Z6IIIの歪みはどの程度?
Nikon Z6IIIは世界初の部分積層型センサーを搭載したということで話題になりました。気になるのは実写で歪みはどの程度みられるのか?ということではないでしょうか?この記事ではZ6IIIのローリングシャッター歪みに関する話題をお伝えします。
私も編成写真でテスト撮影をしました。時速100キロの列車を引き付けて標準レンズで大きく写す編成写真では、さすがにローリング歪みは出てしまいます。しかし、200mmクラス以上の望遠だとローリング歪みは全くと言っていいほどわからないレベルになります。標準域で撮影する場合は標準ズームレンズを使ったズーミング流しの応用的に高速シャッターで撮影したり、それこそメカシャッターで撮影すれば問題ありません。ちなみに、私のZ6IIIは、電子シャッターをメインの設定にして、場合によってはメカシャッターに切り替えるようにしています。
Z6IIIのセンサーは動画向け?
記事によればNikon Z6IIIで走行する鉄道を電子シャッターで撮影したところ、標準レンズで大きく撮影する編成写真ではローリングシャッター歪みがやはりでてしまうそうです。しかし、200mm以上の望遠レンズで撮影するとローリングシャッター歪みは全く目立たない程度に抑えられるそうです。そして、なんならNikon Z6IIIにはメカシャッターがあるので、その場合にはメカシャッターを利用すれば問題ないようですね。
積層型のNikon Z8は静止画での電子シャッターの読み出し速度は1/268秒なので、おそらくほとんど問題ないのだと思いますが、Nikon Z6IIIでは1/69秒ですので、さすがにこの速度ではローリングシャッター歪みが現れてしまうかもしれません。しかし、Nikon Z6IIが1/20秒だったことを考えると、かなり高速化していることは間違いないようです。
Nikon Z6IIIの部分積層型センサーは、部分的に読み出しをかけることができるのか、動画を撮影するときに静止画よりも読み取り速度が速くなり、4k、8k動画では1/107秒を実現しています。
このためZ6IIIの部分積層型センサーは、静止画でも従来のセンサーよりももちろん高速化しているのですが、むしろ動画向けに設計されているのかもしれません。
(記事元)TETSUDO.COM
- Nikon Z5IIのスタジオシーンが公開 “当たり前に素晴らしいレベルの画質”
- Z 35mm f/1.2 Sの性能は最上で一部の写真家には最高のレンズだが実用性に欠ける
- カメラのキタムラ ミラーレス売れ筋ランキング ソニー6機種TOP10内で絶好調
- ニコンが二つの動画向けシリーズを検討!? RED機能のNikon Rシリーズ誕生か!?
- 2040万画素グローバルシャッター搭載 Nikon ZXが1年以内に登場との噂
- ヨドバシ交換レンズ売れ筋ランキング ソニー、キヤノン、ニコンが三つ巴の争い
- Z 28-135mm f/4 PZは便利な動画向け機能があるが静止画向けではない
- ヨドバシカメラ売れ筋ランキング ソニー好調ワンツー達成 追うニコン
- ISO6400限界説は昔の話 今のフルサイズならISO16,000も実用に耐えうる
- 2025年6月デジタル一眼売れ筋ランキング キヤノンとソニーが激しく争う展開
コメント
コメント一覧 (0件)
普通にR6ⅡやR8が積層センサーでなくても同じ読出し速度達成してるからね
部分積層にしてドヤ顔してる様だけど、今更誇れるレベルのアンチディストーション効果発揮するのを望むのは過分な期待だと思うけど