操作系のレイアウト問題が解決?
このような技術を採用すれば、カメラの天板に配置するコントロールレイアウトの問題が解決するのではないか?そんなアイデアが公開されています。興味深いので紹介したいと思います。この記事ではカメラ上部の操作系のレイアウトのアイデアについて詳しくお伝えします。
電子インクディスプレイを採用して解決
カメラの天板(上部)は最も操作しやすい場所であり、視認性もいいので、そこに何をどのように配置するのかといったことは重要な問題になります。人によっても好みは違うため、万人に合うようにコントロールをレイアウトすることは非常に難しいと思います。
しかも天板というのは面積が小さいため、露出補正も、ISOも、シャッター速度も、PSAMも、小型液晶もとすべてを配置することはできず何かしらが犠牲になってしまいます。
例えば、先日は富士フイルムがフィルムシミュレーションを設定するダイヤルをカメラ上部に設定しましたが、これに関しては賛否両論がありました。せっかくの良い場所なのに、ほとんど固定でしか使わないフィルムシミュレーションダイヤルを設置するのはもったいないという意見もあれば、最近の人は色味を頻繁に変更したい人が多いので、他のカメラと差別化になっていいのではないかという意見もありました。
それだけカメラの天板にどのようなコントロール類や液晶画面を配置するかということは重要になりますし、人によって意見は分かれるわけですが、それがこのアイデアである程度は解決するかもしれません。
上記の画像は、これらの問題を完全ではありませんが多少は解決するのに役立つかもしれない仕組みを表したものです。これだけでは、なんのことか分からないと思うので簡単に説明します。
この写真のダイヤルには電子インク(電子ペーパー)のディスプレイが設定されています。円形のダイヤルの中央のロック解除ボタンの両側がそれぞれの現在の設定を表示する電子インクの表示窓になります(またはダイヤル全体で電子インクでも良いようです)。
レリーズボタン左下にあるダイヤルを例に説明します。ダイヤルの左側はシャッター速度を表示しています。現在は1/125秒に設定されています。ダイヤルの右側はPSAMモードを表示しています。現在はユーザのカスタム設定1(C1)が表示されています。
シャッター速度を変更する場合、ダイヤル上部にあるツメの部分を左側にしておき、ダイヤル本体を回します。するとシャッター速度の変更が可能になります。PSAMモードを変更する場合にはダイヤル上部にあるツメを右側に移動させダイヤルを回します。すると設定表示の白黒が反転し、今度はPSAMモードを変更することが可能になるという仕組みです。
この仕組みを採用すると1つのダイヤルで2個の設定を行うことができるので、3つのダイヤルがあれば合計で6つの機能を割り当てることが可能になります。
電子インクなので表示内容はどのようにも変更することができるため、ISO、シャッター速度、露出補正、PSAM以外にも様々な設定をカスタマイズで設定することが可能になります。例えばフィルムシミュレーションモード、AFモード、AFエリアの設定、追尾/認識する被写体の設定、画像サイズや動画モードなど様々な設定をダイヤルで行うことが可能です。
またダイヤル全面を電子インクとすることで簡易的な液晶の小窓代わりとしても利用でき、現在の設定をダイヤルに表示させておくことも可能になるとしています。
以前にも見たことある気がしますが、このようなアイデアを実現できれば様々な設定ができ、すべて自分用にカスタマイズできるので便利かもしれませんね。
電子インクが無理でも物理的にダイヤルを取り外しできるようにして、自分の好きな設定ダイヤルを好きな場所に配置する仕組みとかあったら面白いかもしれませんね。
(記事元)FujiRumors
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コメント
コメント一覧 (3件)
このようなダイヤルがあっても面白いですよね。
銀塩時代と同じような操作系だから値打ちがあるわけで・・
ここまでごちゃごちゃするのなら、普通にボタンと電子ダイヤルの組み合わせでいいような(^^;
コレはフジに限った話ではない
使わない機能は全然使わない
それが天板にあるのはもったいない
スペースの有効利用
カスタマイズの進化系
結局割当を変更するにしても、表示をどうするかと言う問題は付きまとう
その機能に即した表示にしないとイケなくなるから
この電子インクと言う表現は正直?な感じだが、普通に液晶表示で良いのでは?
いずれにしても、例えばマニュアルモードしか使わない人にはモードダイヤルは要らない上に、少なくとも天板には必要ない
またマニュアルモードでISOオート使わないか、使う頻度がやたら少ない人には露出補正ダイヤルが不要になる
単純に考えてこの程度の事はすぐに思い浮かぶ
露出補正ダイヤルならISOダイヤルの方が余程マシ
私自身マニュアルモードしか使わないし、露出補正も使わない
全てISOを手動で操作
ミラーレスカメラだからこそマニュアルモード使わない、使えない人には露出は生命線になるのは理解できるが、逆に露出がファインダーに反映されてる時点で個人的には余計に露出補正は無用の長物に成り果てる
そう言う相関性を理解すると1つで物事は真反対にもなるから解決しないのは明白
だから様々な形に変えられる可能性や余地は残しておく必要はあるが、それでもよく変える機能は限られる
ある程度使用頻度の大小は考えないとイケない
基本はシャッタースピード、ISO、F値
ただこの3つは変えすぎるから、却って天板じゃない方がいいかも知れないが
前ダイヤルや後ダイヤルや場合によっては、コントロールリングに割当が望ましいと思う
個人的には前ダイヤルが2連になってれば、最高なんだけど
シャッターボタンを人差し指で押しながら、中指で前ダイヤルの上下を使い分けて回せる能力があるから
ソコにシャッタースピードとISO割当するとシャッターボタン押す行為以外の操作の多くは対応可能
自分は親指AF使用するから、右手の親指、人差し指、中指を同時に使えるから最高なんだが
訓練すると薬指も使えるのでは?とさえ思える
前ダイヤルの下部は薬指で対応し、前ダイヤルの上部は中指で対応するみたいな使い分けが人間の方が進化する余地はある気はする
そうするとEVF見ながら操作する前提だと天板の使用頻度は前後のダイヤルと比較すると低くなる
そうすると瞬間的に対応必要そうで残されてるのは連写コマ速の変更位かな
後はそんなに急がなくてよい内容ばかり
せいぜいホワイトバランスのケルビン変えるか、彩度・コントラスト、色の濃さ調整するか
その辺をこの電子インクダイヤル使って変更できたら良いかな
使用頻度とスピードの必要性の観点で機能の置く場所は考えても良いかな
本当にEVFから目を離さないでEVF見たまま素早く変える必要のある人って、実際何の位いるか分からんけど
でないと急ぐ必要性が低くなる
自分はまだ前ダイヤルならそう言うノールックで操作は出来るけど
すぐに結果をEVFに反映されられるミラーレスカメラだからこその御作法ではある気が来る