いまのニコンの足りないレンズ
いまニコンに足りないレンズというのはどのようなレンズが考えられるのでしょうか?この記事ではニコンの足りないレンズについて詳しくお伝えします。
レンズはカメラよりもはるかに幅広い需要がある。これまでに、どのレンズメーカもそのマウント用に生産できるすべてのレンズを生産することができなかった。さらに非主流のレンズのアイデア、たとえばティルトシフトレンズの需要は非常に限られているため、その需要が満たされるまでの短期間だけ生産することになる。
現在のZマウントに足りないレンズは以下の通りだ。
- チルトシフト
需要は風景写真と製品写真の二つの専門分野から来ている。理想的には、広角、標準、望遠マクロの3本のレンズが必要だ。これは、キヤノンとニコンが、それぞれ一眼レフのマウントで行ったことにほぼ該当する。しかし、ジレンマがある。これらのレンズには自動化、特にオートフォーカスの自動化が必要だ。このタイプのレンズには、過去の技術よりも深い研究開発と技術が必要になる。そして、多く売れるわけではない。このレンズにどれほどの優先順位を付けるべきなのだろうか? - 広角
APS-Cとフルサイズの両方で、ニコンは本当の広角の選択肢が不足している。確かに、広角に対応するズームレンズは何本かあるが、本当に広角の領域で望ましいすべてのズームレンズが揃っているわけではなく、単焦点レンズも欠けている。私にとって、これはZマウントで最も解決すべき穴で、ニコンは中国メーカにこの隙間を埋めさせるべきではない。 - レンズのシリーズの完成
f/1.2の単焦点レンズは2本でおしまいだろうか?35mm f/1.2はまだ行方が不明で、もしそれが登場すれば、それでおしまいなのだろうか?f/1.4の単焦点レンズは2本だけ?そうであって欲しくない。このシリーズには少なくとも85mm f/1.4が必要で、24mm f/1.4も歓迎されるだろう。f/1.8 Sシリーズには14mm、18mm、28mmが足りない。またf/2.8の単焦点レンズもいくつか足りないと思う。f/4では望遠ズームという選択肢がない(例:70-200mm、または100-300mmが望ましい)。Noctは孤立している。良いニュースとしては、望遠ズームではあまり足りないものはないことだ。基本的には200mm f/2と300mm f/2.8が挙げられるが、これを求める写真家は多くはないと思う。ただこの項目だけで既存のシリーズから足りないレンズを十数本決めることができる。 - え~本当に?
本当?3台のカメラに対して5本のDXレンズだけ?特にその中の1台は非常に優れたオールラウンドカメラだ。ここではあまり努力をする必要がない。2本か3本のよく考えられた手振れ補正搭載のレンズがほとんどの不満を和らげ、残りを中国のメーカが埋めることができるだろう。 - 新たな開拓レンズ
ニコンは50年以上にわたり、あたらしい光学的なアイデアを発見し、最初にそれを生産してきた。そのうちの何本かのレンズは理由が不明だが放置されている(マクロズームが典型だ)。ニコンが人々が具体的に求めていないレンズにもう少し挑戦してくれると嬉しい。そうすることで、NIKKORブランドの革新を将来に伸ばすことができるだろう。 - おまけ
ニコンは日本のレンズ工場を完全に再構築している。より多くガラスを作る能力を超えて、これがより特殊な製品が組み立てられてきた場所であり、新しい施設が完成した時には、それが再び行われるのか、または、ニコンが中国やタイでのレンズ製造を続けるのか興味深いところだ。
望まれるAPS-Cと革新的レンズ
現在のニコンのラインナップにはどのようなレンズが足りないのでしょうか?そんな意見が公開されています。
記事では、ニコンに足りないレンズとして上記のようなレンズが挙げられています。まずは職業上どうしても必要になるレンズです。上記の記事では、ティルトシフトレンズが挙げられていますが、他にも魚眼レンズなどが必要になると思いますね。
そして特に足りていないのはAPS-Cレンズだとしています。しかしAPS-Cレンズについては、数本のレンズを発売すれば、ほぼそれで事足りるとしていますが、それがどのようなレンズなのかは記述されていません。おそらく、f/2.8の標準ズームと望遠ズームあたりでしょうか?
ニコンのレンズはf/1.8 Sとf/1.2 S、そしてf/1.4のシリーズがありますが、そのシリーズで一般的な焦点距離をすべてカバーするようなレンズを発売するのは結構難しいのかなとは思いますね。でも、f/1.4のシリーズは安いレンズとなるはずなので、より多くの焦点距離で対応することで、より多くのユーザを見込めるのかもしれません。
そして「2025年に登場が期待されるニコンカメラの仕様の噂 Z9II、Z7III、Z5IIほか」では2025年に期待されるニコンの新製品について詳しくお伝えします。
(source)Z SYSTEM USER
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コメント
コメント一覧 (7件)
ニコンの場合、APSCをDXと呼ぶがオレが考えるに最低以下のレンズが不足してる
16-60mmF2.8
50-150mmF2.8
18-140mmF4
10-20mmF4
50-200mmF4
70-350mmF5.6
18-200mmF4-5.6
33mmF1.4
フルサイズをFXと呼ぶが期待されるのは
28-70mmF2
70-150mmF2
24-105mmF2.8
70-300mmF4-5.6
20-40mmF2.8
100-300mmF2.8
70-300mmF4
10-20mmF4
個人的にはこの位のラインナップは最低揃えて欲しい所
DXとFX両方で使える70-300mmF4-6.3は純正であっても良いかもしれませんね。
残り足りないのはやはりサンニッパですね。直近ニコンやキヤノンはワイド側に広げたズームを採用していますが、ソニーが出した単焦点を使ってしまうとやはり描写・機動力ともに圧倒的に優位性があると感じます。Z以降の大口径単焦点は内蔵テレコン型を採用していますから300mmF2.8×TC1.4で重量は1.5〜2キロ弱で出すのが理想でしょう。
チルトシフトはあまり詳しくないのでそれ以外で欲しいとなると、やはり超広角単焦点でしょうか。星景写真等で使える超広角レンズが実質Z 20mm f/1.8Sだけというのは心許ないどころか、もっと早く出てもいいのではと思うぐらいです。とはいえ超望遠系に偏っていたのはZ9から始まったEXPEED7のAF性能を一番活かしきるのは望遠系レンズでしょうから、そちらの拡充を急いたというのはZ9発売当時の状況からすると理解はできます。それと主なレンズは大体揃いつつあるのであとはニッチな部分となるでしょう。
DXレンズはZ50IIの売り上げ次第なところがありそうですね。販売層が家族・初心者、それとフルサイズのサブとしての運用を想定していたらなかなかレンズが増えないかもしれませんが、さすがに今のままのラインナップだと他社と比べて明らかに見劣りしますので、もう少し増えて欲しいところです。
Z 85mm f/1.4はどうなるでしょうね。35/50と同じサイズでは口径が小さいので厳しいように思えます。となるとサイズを変えてまで出してくるかは気になるところですね。50が結構良いレンズだったので密かに期待しています。
Zマウントの超広角レンズが実質的にVITROX 16mm F1.8しかないのはキツいですよ…。
APS-C機の位置づけをどうするのか?って問題ですよねニコン自体が。
富士フィルムはAPS-Cがメインだからなあ。いろんなレンズを出すけど。
Z50Ⅱが最上位機種?って位置づけなら、あまり出てこないように思いますね。
換算24mmや28mmのレンズ。つまり16mmや18mm。
あと明るい標準レンズ。33mmf1.4みたいな。その辺は欲しいですけど。
望遠系はフルサイズ用のレンズを流用したらいいけど、広角系はそうはいかないので。
あとはチルトとか・・・
ってそこまでいくと、なんというか例えばZ80?みたいなクラスのカメラを出す気があるのかどうかですよね。
とりあえずZ50Ⅱを中心にZ30やZfcの三兄弟でおさめる気なら・・・
ちょっと望み薄かなあ。
ソニーもあんまりAPS-Cに力を入れていないし。動画系以外。
キヤノンはR7出しているけど、あんまりレンズそろってませんよね(^^;
Z70とかZ80みたいなのも出してほしいですけどねニコン。
現状足りないと思われるチルトシフト、単焦点の一部はいずれ登場するのではないでしょうか。ただ、大口径単焦点はFマウントレンズで補えます。
それ以外の不足は、70-300mm、70-200mm F4、(換算)12mm以下の広角ズーム、APS-CのF2.8ズーム、16-80mmと思います。
しかし、70-300mm、70-200mm F4はタムロンやZ70-180mm F2.8 +テレコンで代用可能です。
Z50Ⅱが売れているので、いずれAPS-Cも拡充され、タムロンやシグマからもZマウント版が出るでしょう。
そうすると、足りないレンズは、チルトシフト、12mm以下の広角ズーム、APS-CのF2.8ズーム、16-80mmくらいで、意外と少ないようにも思えます。
個人的には星撮りに使える超広角レンズと魚眼レンズ。現在チャイナメーカーを使っていて、それなりに満足はしていますが…
あとはZfやZfcにも似合う、レトロ外装のレンズ。そしてこのレトロシリーズに似合う、白色のカラバリですね。
カメラが撮影の道具から一歩進化するためには、デザインやカラバリはとても重要な要素だと思います。
自分は、ずっとサンニッパ(300mm F2.8)の登場を待っている。もちろん単焦点で。ズーム(120-300mmとか)は重くなるのと価格がアップするだけで、それに見合うメリットが無いのでやめてもらいたい。
Zマウントのサンニッパは、早い時期に出るだろうと予想していたのだが、一向に出る気配が無い。更新されなくなったが、Zマウントレンズのロードマップで、300mmはずっと空白地帯のままになっている。SONYが軽量化された素晴らしいサンニッパを出したくらいだから、まだまだサンニッパのニーズはあると考えられる。
サンニッパが各社の看板レンズだったのはもう過去の話だが、それでもやはり、レンズのラインナップにサンニッパが無いのは寂しい。恐らくSONYと同程度かそれ以上の高額レンズになるだろうが、何とか出してもらいたいと切に願う。