮像信号の読み出しにおいて、一部のエリアをグローバル電子シャッタで駆動させ、それ以外のエリアをローリング電子シャッタで駆動させることで問題解決を図る。グローバル電子シャッタで駆動させる一部のエリアとしては、例えば、被写体認識エリアやAFエリアなどが挙げられる。このように画素の蓄積同時性を有していた方が機能的に精度が高い場合にグローバル電子シャッタを用いるとよい。
【0028】
グローバル電子シャッタで駆動させるエリアの設定は、連続行による行エリア設定や、XYアドレス指定によるブロックエリア設定のどちらでも設定でき、複数の離散したエリアを選択することも可能である。ブロックエリア設定の場合、XYアドレスで対象画素領域を指定することになるが、その分、エリア設定のための回路が複雑になる。行エリア設定の場合、対象画素領域以外も選択されることが多いが、ブロックエリア設定のようにXアドレス(水平方向)の設定は必要ないので回路が複雑にならずに済む。

実際に発売される伏線となるか

ニコンが1フレームからローリングシュッたーとグローバルシャッターを同時に行う特許が分割されていることが明らかになりました。まずこの特許の内容についてですが、簡単に説明してみたいと思います。

特許では1フレーム(1回の撮影)で、ある部分をグローバルシャッターで撮影し、ある部分をローリングシャッターで撮影したものを組み合わせて1フレームとして出力するイメージセンサーの特許として出願されています。

まず、この理由ですが、ローリングシャッターについては皆さんがご存じの通り、いわゆる「こんにゃく現象」とも言われるような現象が発生し、画像が歪んでしまいます。そのためグローバルシャッターで撮影するのが望ましいのですが、グローバルシャッターでは歪みは発生しないが画質が低下したりダイナミックレンジが低下してしまうという問題が発生してしまうとしています。

このため撮影する被写体の部分だけをグローバルシャッターで撮影し、それ以外をローリングシャッターで撮影し組み合わせることで、動く被写体に対しては歪みがなく、それ以外の部分では画質の良い写真が撮影できるハイブリッド式になっていることがわかります。

実は、この特許は前述のように2016年に発表されていたもので、今回はその特許の一部分を抜き出して分割したことです。この分割というのは、例えば他社に特許の使用を部分的に認めるために、既存の特許を分割してその分割した部分の技術の使用を許可したりするときに行われるようです。

ということは、この部分的にグローバルシャッターによる撮影を行うセンサーが実際に生産され、ニコンのカメラに搭載される可能性も考えられるということなのでしょうかね?おそらく、これは全画素でグローバルシャッターで撮影することも可能だと思いますので、ローリングシャッターとグローバルシャッターの撮影を切り替えることができるカメラというのが発売されたら面白いですね。

(via)IPForce

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • LC より:
    2024年10月8日 09:00

    部分積層の次は部分GSですか。
    まあ構造上は全然違うの仕様でしょうけど。
    AFはじめ動体撮影では他社に圧倒的に差をつけられている状況ですから、今後何かしらの打開策が欲しいところです。

    返信
  • ニッカク より:
    2024年10月8日 12:50

    ニコンは以前から部分的に露出やシャッタースピードを変える特許も出していますから、将来的な実装は見据えているのかも?
    RED買収の効果も出てくると1ユーザーとしては嬉しいですね。

    返信

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