フルサイズRFレンズの噂
ついにサードパーティーレンズメーカが、フルサイズRFマウント用のレンズを発売するのではないかという噂が流れているようです。この記事ではフルサイズRFマウント用サードパーティ製レンズについて詳しくお伝えします。
私たちは他の情報筋とともに、少なくとも3社の中国のレンズメーカが2025年末に市場に登場するサードパーティー製フルサイズRFレンズになる可能性があると聞いている。最もよく言及されているブランドはViltroxで、彼らの新しい35mm f/1.2 LABレンズをRFマウントとして最初に導入する可能性が高いと言われている。Viltroxは急速に認知されているブランドで、EマウントやXマウント向けに非常に優れたオートフォーカスレンズをいくつかリリースしている。
(source)CanonRumors
最新の噂によれば、2025年に中国のレンズメーカからサードパーティー製のレンズが登場する可能性がある。彼らはE、Z、Xマウントなどのブランド向けに幅広いオートフォーカスレンズを開発するだけでなく、RFマウントとのコラボにも積極的に取り組んでおり、名前の一つにViltroxが挙げられている。
現在、彼らはRF/RF-Sマウント用のフルサイズおよびAPS-C用のレンズの開発に取り組んでいるが、サードパーティー製レンズメーカが市場に投入する前に従わなければならない技術的な複雑さとプロセスのため、2025年までに市場に登場するかどうかはまだ不確かだ。しかし、2025年には少なくともRF-Sマウント向けに新しいレンズを発売するために最大限の努力をしている。
(中略)
さらに良いニュースは、現在、Viltroxだけでなく、もう2社のサードパーティーレンズメーカもRFマウント用のレンズを開発するために関与していると言うことだ。ただし、具体的な名前はまだ明らかになっておらず、新しい情報が入り次第お伝えする。
(source)NewCamera
ライセンス契約の不思議
サードパーティーレンズメーカが、ついにフルサイズ用のRFマウントレンズを発売するのではないかという噂が流れているようです。
RFマウントレンズとサードパーティレンズメーカの間には、これまで様々な流れというか出来事がありました。
当初、中国のレンズメーカがRFマウント用のオートフォーカスレンズを発売したのですが、そのレンズの発売を止めるようにキヤノンから「お願い」があったと言われていました。あるサードパーティーレンズメーカがSNSで明かしたことですので、たぶんこの会社には実際に「お願い」があったのだと思われます。RFマウントAFレンズを発売/発表していたメーカは数社あったのですが、どれも発売が取りやめになってしまいました。
その後、動きはなかったのですが、今年になってシグマ、タムロンからAPS-C用のRF-Sレンズではありますが、AFレンズを発表し、そして最近ではサムヤンがRF-S AFレンズを発表しています。
これによりキヤノンはAPS-C用レンズについては発売を認めたのではないかという憶測が流れていましたが、今度は2025年にもフルサイズ用のRFレンズが発売されるかもしれないという噂が流れ、これが事実ならいよいよフルサイズ用RFマウントレンズについてもサードパーティーから登場する可能性がありそうです。
一方で、キヤノンがこれを認めるわけがないと考える人も一定数いるのも事実で、本当にフルサイズレンズをサードパーティーレンズメーカが発売できるかどうかは未知数です。
問題は、実際にキヤノンが販売を止めさせるだけの抑止力となる「何か」を持っているかどうかになってくると思います。
例えばレンズとカメラの通信方法に何らかの特許がかかっていて、キヤノンからその特許の使用を認めてもらわない製品が発売できないと仮定すると、各レンズメーカはキヤノンとライセンスを結びお墨付きをもらわないとレンズが発売できないことになります。タムロンとシグマは「キヤノンとのライセンス契約のもとに製品を発売している」旨の記述があるため、タムロンとシグマはキヤノンと何らかの契約を結んでいることは間違いないところです。しかし、サムヤンに関してはキヤノンとのライセンス契約・・・の表記がWebサイト上にはなく、実際にライセンスを結ばなくてもレンズを発売できてしまうのかどうか結構微妙なところです。
もし、まったく特許などの問題がないのであれば、当然、様々なメーカがRFマウントレンズを発売できることになるわけで、記事にもあるようにViltroxがRFマウントレンズを発売しても不思議ではありません。またAPS-Cだけでなくフルサイズ用のレンズが発売されるのもまったく不思議ではありません。
というわけで、結局、キヤノンとの契約がなければ互換レンズを発売できるのかできないのか、現時点ではいまいちよく分かっておらず実際にフルサイズRFマウントレンズをサードパーティーレンズメーカが発売するのかどうかは未知数といったところだと思います。
さて、本当にサードパーティレンズメーカからフルサイズ用のRFマウントレンズは発売されるのでしょうか?
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コメント
コメント一覧 (3件)
いざとなれば通信の遠隔操作でレンズが稼働できなくなる設定になってるのかもしれない
よく毎月の使用量支払わないと止められる携帯電話の契約みたいに
無闇矢鱈におかしなレンズ出させない為に
性能であったり、価格であったり
キヤノンの考える節度が外国人やサードパーティに伝わるか不明だけど野放しにさせるよりはマシ
もっともシグマとタムロンが真面目にやればこの2社だけで少なくとも一般ユーザーが欲するレンズの2/3はカバーされるだろう
シグマもタムロンは新規のレンズ毎年3本出していけば5年で30本になる
単焦点はニッチになるから仕方ないが、ズームレンズはかなりカバーされるだろう
個人的にはF4のズームレンズがどちらも殆ど出てないから不満たっぷりだけど
まだ出せる余地は沢山ある
そもそもAPSC用のズームレンズは全然出てないと言っても過言じゃないし
特許を侵害さえしなければライセンス等、締結しなくてもキヤノンは
互換レンズメーカーが RFマウントレンズを発売しても何ら問題にはしません。
実際の所、使ってみて純正レンズのように動作すれば問題はないかなと思います。
NewCameraってのが大前提(CR記事にNCの記載があって堕ちたもんだなと)として。
キヤノン自身はライセンスに縛り無しと言ってますが、現状APS-C用しか出てないのが事実。何らの差も無し、とは考え難いところ。
来年にかけてその辺変わってFF用が登場する可能性はありますが。
ライセンス契約無しなら特許等を回避した実装を確立できたのかも。本当に刺されないかは不明。
ただ、サムヤン/VILTROXの製品ページ見るとFE/X/L/Zいずれの製品もライセンス契約の文言が無いので、してたとしてもそもそも掲出する文化が無いのかもです。