ニコンのガラス製造の新特許
ニコンがガラス原料を浮遊させガラスを製造する新特許を出願しています。
ニコンがガラス製造に関する特許を出願していることが明らかになりました。
特許の内容によれば、ガラスの材料を浮遊させ、レーザーなどを照射し、溶かすことでガラスを製造しようという内容となっているようです(筆者による解釈です)。
ここで興味があるのは、どうやってガラスを浮遊させるのかということと、なぜ浮遊させるのか?ということですよね。
少し調べたところ、まずガラスを浮遊させるには下から何かしらのガスを噴出してそしてガラスを浮かせるのだそうです。ドライヤーでピンポン球を空中に浮かせたりして遊んだことがある人もいると思いますが、それと同じ原理のようですね。噴出するガスは酸素、二酸化炭素、窒素、空気などが挙げられるそうです。
そして最も気になるのが、なぜこのようなわざわざガラスを空中に浮かせてレンズを作るのかということですよね。これは、もし容器に入れて加熱してガラスを成形し冷却した場合、容器の熱伝導率の兼ね合いで容器に接触している部分から冷却していくため、その部分に結晶ができやすいからのようです。そうするとレンズにするガラスの性能としては良くないということで浮遊させ、非接触のまま冷却することで良いレンズが作れるということのようですね。
ただし、これはあくまで筆者が調べた結果なので、必ずしも正しいとは限りません。参考までにしていただけると助かります。
これによって、よりよい交換レンズなども作れるようになるのでしょうか?技術は進歩していくものですね。
さらに関連記事「中国製造のニコン Zマウントレンズのリスト タムロン設計?? 製造委託??」では、中国製造のZマウントレンズについて詳しくお伝えします。
(記事元)IPFORCE
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コメント
コメント一覧 (0件)
今のレンズはプレスで整形しその後研磨なので恐らくこのガラスは
もっと高度な目的に使用される物かもしれませんね。
原子力、宇宙開発等なのかもしれません。
核融合炉がプラズマ状態にある熱源を空中浮遊させているのでそれを想像
してしまいました。