NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR レビュー
NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR:ニコンのラインナップで最も明るい(そして最も高価な)ズームレンズ
このトランスタンダードズームレンズによって、ニコンはAPS-C/DXミラーレス向けエコシステムの「空白」を埋めることになった。Nikon Z50、Nikon Z50II、またはNikon Zfcのユーザーはついに、「標準」焦点距離と開放f/2.8の固定絞りを備えたレンズを手にすることができる。
実写においては、ニコンは光学メーカーとしての技術力を遺憾なく発揮しており、中心部から周辺部にかけて非常に高い光学性能を示す。同様に、オートフォーカスはレスポンスが良く精確であり、手ぶれ補正もかなり効果的である──ニコンのAPS-Cミラーレスに搭載されていないセンサー内手ぶれ補正の不在を(ある程度)補ってくれることもあり、なおさらである。
操作性の面では、確かに「小型」のNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRよりも大きいが、後者は明らかに暗い開放絞りで妥協しなければならない。NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8においてあえて惜しまれるのは、フォーカスリングおよびAFと手ぶれ補正のスイッチが省かれている点だ。
結局のところ、この明るい標準ズームレンズに対する唯一の小さな不満は、その価格に関するものである。899ユーロで提供されるNIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRは、ニコンのAPS-C世界においてある種の上位グレード化を体現している。とはいえ、f/2.8の固定絞りと優れた画質により、ニコンユーザーにとって優秀なパートナーとなる。そして我々は迷うことなくこれを推薦する。
- 長所
- 非常に優れた画質
- f/2.8の固定絞り、美しいボケ
- レスポンスの良いオートフォーカス
- 効果的な光学手ぶれ補正
- f/2.8の開放絞りを考慮すると非常に軽量
- ミラーレス向けAPS-Cレンズの「穴」を埋める
- 防湿・防塵設計
- 短所
- 追従AF時にわずかなフォーカス抜けあり
- AFおよび手ぶれ補正のスイッチなし
- やや高めの価格
- やや「プラスチック感」のある構造
迷うことなく推薦できるレンズ
NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRのレビュー記事をphotorendが公開しています。上記はまとめ部分を引用したものになり、より詳細な解説や作例がありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
レビューではNIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRは、ZマウントのAPS-C(DX)用としては初めてとなる開放F2.8の通しズームで、日常撮影から旅行、風景、ポートレート、ストリート撮影まで幅広い用途に対応できるレンズと評価されています。
重量は約330gと、F2.8通しズームとしては非常に軽量で、Nikon Z50IIと組み合わせても取り回しが良く、長時間の撮影でも負担を感じにくいと評価されており、光学性能も非常に高く、中央の解像力は特に優秀で、開放F2.8から高いシャープネスを発揮するとのことです。
広角16mmでは開放からF11まで中央の描写が優秀で、周辺もF4〜F11に絞ることでさらに改善します。中間域の35mmでも中央はF2.8からF11まで安定して良好で、ズームレンズとしては均一性(画面全体の描写の揃い方)も非常に優れていると評価されています。
最短撮影距離も短く、広角で15cm、望遠側で25cmまで寄ることができます。最大撮影倍率は0.24倍で、被写体にかなり近づいた撮影が可能です。ボケも比較的きれいで、玉ボケは丸く、いわゆるオニオンリングも見られません。
One Point!:最短撮影距離15cmってどれくらい寄れる?
広角端で15cmまで寄れると、レンズ前5〜6cmくらいまで接近可能! 最大撮影倍率0.24倍で、料理、小物、花 など、日常の“ちょっと寄りたい”に応えてくれるのがうれしいね。
フレアやゴーストの抑制も優秀で、逆光でもコントラスト低下が少なく、緑やオレンジのゴーストはほとんど発生しません。色収差も中央では非常によく抑えられているそうです。
一方で、操作系はかなりシンプルで、フォーカスリングやAF/MF切替スイッチ、手ぶれ補正スイッチなどは搭載されていません。ズームリングとコントロールリングのみという構成で、操作の自由度はやや限定されており、さらに外装は主にポリカーボネート素材で作られており、質感はややチープに感じられると指摘されています。仕上げ自体は良好ですが、高級感という点ではやや物足りないとされています。
ボケ表現についても、条件によっては背景が完全にぼけきらず、やや中途半端なボケになる場合があります。特に被写体と背景の距離が十分に離れていない場合は、背景が「半分ぼけた」ような印象になることがあります。これはAPS-Cセンサーの限界の一つとされています。
One Point!:背景が“半分ぼける”ってどういうこと?
APS-Cセンサーはフルサイズより被写界深度が深くなるから、 同じF2.8でも背景が完全にはとろけにくいことがあるんだ。 特に背景との距離が近いと、ボケが浅くなって“中途半端”に見えることも。 でも、被写体と背景の距離をしっかり取れば、きれいなボケも出せるよ!
まとめるとNIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRは、ZマウントAPS-C用としては待望のF2.8通し標準ズームで、軽量ながら非常に高い光学性能のあるレンズのようですね。中央の解像性は非常に優秀で、ズームレンズとしては均一性も高く、描写性能の完成度は非常に高いと評価されていることがわかります。
操作系のシンプルさや外装素材などにやや割り切りはあるものの、軽量で高性能な標準ズームとして、ニコンのAPS-Cミラーレスユーザーにとって魅力的な選択肢となるレンズとなりそうです。
One Point!:操作系がシンプルってどういうこと?
このレンズはズームリングとコントロールリングだけの構成で、 AF/MF切替スイッチやVRスイッチは非搭載。 そのぶん軽量化とコストダウンに貢献してるけど、 操作の自由度を求める人には少し物足りないかもね。
さらにZマウント互換レンズが販売停止になっていることについて「SIRUI、Meike Zレンズ販売停止は偶然の一致とは言い難い」で詳しくお伝えします。
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NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR 主な仕様
| 型式 | ニコン Z マウント |
|---|---|
| 焦点距離 | 16mm–50mm |
| 最大口径比 | 1:2.8 |
| レンズ構成 | 11群12枚(EDレンズ1枚、非球面レンズ2枚) |
| 画角 | 83°–31°30′(撮像範囲 APS-Cサイズ/DXフォーマット) |
| ピント合わせ | IF(インターナルフォーカス)方式 |
| 手ブレ補正 | ボイスコイルモーター(VCM)によるレンズシフト方式 手ブレ補正効果:5.0段(中央)※CIPA2024規格準拠 VRモード:NORMAL/SPORT 三脚使用時ブレ補正:有り |
| 最短撮影距離 | • 焦点距離16mm時:0.15m • 焦点距離24mm時:0.18m • 焦点距離35mm時:0.21m • 焦点距離50mm時:0.25m |
| 最大撮影倍率 | 0.24倍(焦点距離50mm) |
| 絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
| 絞り方式 | 電磁絞りによる自動絞り |
| 最大絞り | f/2.8 |
| 最小絞り | f/22 |
| アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 67mm(P=0.75mm) |
| 寸法 | 約74.5mm(最大径)×88mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
| 質量 | 約330g |






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