情報筋は私にこう述べた。
ちょうどタムロンからの6本のレンズの噂について確認し、特定したかった。私が得た根拠は「私は、もし6本のレンズを来年末までに見ることになっても驚かない」というものだった。これにタムロンの経営者がPhotoPlusで述べた20mm、70-180mmが「来年末まで」に含まれているかどうかはわからない。
彼はまた、タムロンは大口径レンズをすぐに作る計画はまったくないが、しかし最終的にはそこまでたどり着くだろうと明かした。ロードマップにはないので、誰もそれに期待してはいけない。
私が思うにいくつかの新しいレンズが2020年に明らかになるだろうが、しかし発売されるのは2021年のみになる。そしてもちろん優先されるのは、例えば新しい150-600mmFEレンズのようなズームレンズだろう。
(記事を一部意訳しています)
タムロンから6本のソニー用レンズが発売か
タムロンが6本のソニーのフルサイズミラーレス用のレンズを発売する可能性があるようです。噂によれば、発表は2020年で実際の発売は2021年の可能性が高いようですね。どのようなレンズかは明らかになっていませんが、タムロンが公開している上記のティザー広告の画像をみると、なんとなくどんなレンズかわかりそうです。
たぶんですが、画像のシルエットから想像すると単焦点レンズが3本、ズームレンズが3本というのは確実なようですね。さらに、ズームに関しては超高倍率ズームと望遠ズームである可能性が高いように見えます。ですが、噂によれば大口径なプライムレンズである可能性は低いということで、単焦点はf/1.8どまり、望遠ズームもさほど明るいレンズではないということが言えそうです。
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他社がソニー用レンズを作りやすい理由
ニコンやキヤノン、ソニーなどは自社専用のマウントを開発して自社のカメラに採用しています。自社専用のマウントにしているのは、当然自社の設計したマウントがカメラにもっとも優れたものであるからという側面もありますが、自社のオリジナルのマウントを採用するとマウントによる縛りがでてきますので、いちど自社マウント用のレンズを購入すると他社に移行しにくいので、ユーザを囲みやすいというメリットもでてきます。ただしデメリットとして自社だけではレンズのラインナップを揃えないといけないので、多くのレンズが揃うまでに時間がかかったり、特殊なレンズまで手が回らないという状況になりかねません。
そのため、ソニーは実は2011年にEマウントの基本仕様を無償開示していて、他社がEマウントレンズを製造しやすい環境を整えていました。このとき、ソニーはまだ後発メーカで、なんとかしてニコンやキヤノンを打倒しようと考えていた頃ですので、わざと仕様を公開することでレンズメーカへの参入をうながしていたわけです。
しかし、フルサイズミラーレスで覇権をえつつある現状では、逆にこれが足かせになり自社の利益に悪影響を及ぼす可能性がでてきています。自社マウントを採用して、仕様を公開しないというのは他社にレンズを作らせないという効果もあるため、その結果、自社製造のレンズを購入させることができ、それによって利益を得ることができるからです。
本体の技術向上がなかなか難しくなってくるだろう今後にレンズで利益が上げられなくなってしまうと問題になりますので、そのあたりソニーがどうするのか興味のあるところですね。
ところで、タムロンが発売するフルサイズ用のレンズですが、マウントのフランジバックから考えると、ニコンのZマウント用のレンズにそのまま移植することができます。なのでZマウント用のタムロンレンズが発売される可能性もあると思います。そうなるとZシリーズのユーザとしては選択肢が増えるので嬉しいかもしれませんね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
コメント
コメント一覧 (1件)
このソニーの経営戦略はかなり危険と思います。
マウント情報と共にオートフォーカス技術もある程度漏れるでしょうから
遠からず中国や韓国当たりからソニー互換ボディやレンズが登場するのではないかと
危惧しています。
今トレンドになっている瞳AFなどハードではなくソフトウェアなのですぐ真似される
でしょう。
ボディ内手ぶれ補正も特許が切れるので同様ですね。
そしてソニーの市場のみならずキヤノンやニコンの確保している市場も
侵食されるのではないかと心配しています。