ニコンのガラス製造の新特許
ニコンがガラス原料を浮遊させガラスを製造する新特許を出願しています。
ニコンがガラス製造に関する特許を出願していることが明らかになりました。
特許の内容によれば、ガラスの材料を浮遊させ、レーザーなどを照射し、溶かすことでガラスを製造しようという内容となっているようです(筆者による解釈です)。
ここで興味があるのは、どうやってガラスを浮遊させるのかということと、なぜ浮遊させるのか?ということですよね。
少し調べたところ、まずガラスを浮遊させるには下から何かしらのガスを噴出してそしてガラスを浮かせるのだそうです。ドライヤーでピンポン球を空中に浮かせたりして遊んだことがある人もいると思いますが、それと同じ原理のようですね。噴出するガスは酸素、二酸化炭素、窒素、空気などが挙げられるそうです。
そして最も気になるのが、なぜこのようなわざわざガラスを空中に浮かせてレンズを作るのかということですよね。これは、もし容器に入れて加熱してガラスを成形し冷却した場合、容器の熱伝導率の兼ね合いで容器に接触している部分から冷却していくため、その部分に結晶ができやすいからのようです。そうするとレンズにするガラスの性能としては良くないということで浮遊させ、非接触のまま冷却することで良いレンズが作れるということのようですね。
ただし、これはあくまで筆者が調べた結果なので、必ずしも正しいとは限りません。参考までにしていただけると助かります。
これによって、よりよい交換レンズなども作れるようになるのでしょうか?技術は進歩していくものですね。
さらに関連記事「中国製造のニコン Zマウントレンズのリスト タムロン設計?? 製造委託??」では、中国製造のZマウントレンズについて詳しくお伝えします。
(記事元)IPFORCE
- Nikon Z9IIにはRAW保存可能なプリキャプチャ機能が搭載される?
- ニコンが警告 サード製レンズを装着してファームを更新すると故障する可能性
- Nikon Z8の新ファームが公開 ボディ内フォーカスリミッター機能対応ほか
- Nikon Zfの気に入った点と気に入らなかった点 “レトロデザインが魅力的”
- Nikon Z6IIIは今年最高の中級機になる可能性 理想的なハイブリッドカメラ
- ヨドバシカメラ デジタル一眼売れ筋ランキング ニコン製品がワン・ツーを達成
- 米国の関税でカメラ価格が大混乱 米国では大幅値上げを心配する声も
- ニコン REDの機能を取り入れたN-Log2を開発中!? N-Log2の機能の噂
- ニコン Z6III、Z5II、Zf、Z50IIの新ファームを発表 説明文の一部を変更他
- ニコン 最大7万円のキャッシュバック実施 Z30、Zfcも対象で後継発表はお預けか!?
コメント
コメント一覧 (0件)
今のレンズはプレスで整形しその後研磨なので恐らくこのガラスは
もっと高度な目的に使用される物かもしれませんね。
原子力、宇宙開発等なのかもしれません。
核融合炉がプラズマ状態にある熱源を空中浮遊させているのでそれを想像
してしまいました。