EOS R1の発売は予定より1年遅れている?
キヤノンのEOS R1の開発は1年遅れている??なぜ開発が遅れているというのでしょうか?
EOS R1は当初の発売予定から約1年遅れている。遅れているのは、カメラのセンサーと処理速度に関係している。噂以外の他の文献でも常にこのテーマに触れている。
すべては電子シャッターの静止画と動画の両方でローリングシャッター歪みのマイナスな影響を排除するための読み取り速度についてのもので、グローバルシャッターや、それに関係することにより伴うマイナスの影響を避けるためのものだ。我々は、EOS R1のユーザはフラッグシップでそれらの問題が発生するまで待った方がいいと考えている。我々は、おそらくEOS-1D X がAPS-H EOS-1D Mark IVとEOS-1Dsシリーズの運用を終了して以来、EOS R1がキヤノンの最も重要なフラッグシップモデルになると考えている。
(中略)
またEOS R1の開発発表を受けて、夏のオリンピックのためにパリに参加すると何度も言及されている。これはEOS R3を発売したのと同じ方法だ。スケジュールは開発発表が5月か6月、公式発表が8月で、出荷が第4四半期から始まるとされている。
EOS R1の発表は予定より1年遅れているという匿名の情報が寄せられているようです。ただし、これは確認された情報ではないので、単なる憶測の可能性もあるため、注意が必要です。
情報によればキヤノンのEOS R1は発表が予定より1年以上遅れており、それはセンサーに関する問題だとしています。この情報によれば、EOS R1はデュアルピクセルAFではなく、クアッドピクセルAFになるとしています。
デュアルピクセルAFというのは、1画素を縦に2分割して、それぞれ左右の1画素ずつを位相差センサーのように利用してAFを合わせるという仕組みです。しかし、これでは縦縞状の被写体の測距が可能ですが、横縞状の被写体の測距が難しくなります。例えば、一眼レフでもクロス測距点の多いカメラがあり、それにより動く被写体の認識と高精度なピント合わせを可能にしていました。
EOS R1はスポーツ撮影用のフラッグシップモデルですので、より高速に動く被写体に高精度でピント合わせをする必要があります。そのため、左右2分割のデュアルピクセルではなく、縦横それぞれ2等分のクアッドピクセル(4つの画素)のセンサーが必要ということで、そのようなセンサーを搭載したカメラとして発売しようとしているのだろうと思います。
このことだけ考えるとメリットが非常に多いように思いますが、運用上では、実際に使用される画素を4分割していることから、本来必要な画素数の4倍のデータがセンサーから流れてくることになるため、とても高速にデータをやりとりするシステムや、大量のデータを演算する仕組みが必要になります。
そして読み取り速度を向上させ、ローリングシャッター歪みを解消しようとしていることがネックになり、キヤノンはクアッドピクセルAFを搭載したカメラの開発に難航し、1年以上も遅れているというのが、上記の記事の内容になります。
このことはデュアルピクセルAFを採用されたときも見かけ上、画素数が2倍になるので大量のデータのやりとりや、プロセッサの処理能力が必要になるのではないかと言われていました。今回はそのリスクが顕在化したということなのでしょうか?
さらに「キヤノン EOS R1/R5 IIに続く第3のカメラは何か RP後継?? R100 Mark II??」ではキヤノンの新製品の噂について詳しくお伝えします。
(記事元)CanonRumors
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コメント
コメント一覧 (2件)
キヤノンの場合はクアッドピクセルではなくデュアルピクセルの
クロス配置ですね。(特許情報より)
構造上縦横をそれぞれ切り替えながらかなり高速でスキャンする
必要があるので難しいです。
切り替え時間を考えるとNikonZ9の倍速程度かそれ以上のスキャン速度が
必要かも知れません。
現状、他社が実現できない技術なので製品化に繋げて欲しいですね。
EOS-1Dシリーズは、下記の例外を除けば夏季五輪年の4月までに発売されており、1年「以上」の遅れというのは些か疑問です。
・1D(初代):2001年12月(冬季五輪直前。ただし、2000年3月にEOS-1Vが発売済み)
・1D3:2007年5月(夏期五輪の1年以上前)
・1D4:2009年12月(冬季五輪直前。夏季五輪向けは1D3?)
とはいえ、R3が4月開発発表→9月発売だったのを考えると、少し遅いですよね。開発発表くらいは期待したい時期です。
1DX3を過去の物にするには、QPCMOSにせよDPCMOSクロス配置にせよ、弱点克服が必須でしょう。必達目標だろう今年中の発売に向けて、ぜひ頑張ってほしいですね。