Nikon Z 6IIIの発売の遅れに欧州での規制が関係?
EU圏内の様々な規制がカメラの発売を遅らせている原因になっているのではないかという憶測があるようです。Nikon Z 6IIIやZV-E10 IIの発表の遅れは、このことと関係している可能性はあるのでしょうか?
2024年5月17日の噂によると、ソニー、キヤノン、ニコンなどの企業が新しいEU規制に準拠するために、2024年のカメラの発表を遅らせているとしている。信頼できる情報筋は、Nikon Z 6IIIが遅れている理由の一つであると具体例をあげたが、それ以上の詳細は共有していない。また、ソニーのZV-E10 IIの発売が5月下旬から6月頃にわずかに遅れる可能性があるという情報もあるが、このことが遅延と理由かどうかは不明だ。
EUの新規性に関する情報を得るためにネットで検索したところ、カメラの発表の延期に影響を与える可能性のある二つのEU規制があった。
- USB-Cポート規制 2024年12月28日からEU圏内で販売されるすべての携帯電子機器は有線充電用のUSB-C端子を搭載しなければならないという規制がある。これはデジタルカメラにも適用され、廃棄物の削減と利便性の向上を目指している。
- AI法 2024年に施行される可能性のあるEUのAI法は、人工知能が安全かつ論理的に使用されていることを保証することを目的としている。顔認識などのAI技術を使用するカメラは、データの保護とセキュリティを確保するために特定の要件を満たす必要がある。
これらの規制がカメラの発表の延期の原因があるかどうかは確認できないが、カメラメーカがこれらの新しい要件に対応するために製品の発表を送られている可能性がある。
カメラの発表の遅延にEUにおける様々な規制が関係しているのではないかという可能性があるようです。記事によれば、Nikon Z 6IIIやZV-E10 IIの発表が遅れているのには、何かしらのEUの規制に準拠する必要があるからだという情報があるようです。
具体的なことは明かされていないようですが、その可能性としてUSB Type-Cを利用しなければならないこと、そしてAI法に準拠する必要があることが関係している可能性があるとしています。
しかし、まずNikon Z 6IIIとZV-E10 IIはすでにUSB Type-Cです。ニコンのZカメラではNikon Z 50のみがMicro-USBで、その他はすべてType-Cと記憶していますので、Nikon Z 6IIIはこれに該当しないということになると思います。
次のAI法については情報がないのでわかりませんが、すでに発売されている製品は事実上どうしようもないですし、開発中の製品もあることから猶予期間もあるはずで、これも直接的な原因とは考えにくいのかなと思います。もちろん筆者の想像です。
この他関連していそうなものとしては、フェイク画像でないことを証明できるC2PA技術に関連している可能性はあるかもしれません。ここ数年で生成AIがかなり発達してきていて、カメラ側にもちゃんと自分で撮影した本物の写真ですという証明が必要になってきました。報道機関としては、フェイクでないことを証明したいでしょうから、今後はC2PA技術が搭載されているカメラを購入することになると思います。そうなると、なるべく早急にC2PAを搭載したいと考えて、設計を変更し、製品の発表が遅れている可能性はあるかもしれません。
またニコンに限っては、ニコンがシネマカメラを発売しているREDを買収したことで、REDの動画に関連する機能をカメラに搭載しようとして設計を変更したのではないかという噂もあり、それが関係している可能性も捨てきれません。
個人的には、それほど発表が遅れているとは思わないのですが、裏の事情を知っている人にとっては自分が入手していた情報とは異なる状況になっているのかもしれませんね。
さらに「ニコンのRED買収額 約131億円(推測)は安い高い!? 海外の反応」では、ニコンのRED買収額の話題について詳しくお伝えします。
(記事元)SonyAlphaRumors
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コメント
コメント一覧 (2件)
EUのRoHs規制に比べればたいしたことはですね。
RoHs規制は使っている素材全てに対し禁止物質が含まれて
いるかどうか源流まで辿らなければいけないので大変でした。
どのような規制もある程度の情報は事前に入ってくるのでそれが
関係して遅れているとは思えませんね。
大企業ならそれらを察知するのは早いはず。
大概は所属している工業会、及び関係機関から規制が施行される前に
情報は入ります。
企業はそれに基づき準備は出来るはずです。
単に遅れている分けではなくメーカーの予定がレビュアーさんの想像より
遅いだけなのかもしれません。
”EUのRoHs規制に比べればたいしたことはですね。”→
”EUのRoHs規制に比べればたいしたことは無いですね。”
の誤りです。
申しわけありません。