Nikon Z 5IIの発売は遠のいたか
ニコンがキャッシュバックキャンペーンを実施すると発表しました。キャッシュバックの対象機種として、Nikon Z 7II、Nikon Z 8、Nikon Z 6II、Nikon Z 5が対象となっています。
キャンペーンの実施期間は2024年8月26日までのため、少なくともそれまでNikon Z 7IIIの発表はなくなったと考えてもいいと思います。
そしてNikon Z 5IIについても残念ながらしばらく発表されることはなくなりました。同じくキャッシュバックキャンペーン対象製品となっているからです。Nikon Z 6IIIでは価格も性能も良すぎるけど、Nikon Z fのような通常型センサーにEXPEED 7プロセッサが搭載されZ 6IIIよりも価格の安い、新しいNikon Z 5II(仮称)の登場を期待している人は多かったのではないでしょうか?しかし、直近のZ 5IIの発表もまずなくなったと考えてよさそうです。
Nikon Z fはそのデザインが特徴なので、仮にZ 5IIがZ fと同じような性能になるとしても、使い勝手が悪く現代的なデザインのNikon Z 5IIがほしいという人は一定数いると思います。また、Nikon Z 5IIのようなカメラが欲しかったけれども、仕方がないからNikon Z 6IIIを購入するという人も一定数いると思います。
そう考えると、Nikon Z 5IIをNikon Z 6IIIが売れている最中に発売すると、Nikon Z 6IIIの売れ行きが鈍る可能性があるため、少なくともZ 6IIIのバックオーダーが解消ししばらく時間が経過するまではNikon Z 5IIは発売されない可能性が高そうです。
Nikon Z 50IIの発売に支障なしか
一方で、Nikon Z 50IIの年内発表は確実だと思われます。Nikon Z 50はmicroUSBのため2025年には欧州で販売することができなくなります。少なくともNikon Z 50IIの発売は確実です。今回のキャッシュバックキャンペーンにも含まれていないことから、Nikon Z 50IIの発売への支障もなくなったことになります。
Nikon Z 5IIの仕様はなんとなく想像できるわけですが、Nikon Z 50IIに関しては機能の想像が難しいです。通常型センサーを搭載するのは間違いないだろうとして、問題はEXPEED 7プロセッサを搭載するかどうかが見所になると思います。
仮にNikon Z 90(Z 70)があるとして、Z 50IIとの差別化はEXPEED 7プロセッサを搭載するかどうか、部分積層型センサーを搭載するかどうかによって行われるはずです。
可能性としてはZ 90にEXPEED 7プロセッサと部分積層型センサーを搭載するか、EXPEED 7プロセッサと通常型センサーを搭載することで差別化されるのだろうと思います。
Z 90に部分積層型が搭載されるとしたらZ 50IIにEXPEED 7プロセッサを搭載しても差別化になりますが、Z 90が通常型センサーだったらEXPEED 7プロセッサではなくEXPEED 7Aプロセッサのようなもので差別化される可能性が高くなりそうです。
まあ、他にもカメラのサイズやデザイン、バッファの深さ、デュアルメモリカードスロットなどで差別化される可能性はあり、Z 50IIとZ 90の両方にEXPEED 7プロセッサが搭載される可能性はもちろんあると思います。
と、妄想が捗るわけですが、少なくとも年内にZ 50IIの発表が近く行われる可能性は高いと思いますので、どのような製品になるのか楽しみです。
さらに「Nikon Z 6IIIの部分積層型センサーはニコンの設計/開発と判明」では部分積層型センサーはニコンが設計/開発した可能性について詳しくお伝えします。
(記事元)ニコン
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コメント
コメント一覧 (8件)
Z50は周期、USBの件から考えてもモデルチェンジは近いでしょう。今年はこれで終わりじゃないかなと思います。まあ良くてZ90(仮)でしょうかね。
次のフルサイズ機は今回の部分積層型24.5MPセンサーを使い回せるカメラになると思います。あるいはフラッグシップ機の更新ですね。しかし少なくともこの手のカメラはパリ五輪が過ぎればW杯くらいまでは更新しないように思います。
円安の影響をモロに受け高騰するのでZ5Ⅱは急ぐ必要は無い気がします。現行のZ5を出来限りのファームアップで更に仕上げて欲しいですね。
Z50Ⅱについては発売されるのを首を長くして待ってます。個人的にはIBISとプロセッサー7搭載で十分です。
新製品の発売を心待ちにしていますがZ6Ⅲは想定以上のスペックなのと価格が少しお高いのがネックでしょう。
そうするとZ50の後継機はEXPEED7を搭載して不満に思ってている部分を手直ししたものでお値段は少しだけアップを待っているファンにとって世界市場を相手にするニコンがその程度で新製品を登場させるかが大変興味深いものがあります。
D300、D500の系譜を継承する機種が出るかメーカーのステイタスとなってもあまり販売量が見込めないと先送りの可能性があります。
そもそも7月、8月はZ6Ⅲ以外新製品を最初から出す計画がないのでは。そうだとすると新製品の発売のキャッシュバックの影響はないでしょう。
次に出すのは今年の秋、10月か11月頃のAPS-C機だと思います。
問題はイメージセンサーですね。Z50、Zfc、Z30のセンサーは2016年のD500に最初に使われているので、そろそろ世代交代が必須でしょう。
Z50 は端子や画像処理エンジンだけではなくてペンタ部デザインも背面のボタンレイアウトも他の Z に対して旧世代なので
二世代目は大幅に手が入るのではないかと思います。
Z5II は好調の Z6III や Zf と需要が被るので早くても来年度ではないでしょうか?
価格以外にボディの小型化もしくは軽量化で差別化が必要でしょう。
ニコン D610は、5年以上モデルチェンジなく放置されていた過去があり、
そのせいか…ニコンはエントリーフルサイズ機の開発は後回しにしがちというイメージがついてしまいました。
個人としては、Zfが順調に売れている間はZ5Ⅱもしばらくは放置されてしまうのかな…と思ってしまいます。
現状のセンサーラインナップは大体以下の通りで、レフ機で使用されているセンサーはFマウントが存続する限り(D6センサー以外)流用され続けると思っています。
D6:20MP表面照射型センサー
D850=Z7Ⅱ:45MP裏面照射型センサー
D780=Z6Ⅱ/Zf:24MP裏面照射型センサー
D7500=Z50/Z30/Zfc:20MP表面照射型センサー
Z9/Z8:45MP積層型センサー
Z6Ⅲ:24MP部分積層型センサー
Z5:24MP表面照射型センサー
とはいえそれだけでは面白くないので新型APS-Cセンサー搭載のDX機が出てくると良いですね。
Z50Ⅱのペンタ部(とは言わないんだろうけど)のデザイン、どうしますかね?
上下の幅というか高さがさほどないので、そのままではデザイン的に苦しいんじゃないですかね。
といって、ガバっと新しいデザインを取り入れると値段が上がりそうだし。
デザインは小変更で2400万画素ぐらいでUSB-C端子を採用。EXPEED7搭載で、AFは向上するけど、それ以外はほぼ据え置き。値段もほぼ据え置き?だけど円安分だけはアップするか(;_;)
IBISを入れるとなると、ボディのデザインも再設計する必要もあって値段もドバっと上がるでしょう。来年のZ90を待ってねってことじゃないですか。