新ファームが提供されなった理由
ニコンが提供を予定していたZf、Z7II、Z8、Z9の新ファームの公開が遅れている理由が明らかになってきているようです。この記事では新ファームがなせ遅れたのか詳しくお伝えします。
以下が私が受け取った、噂されていたNikon Zf/Z7II/Z8/Z9のファームウェアのアップデートの遅延に関する説明だ。
これらのアップデートは数ヶ月前に公開される予定だったが、Nikon Imaging CloudとZ7IIに関する重大な問題のために遅れている。Z7IIへの旧ファームウェアへの新機能の追加が予想以上に複雑で、これがすべての遅延の原因となっている。Nikon Zf、Z8、Z9のファームウェアの更新は画像処理を大幅に強化している。Z7IIでも更新予定だったが、そのモデル特有の技術的な問題に直面した。内部のテストで互換性の問題が判明し、修正に時間がかかっている。Z7IIユーザには残念なことだが、ニコンはファームウェアを提供する前に確実に安定したものにしたいと考えている。
Z7IIに固有の技術的問題が発生か?
先日、ニコンが新ファームを公開するのではないかという噂が流れていました。この新ファームは主にニコンが新たに開始したNikon Imaging Cloudに対応するというもので、写真をSNSに投稿しやすくしたり、色味などを変更できるLUTを公開したり、他人が公開しているLUTを自分が撮影した写真に適用する機能などが、それぞれのカメラでも利用できるようになる予定です。
しかし記事によれば、Nikon Z7IIのみ何かしらの特有の問題があり、新ファームに互換性の問題を抱えているためその発表が遅れているようです。
ここで疑問点が二つあります。まず一つはNikon Z6IIが上記リストに含まれていないのはなぜなのか?ということです。そしてもう一つはZ7IIに固有の問題であれば、その他の新ファームを公開しないのはなぜかということです。
まずリストにNikon Z6IIがないのが最初の疑問点です。Z7IIとZ6IIは兄弟機なので、Z7IIに固有の問題があるのであれば、Z6IIにも固有の問題がある可能性が高いと思います。しかし今回の記事ではZ7IIのみの問題に触れていて、さらにリストにZ6IIが含まれていないことを考えると、ひょっとしたらZ6IIに関してはImaging Cloud対応はされない可能性があるということなのでしょうか?
そして二つ目の疑問はZ7IIのみの問題であれば他カメラの新ファームについては公開できるはずなのになぜ公開しないのかといった疑問が残ります。この場合は、すべてのカメラの新ファームを同時に発表したいからという可能性もありますし、時間を掛けることで新ファームに不具合が含まれていないことを確認している可能性もあるのかもしれません。
というわけですが、最近、ソニーの新ファームにカメラが起動しなくなる可能性が報告されており、大がかりな機能を追加する場合には慎重にならざるを得ないという理由もあるのかもしれませんね。
さらに「ニコンが中国製レンズの脅威に対抗するためにラインナップ拡充を急ぐべき理由」ではニコンはレンズラインナップ拡充すべきという意見について詳しくお伝えします。
(記事元)NikonRumors
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コメント
コメント一覧 (0件)
OS(TRON)が同じでもプログラムの構築が違うのでしょう。
現状はZ9用をダウングレードしながら下位機種に移植でZ7Ⅱまでは
初期のプログラムからアップグレードしているのかもしれません。
Z6Ⅱ用はどう対応するか知りませんがZ7Ⅱ用ができれば同様の問題は
なくなりそうです。
品種の展開を考えて作っておかないと後々苦労しますね。
キヤノンは初期製品(EOS R、RP)以降、新しく構築しなおしたように
見えます。