デジカメ販売堅調
カメラ映像機器工業会(CIPA)が発表した2023年のデジタルカメラ世界出荷額を発表しました。平均単価は9万円台に達し、過去最高を更新。CIPAは市場の堅調さを強調し、今後も成長が期待されるとの見通しを示しています。
- カメラ映像機器工業会(CIPA)は1日、2023年のデジタルカメラの世界出荷額が22年比5%増の7143億円だったと発表した。3年連続でプラスとなった。
- 平均単価は9万円台となり、過去最高を更新している。
- CIPAは「非常に堅実な需要が続いており、春以降も弱い印象はない。どこかで弾みがついても不思議ではない」と見通す。
記事によれば、2023年のデジカメ出荷額は前年比5%増の7143億円だったとしています。しかし出荷台数は前年比3.6%減少しており、出荷額が増えたのは製品あたりの単価が上昇したからだということがわかります。
平均単価は過去最高
記事では、平均単価は9万円台になり、これは過去最高金額なのだそうです。確かに、特に最近のミラーレスカメラは価格が非常に高くなっていて、平均単価が上昇する理由もわかりますね。EVFのないタイプのNikon Z 30やZV-E10が10万円に近い金額ですし、従来はエントリー枠だったEOS Kiss M2の後継であるEOS R50もかなり高額になっています。
エネルギー価格の上昇や、値上げなどでカメラ全体の価格が上がっていて、単価が上昇するのは当然といえば当然と言えるのかもしれません。
また、ここのところAI技術が盛んに取り入れられていて、数年前のカメラより被写体認識能力がかなり向上していることもあり、買い替え需要を喚起していることも大きいと思います。
一方で、今後もこの状況が続くとは考えにくいのではないのかなと思いますね。さらに機能が向上しないと買い替え需要を喚起できませんし、既存の技術はすでに一般的な撮影者にとっては必要以上の機能があるため、いま最新の機種を購入した人は、恐らく今後、何年も同じカメラを使い続けることになるだろうと思います。
AI認識機能以外の機能について、さらなるイノベーションがないと、現状維持は難しいのかなという感じがします。今後も同じ状況が続くといいと思いますが、なかなか難しいかもしれません。
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(記事元)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC316GA0R30C24A1000000/


コメント
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元記事を見ると中国が需要を牽引きしていますね。
ミラーレスが一巡するまでは需要は伸びそうですが
その後は需要の伸びが鈍化しそうです。