地球観測衛星に搭載されたニコンの“新型宇宙望遠鏡”開発秘話

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NIKKOR

宇宙用望遠鏡の開発秘話

一般的なカメラレンズで採用されている「屈折タイプ」は、製造は容易だが、幅を要するため衛星に収まりきらない。コンパクトな「反射タイプ」は小型化に向くが、製造難易度が高いミラーを使う必要がある。  ニコンは考え抜いた末、屈折タイプと反射タイプの利点を併せ持つ「裏面反射ミラー」を使うことでサイズと光学性能を両立させることに成功した。

レンズの小型化と対衝撃性能が必要

先日、宇宙ベンチャーのアクセルスペース社が打ち上げる地球観測衛星にニコンの望遠鏡が搭載されることが発表されていました。これを衛星のイメージセンサーと組み合わせることで、宇宙から羽田空港に並ぶ飛行機の種類を識別できるぐらいの精細な画像を撮影できるのだそうです。

今回、その衛星に搭載される望遠鏡の開発秘話インタビューが公開されており、興味深い内容でしたので紹介したいと思います。

記事では宇宙望遠鏡の課題として、衛星内部に収めるためのコンパクトさと、ロケット打ち上げ時の振動に耐える必要があったということです。また宇宙空間を回ることから太陽光による熱などの問題にも対処しなければいけないと記述されています。

ここで面白かったのが望遠鏡の構造ですね。一般的なデジタルカメラの屈折タイプのレンズではサイズが大きくなってしまい断念、反射タイプではミラーの製造難易度が高いということで、これも断念。結局、屈折タイプと反射タイプの両方の特長を持ったレンズを新開発したとしています。

画像を提供していいかどうかわからないので、その仕組みについてはgoogle画像検索で「”裏面反射” 望遠鏡 ニコン」で検索してみてください。

画像をみると反射タイプでは非球面のミラーを使う必要があるそうで、なるほど高い精度が必要なのだなということがわかります。一方で裏面反射ミラーというのは反射タイプのミラーにレンズを張り付けたような設計になっているようで、これにより屈折タイプの製造の容易さと反射タイプによる小型化を同時に実現したということのようですね。

これはなかなか面白いアイデアですね。何か他に応用できないのかなと思いますし、今後は小型衛星が多数打ち上げられるでしょうから宇宙用レンズの事業を立ち上げても面白いかもしれません。

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