富士フイルムX-T50の新ファームにトラブル
富士フイルムがX-T50の最新ファームに問題が発生する可能性があるとプレスリリースを発表しています。どのような問題が生じる可能性があるのでしょうか?対応策が気になります。
このたび、2024年7月9日に公開しましたFUJIFILM X-T50の最新ファームウエア(Ver.1.01)において、ファームウエアのアップデートを実行すると以下の症状が確認されました。
この問題に対し、X-T50のファームウエアの修正を行います。
つきましては、以下の対象製品においてファームウエアのアップデートを予定されている方は、修正ファームウエアの準備が整うまでお待ちいただきますようお願い申し上げます。
<症状>
Ver.1.00からVer.1.01にファームウエアのアップデートを実行した際「機種が違います。電源を切ってください」が表示し、ファームウエアのアップデート作業が実行できない。
<対象製品>
- 商品名:Lens Kit FUJIFILM X-T50 (Silver)/XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR
- カラー:Silver
- シリアルナンバー:4BA24662~4BA26561, 4BA30592~4BA30661, 4BA34838~4BA35137, 4BA35678~4BA35857, 4BA37468~4BA37687
*日本国内で販売した製品は対象外です。
<本症状に対する恒久対応>
ファームウエアのアップデート作業が実行できないお客さま向けに、近日中にX-T50のファームウエア修正を行います。
修正ファームウエアの準備が整い次第、弊社ウエブサイトに公開いたします。
富士フイルムがX-T50の最新ファームに問題が発生していると発表しています。
症状は新ファームに更新しようとすると、対象機種ではないとして新ファームを適用することができないという問題のようです。これは一部のシリアルナンバーのカメラだけに問題が発生しているようで、日本国内の製品は対象外ということです。国内で購入した人は安心できますね。
この問題はおそらく最新ファームが、そのカメラの機種や新ファームのバージョンを確認し、アップデートしてもいいのかどうか確認する段階で何かしらのトラブルが発生しているのだと思われます。例えばシリアルナンバーを確認するときに特定のシリアルナンバーだけX-T50のシリアルナンバーと判断できないとか、カメラに登録されている機種名が間違っているなどの要因が考えられるのではないかと思いますね。
また、日本国内のはまったく大丈夫のようですので、日本語バージョンだけ問題なく、海外バージョンはすべて問題があるといった可能性もあるのかもしれません。
最近は新ファームに何かしらの不具合が含まれていて、公開が取りやめになるケースが非常に増えています。特に現在の使用で問題がないのであれば、新ファームの適用は数週間ほど様子をみてから行ったほうが良さそうです。特にカメラを持ち出したのに撮影がまったくできなかったということになったら致命的です。
さらに「富士フイルムの次の新製品は動画撮影向けのカメラになる?? 仕様の噂も」では富士フイルムの新製品の噂について詳しくお伝えします。
(記事元)富士フイルム
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コメント
コメント一覧 (0件)
富士フィルム機はマルチ言語なので、日本語バージョンだけ問題ないということはありません。
日本だけが対象外とされているのは、レンズKitが「黒」のみだったからではないでしょうか。私もそのブラックのレンズキットを買いました。
しかし、不思議なのは、その不具合がレンズキットのボディに限られるという点です。私が購入したレンズキットは、カメラとレンズはそれぞれ別の通常の箱で、単にそれぞれを一つにまとめて発送したものです。海外販売分は、レンズキット用のボディとして分けて製造されているのでしょうか。
元々日本国内では、レンズキットは発売されない予定でしたが、急遽発売日直前に決定し、それぞれの箱をつめ合わせて発送という形態でしたので、海外とは違うのかもしれませんね。
出荷地域、ロット、製造時期等、何某かの関係で初期のファームウェアに
書かれている形式名が X-T5 等間違っているのかもしれません。
流用元(X-T5?)のファームウェアの形式名書き換えミスでしょう。
(想像です)