Nikon ZDcの噂は本当か?
先日、投稿されて話題になったNikon ZDcというカメラ名が様々な憶測を呼んでいるようです。この記事では、Nikon ZDcの可能性について詳しくお伝えします。
Nikon ZDcの噂について話そう。この噂は現在、様々なプラットフォーム上で流れており、特にE8M_8888という情報筋から発信されている。この類いの噂は、ニコンが初心者をターゲットとしたハイブリッド一眼レフカメラを導入する可能性があるということを示唆している。これは、EOS 200D Mark II、EOS 200Dの市場のシェアをカバーしようとする試みだ。このカメラはアジア市場で非常に人気があり、多くのコンテンツクリエイターがキヤノンのEOS 200Dシリーズのカメラを使用し続けている。これにより、ZDcという名前のハイブリッド一眼レフカメラが発売されるかもしれないということだ。
NewCameraの見解:この噂はどの点においても正しくない。一眼レフメーカは2018年以降、ミラーレス以上に自社を確立しようと最善を尽くしてきた。ニコンは基本モデルのNikon Z30からNikon Z9まで、ミラーレスカメラで非常に良い成績を収めている。従って、この特定の噂は私にとっては論理的とは思えない。
Nikon ZDcはどのようなカメラになるのか?
ニコンが一眼レフの新しいカメラを発売するのではないかという憶測が流れています。まだ、噂と呼べるような段階でなく、ネット上の様々なところで取り上げられているだけですが、この噂が信じられるものであるのかどうか、実現可能性などを検討してみたいと思います。
まず、NewCameraさんが「論理的ではない」と述べている時点ですでに終了なのかもしれませんが、その意味とNikon ZDcがどのようなカメラなのか見ていきましょう。
この記事ではNikon ZDcをハイブリッド一眼レフカメラであると表現されています。ハイブリッドには様々な意味があるわけですが、最近では動画と静止画のハイブリッドという意味で使われることが多いです。しかし、ここではおそらく一眼レフとミラーレスのハイブリッドカメラという意味で述べているのだろうと思います。
一眼レフとミラーレスカメラのハイブリッドカメラなどというものは実現可能なのでしょうか?通常は、フランジバック(マウント面からセンサー面までの距離)は、一眼レフ用のレンズよりも、ミラーレスカメラ用のレンズのほうが短いです。そのため、一眼レフ用のレンズについては、マウントコンバーターを介してミラーレスカメラで使うことができますが、ミラーレスカメラ用のレンズを一眼レフに取り付けて利用することは物理的にできません。
また、仮にマウントを可動させフランジバックの長さを変更できるカメラを発売したとしても、そもそもFマウントとZマウントではマウントの口径が異なるため、それだけではFマウントレンズをZマウントレンズに取り付けることはできません。従って、マウントアダプタを利用してFマウントレンズを使用することは可能なわけですが、それならNikon Z30やNikon Z50IIを購入して利用すればいいだけなので、わざわざNikon ZDcというカメラを作る意味があまりないように思えます。それなら、Nikon Z30よりももっと廉価な、キヤノンのEOS R100のようなカメラをNikon Z10などとして発売したほうが、まだ可能性は考えられそうです。
ただし、このハイブリッドという意味が、像面位相差センサーを搭載した廉価な一眼レフというカメラであれば、発売できる可能性はあるかもしれません。例えば、Nikon D780の中身がNikon Z6であったのと同様に、中身がNikon Z30のNikon ZDcという一眼レフを作れば実現は可能だと思います。ただし、光学ファインダー使用時には像面位相差センサーは利用できず、ライブビュー撮影時のみ像面位相差センサーを利用することができるようになります。
これならば可能なように思えますが、残念ながらいまはAPS-C用のキットレンズはほぼ終売の状態になっており、おそらくレンズを再び生産することもないでしょうから、一眼レフ用のレンズを提供できないため、あまり現実的ではないように思えます。
ということになりますが、やはりこの噂はあくまで憶測や予想、期待したいカメラといった可能性のほうが高そうに思えますね。ただ、実現可能性を考えたりするのには頭の体操としては面白い噂でした。
さらに「2025年に登場が期待されるニコンカメラの仕様の噂 Z9II、Z7III、Z5IIほか」では発売が期待されるニコンのカメラについて詳しくお伝えします。
(source)NewCamera
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コメント
コメント一覧 (4件)
昔、Eマウントなのに一眼レフスタイルのα3000という機種がありました。
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/612775.html
0.2型約20.1万ドットのEVFや、3型約23万ドットの液晶モニターによりコストを抑えた仕様で、途上国向けと思います。
一眼レフスタイルが好まれる国もあり、また途上国ではカメラに10万円以上出せる方は極めて限られます。Nikon ZDcもコストを抑えた、途上国向けのZマウントミラレスではないでしょうか。
短いフランジバックに反射ミラーを入れる特許はキヤノンにありますね。
RFマウントのフランジバックにも入れられそうな構造になっています。
ミラーは横に退避させる、跳ね上げずに下に潜り込ませる、2分割で上下に
退避させる。
ミラーの処理は色々な方法がありそうです。
構造的にはミラーレスより高価になりますね。
ファームウェアが同じとすればハードウェア、及びメカニズムの調整費が
上乗せされます。(ライブビューでミラーレスと同じ機能を待たせる場合)
実際の所、当該カメラがあるとすれば外側だけ従来の一眼レフスタイルの
カメラにしたものかもしれません。
ちょっと調べてみるとE8M_8888氏の今までの情報は当人の想像みたいなのが多いみたいですね。情報の出が早いことは早いらしいですが、少し引いてみるのが良いみたいです。
とはいえ廉価一眼レフかミラーレスが出るとしたら(今更一眼レフを出すかは別として)やはりEOS R100対抗なのかなと思ってしまいますね。
CanonX50さんの仰るとおり、Fマウントのまま内部構造がミラーレスの機種ならば可能性がありそうですね。日本での発売はちょっと怪しい機種になりそうですが…。
2024年カメラ業界おまいうランキングがあれば満票で1位選出かもですね、元記事の見解w
一眼レフマウントのミラーレスといえばK-01ですが、あれはミラーレスマウントの新規開発不要だから多少の意味があるわけで、既にZマウントを持つニコンがやる意味は皆無でしょう。K-01だって商業的には失敗ですし。
また、R100への競合意思もあるとは……あれはシェア確保用の割り切り機種で、シェアを無理に追わないニコンの戦略とは真逆ゆえ。
外装だけ一眼レフ、が誤差レベルながら1番可能性高そうですが、大多数の一般人はレフ機も(軍艦部EVF付)ミラーレスも「全部同じじゃないですか!?」だと思います……。