SIGMA BFの月産台数が判明か 24時間フル稼働で月産270台ほどの可能性

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SIGMA BF
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SIGMA BFの生産台数が判明

先日発表されたSIGMA BFですが、その生産台数がどの程度なのか判明したようです。この記事でSIGMA BFの生産数について詳しくお伝えします。

SIGMA BFは最先端の5軸コンピュータ制御加工機で、単一のアルミニウムのブロックから削り出されている。このプロセスには7時間を必要とする。そのため、生産能力が非常に低いのも驚くことではない。1日あたりわずか9台しか生産することができない。

日本の会津にあるシグマの本社を訪れたとき、シグマはBFのカメラ本体を単一のアルミブロックから削り出すことができる新しい機械を6台購入する必要があったと説明した。これらの機械は、カメラを製造するために7時間に2台ずつチームで作業する。そのため、シグマは1日にわずか9台しか製造できないのだ。

シグマは今週の発表に向けて、簡単に言えば過去5ヶ月間、SIGMA BFの生産を積極的に行ってきた。とはいえ、そのように多くの時間を生産にあてても、シグマが生産できたのは約1500台ほどにすぎない。カメラの発売は4月に予定されているので、あと1ヶ月半の生産期間があるが、それでもシグマが世界市場向けに2000台ものカメラを用意すると期待しないほうがいいだろう。

1日の生産はわずか9台

SIGMA BFの供給状況が明らかになってきました。かなり特徴的で、これまでに発売されたことのないカメラとして登場しSIGMA BFはかなり話題になっています。現在開催中のカメラ展示会であるCP+でも多くの人が実際に製品を手に取って試している様子が報道されています。

もし海外などのインフルエンサーなどに取り上げられれば、世界的に流行する可能性があると思いますが、実際に入手するまでには途方もない時間が必要になるかもしれません。

記事によれば、シグマはSIGMA BFの筐体をアルミニウムの塊から削り出すために、それ専用の工作機器を6台導入したそうです。しかし、SIGMA BFの筐体の製造には2台の機器がペアになって作業をしても7時間もの時間が必要になるのだそうです。

仮に24時間、休みなしで作業した場合、1個のカメラボディを製造するのに工作機器2台で7時間ということは、21時間で3台しか製造することができない計算になります。無理すれば、3.5台分の製造が可能かもしれませんが、メンテナンスやアルミの塊の交換や取り付けなどの時間を考えれば、24時間で3台生産できるかどうかぐらいになるのではないかと思います。

そして2台がペアで作業し、合計で6台の工作機器があるということで、3台×3ペア=1日に9台ほどしか製造できないという計算になるようです。

ということは、これもまた計算上ですが、1ヶ月、24時間休みなしで製造した場合でも、1ヶ月間では270台しかカメラボディを製造できないことになり、カメラの月産台数は多く見積もっても約270台ぐらいが精一杯ということになるのだろうと思いますね。

おそらく購入したい人にとっては何がなんでも欲しいカメラになると思いますし、それなりの人が欲しいと思うはずなので、この状況だと数年待ち程度は当たり前、なんならプレミア付きで販売されてもおかしくないのかなと思いますね。

あまりにも数が少ないとは思いますが、実際にどれだけ売れるかは未知数でもあり、なかなか冒険できないということもあるのかもしれません。

SIGMA BFの主な仕様
センサーサイズ35mmフルサイズ裏面照射型センサー
有効画素数約2460万画素
センサークリーニング
イメージプロセッサ
手ぶれ補正電子式(動画のみ)
手ぶれ補正効果
高速連続撮影最大8コマ/秒
動画撮影最大6k 30p
シャッター速度電子シャッター:最大1/25600~30秒
ISO標準:100~102,400 拡張:ISO 6/12/25/50
フォーカスポイント
EVF
背面液晶210万ドット3.15インチタッチ式
メモリカードスロット
サイズ約130.1×72.8×36.8mm
重量約446g(バッテリーを含む)

(source)PetaPixel

SIGMA BF

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コメント

コメント一覧 (0件)

  • できないものはできないんでしょうけど、あまりプレミア感を煽って使いもしない転売屋の餌食になるのは嫌ですね。このカメラに魅了されて実際に使う人に適正価格で渡ってもらいたいものです。

  • マシニングを新規に6台増設したとすれば設備投資分を
    回収するのは大変ですね。
    専用治具も用意する必要があり本体価格が高くなるのも
    仕方のないところ。
    あとは受注がどのくらいあるかが勝負、電子カメラに
    プレミアム感を出すのは難しい。
    後々、センサーを含む電子ユニットの交換式アップデートが
    出来れば長く使っても価値は下がらないと思うがシグマが
    どのように考えているか聞いてみたいですね。

  • 完全に手作り工芸品の世界です。
    買占めやが横行して実売価格が倍なんてことにならないように販売方法に工夫が欲しいです。

  • やっぱり数は出ないですね。
    ビジネス上の本命は BF に合わせて更新したシルバーの I シリーズ L マウント単焦点レンズが
    ライカ SL シリーズ向けにも売れてくれることでしょう。
    このシルバーのレンズが Zf に取り付けられると嬉しいのですが
    Z マウント展開や LTZ アダプターは難しそうですね。

  • 月270台で開発費回収できるまでどれ位かかるんでしょうね。

  • この生産効率であれば、争奪戦になることは必至ですので、LEICAなみの強気の値付けでも良さそうですね。
    CP+2025で遠くから眺めた感じでは、おそらく表面処理の違いのためだと思いますが、シルバーのカメラの本体は少し白っぽく見え、レンズはほんとうに銀色に見えたので、質感としては一致していないような印象を受けました。
    シルバーのレンズはDC-S9にも似合うかもしれません。

  • あまりにも生産台数が少なすぎて物売るってレベルじゃねーぞとか言われそうです
    転売屋が寄ってくるので生産能力を開示しないほうが良かったですね
    これで実はもっと量産できてました!というオチで転売屋キラーになれば笑いますが

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