キヤノン 50-80mm f/1.4など新レンズの特許を出願

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キヤノン 新レンズの特許

望遠

【出願人】
【氏名又は名称】キヤノン株式会社

【課題】小型で高性能なズームレンズを提供する。

【発明の効果】
本発明によれば、小型で高性能なズームレンズを提供することができる。

主な実施例

項目広角中間望遠
焦点距離51.5064.0082.52
Fナンバー1.461.461.46
半画角(°)22.7918.6814.69
像高21.6421.6421.64
レンズ全長196.75200.00198.27
BF13.5312.8713.97
項目広角中間望遠
焦点距離44.2963.1282.52
Fナンバー1.461.461.46
半画角(°)26.0318.9214.69
像高21.6421.6421.64
レンズ全長230.00227.67226.89
BF14.0016.2916.72
項目広角中間望遠
焦点距離36.0659.6782.52
Fナンバー1.461.461.46
半画角(°)30.9719.9314.69
像高21.6421.6421.64
レンズ全長238.87234.18238.08
BF13.0019.1520.85
項目広角中間望遠
焦点距離71.65118.25194.00
Fナンバー2.062.062.06
半画角(°)16.8010.376.36
像高21.6421.6421.64
レンズ全長240.16240.16240.16
BF16.2416.2416.24
項目広角中間望遠
焦点距離72.00118.00194.00
Fナンバー2.502.502.50
半画角(°)16.7210.396.36
像高21.6421.6421.64
レンズ全長223.00223.00223.00
BF15.5115.5115.51
項目広角中間望遠
焦点距離72.11118.05193.84
Fナンバー2.302.302.30
半画角(°)16.7010.396.37
像高21.6421.6421.64
レンズ全長241.35241.35241.35
BF17.0017.0017.00

小型なズームレンズの特許か

キヤノンがデジタルカメラ用と思われる交換レンズの特許を出願していることが明らかになりました。主な実施例は上記のような仕様のレンズで、まとめると以下のようなレンズの特許となるようです。

  • 50-80mm f/1.4
  • 45-80mm f/1.4
  • 35-80mm f/1.4
  • 70-200mm f/2
  • 70-200mm f/2.5
  • 70-200mm f/2.3

いずれも像高からフルサイズデジカメ用のレンズとみられます。具体的には、どのような特徴のあるレンズになるのか、特許の内容を詳しく見ていきましょう(当サイトの解釈です)。

今回の特許は、複数のフォーカス群を組み合わせることで、レンズ全体の小型化と近距離撮影時の光学性能の両立を目指したズームレンズに関するもののようです。

特徴となるのは、ピント合わせに使用するレンズを一つに限定せず、レンズ群の内部や後方など、異なる位置に複数のフォーカス群を配置している点です。実施例によって構成は異なりますが、3つのフォーカス群を使用するものや、4つのフォーカス群を組み合わせるものが確認できます。これらを連動させることで、無限遠から近距離へピントを合わせる際に発生する収差の変動を抑え、近距離でも良好な描写性能を確保しようとしています。

One Point!:フォーカス群って?
ピント合わせのために動くレンズのグループのことだよ。今回の特許では複数のフォーカス群を使うことで、高画質と小型化の両立を狙っているんだ。
One Point!:無限遠って?
カメラ用語で「非常に遠くの被写体」を意味するよ。山や空、遠景などを撮るときのピント位置なんだ。

一般的に、近距離へのフォーカシングでは、ピント位置が変わるだけでなく、球面収差や像面湾曲などの光学的な特性も変化します。この特許では、フォーカス群ごとに移動方向やレンズ形状を工夫し、それぞれの移動によって生じる収差の変化を組み合わせて補正する仕組みを採用しています。あるフォーカス群の移動によって生じる像面湾曲を、別のフォーカス群の移動による変化で補うなど、複数のレンズを協調させることで近距離撮影時の性能を高める考え方とみられます。

One Point!:球面収差って?
レンズを通った光が一点に集まらず、画像が少しにじんで見える現象だよ。特に大口径レンズや近距離撮影で問題になりやすいんだ。
One Point!:像面湾曲って?
本来は平らなはずのピント面が曲がってしまう収差のことだよ。中央にピントを合わせると端がボケたり、逆に端に合わせると中央が甘くなったりするんだ。

また、フォーカス群を構成するレンズの枚数を少なくし、単レンズを中心とした構成を採用している点も重要です。レンズを軽量化することで、駆動用モーターなどの機構を小型化しやすくなります。さらに、各レンズに極端に強い光学作用を持たせないようにすることで、レンズが光軸からわずかにずれた際の性能への影響を抑える工夫も盛り込まれています。

One Point!:光軸って?
レンズの中心をまっすぐ貫く基準線のことだよ。レンズがこの線からズレると画質が低下しやすくなるんだ。

ズーミングについても、各レンズ群の移動方向や移動量を調整することで、広角端から望遠端までの変化に対応しながら、レンズ全体の小型化を図っています。実施例ごとにレンズ群の数や配置、フォーカス群の構成には違いがありますが、複数のフォーカス群を活用して収差を補正し、小型化と近距離撮影性能を両立させようとする点は共通しています。

キヤノンは最近、複数のレンズを別々に駆動させてフォーカスを合わせる特許を出願していますが、こちらはズームに関しても複数のレンズを別々のモーターで駆動させることで小型化をする特許となっているようですね。

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