α1 IIの噂を検証
期待されていたα1 IIが正式に発表されました。α1 IIの機能については賛否両論あるようですが、プロフェッショナル向けとして無難に正当な進化をしていると考えることができるという意味では、よかったのではないかと思いますね。より革新的な機能を搭載するのもいいかもしれませんが、それをプロフェッショナル向けのカメラでいきなり搭載するよりも、他のカメラで性能を確認してから搭載するという手もあるのかなと思います。
というわけで、流れていた噂から、当初からマイナーバージョンアップ程度になるのではないかと心配されていたわけですが、実際にはどのような噂が流れていたのか確認してみようと思います。
それでは、非常にまとめるのが大変にも関わらず、閲覧数は非常に少ないという問題作のこの検証シリーズを今回もやっていきます。ぜひ当サイトのTwitterアカウントをフォローしてもらい、記事にいいねをしていただくと、今後も検証シリーズを続けるモチベーションになりますのでよろしくお願い申し上げます。
さて、早速、過去に流れていたα1 IIに関する噂をみてみましょう。それぞれの噂の詳細な記事に関しては、日付のリンクをタップすることで閲覧することが可能です。
- α1 IIは2023年には発表されない
- α1 IIは2024年後半のいつかの時点で発表
- α1 IIがグローバルシャッターを搭載するのではないかという憶測が広がっている
- 2024年11月にα1 IIが発表(60%の可能性)
- α1 IIは2025年に発表される可能性が非常に高い
- 最善の場合α1 IIが2024年11月に登場する
- α1 IIが年末までに発売される可能性が高いが、年末ギリギリになるだろう
- 期待されるAIチップなどのアップデートがあるだけ
- ボディはα1と同じでα9 IIIのものではない
- 5000万画素センサー(α1と同じ)
- フレームレートの改善
- クラスで最高のオートフォーカス
- C2PA認証
- SD、第4世代のCFExpress Type Aのデュアルスロット
- 2024年11月19日にα1 IIが発表
- α1と同じセンサー
- AIチップ搭載
- α1より高速なAF
- α1より高速な連写
- α9 IIIのボディが採用される
- プリキャプチャ機能が搭載
- 3.2インチバリアングル液晶
- 8段分の手振れ補正
- α1と同じ30コマ/秒
- α1と同じ8k 30p
- α1 IIは7499ユーロ
- α1 IIは12月上旬に出荷が開始される
概ね正しかったα1 IIの噂
思ったよりも数が少ないという印象ですが、最も早い時期で去年の夏頃(2023年7月)の噂があったりして、かなり長く噂されていたことがわかります。α9 IIIの発表もあったため、次のフラッグシップがどのようなカメラになるのか、多くの人が興味を持ったこともあったのかもしれません。
それでは、それぞれの噂について確認していきます。
- α1 IIは2023年には発表されない
- 2024年の発表だったので正しい
- α1 IIは2024年後半のいつかの時点で発表
- 2024年11月の発表だったので正しい
- α1 IIがグローバルシャッターを搭載するのではないかという憶測が広がっている
- あくまで憶測が流れていただけなので評価不可能
- 2024年11月にα1 IIが発表(60%の可能性)
- 2024年11月に発表
- α1 IIは2025年に発表される可能性が非常に高い
- 2024年の発表だった
- 最善の場合α1 IIが2024年11月に登場する
- 2024年11月に発表された
- α1 IIが年末までに発売される可能性が高いが、年末ギリギリになるだろう
- 国内では2024年12月13日の発売
- 期待されるAIチップなどのアップデートがあるだけ
- マイナーバージョンアップ的であることは確か
- ボディはα1と同じでα9 IIIのものではない
- α9 IIIと同じものだった
- 5000万画素センサー(α1と同じ)
- α1と同じ
- フレームレートの改善
- α1と同じ
- クラスで最高のオートフォーカス
- 最高かどうかは主観的な問題だがαシリーズではおそらく最高
- C2PA認証
- 現時点で非対応
- SD、第4世代のCFExpress Type Aのデュアルスロット
- 第4世代には対応せず
- 2024年11月19日にα1 IIが発表
- 正しい
- α1と同じセンサー
- 正しい
- AIチップ搭載
- 正しい
- α1より高速なAF
- リアルタイムトラッキングAFの認識率が30%向上で
- α1より高速な連写
- 連写性能は変わらず
- α9 IIIのボディが採用される
- 採用された
- プリキャプチャ機能が搭載
- 搭載されている
- 3.2インチバリアングル液晶
- 3.2インチでバリアングル
- 8段分の手振れ補正
- 中央8.5段
- α1と同じ30コマ/秒
- 同じ
- α1と同じ8k 30p
- 同じ
- α1 IIは7499ユーロ
- 7499ユーロで正しい(一部店舗ではこの価格をベースに割引きが設定)
- α1 IIは12月上旬に出荷が開始される
- 国内では12月13日の発売
というわけで眺めてみると、概ね正しかったのですが、途中でα9 IIIのボディデザインを採用すると内容が変わったり、連写や動画性能が向上するという噂もありましたが、実際には連写性能や動画性能はα1のままだったりと、若干ですが、間違っていた噂が流れていました。
しかし、後半になるとほぼ正しい噂が流れていて、発表直前の価格情報は1ユーロ単位で正確だったので、これは発表間近になり、実際の店舗などから情報が流出したのだろうと思います。
概ね正しかったわけですが、情報の統制はしっかりしていたようで、あまり詳細な仕様は流出していなかった印象ですね。以前はもっとかなり多くの情報が流れていた印象ですが、最近はどこのメーカも厳しくなっているのか情報がなかなか流れていない印象です。
このような検証結果になりましたが、実際に皆さんが感じていた印象とは異なるものだったでしょうか?それともほぼ同じような印象だったでしょうか?
今後もモチベーションが続く限り検証していきたいと思います。
α1 II | α1 | α9 III | |
---|---|---|---|
有効画素 | 約5010万画素 | 約5010万画素 | 約2520万画素 |
8k動画 | 8k 30p | 8k 30p | - |
4k動画 | 4k 120p | 4k 120p | 4k 120p |
測距点数 | 最大759点 | 最大759点 | 最大759点 |
AF検出輝度 | EV-4 – EV20 | EV-4 – EV20 | EV-5 – EV20 |
被写体認識(静止画) | オート、人物、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機 | 人、動物、鳥 | 人、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機 |
EVF | 0.64型 943万ドット | 0.64型 943万ドット | 0.64型 943万ドット |
モニター | 3.2型 209万ドット | 3.0型 144万ドット | 3.2型 209万ドット |
モニター可動 | バリアングル | チルト | バリアングル |
シャッター速度 | 電子:1/32000-30秒 メカ:1/8000-30秒 | 電子:1/32000-30秒 メカ:1/8000-30秒 | 電子: 1/80000-30秒 |
フラッシュ同調 | 1/400秒 | 1/400秒 | 1/80000秒 |
手振れ補正 | 8.5段(中央) | 5.5段 | 8.0段 |
連続撮影 | 約30コマ/秒 | 約30コマ/秒 | 約120コマ/秒 |
NFC対応 | - | 対応 | - |
USBストリーミング | 対応 | ? | 対応 |
マイク | ボイスメモマイク内蔵 | - | ボイスメモマイク内蔵 |
ブリージング補正 | 対応 | - | 対応 |
静止画撮影枚数EVF | 約420コマ | 約430コマ | 約410コマ |
重量(電池、メモリ含む) | 約743g | 約737g | 約703g |
サイズ | 約136.1 x 96.9 x 82.9 mm | 約128.9 x 96.9 x 80.8mm | 約136.1 x 96.9 x 82.9 mm |
グローバルシャッター | - | - | 対応 |
リアルタイム認識AF | 対応 | - | 対応 |
AIユニット | 対応 | - | 対応 |
プリ撮影 | 対応 | - | 対応 |
レリーズタイムラグ | 対応 | - | 対応 |
連写速度ブースト | 対応 | - | 対応 |
ノイズ低減用撮影 | 対応 | - | 対応 |
D-アクティブモード | 対応 | - | 対応 |
C5ボタン | 対応 | - | 対応 |
想定価格 | 99万円 | 80万円 | 88万円 |
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