富士フイルム製品のAFは改善されたのか?
富士フイルムのカメラのオートフォーカスにあった問題点がかなり改善され、レビューの評価はかなり高いものとなっているようです。この中で、より根源的な問題が明らかになってきた可能性もあるようで、この記事ではこのことについて詳しくお伝えします。
ここで、X-T3に関する興味深い部分が出てくる。
数年前、彼が私に連絡を取り、X-T3のほうがX-T4よりもオートフォーカスが優れていると言った。彼は私に動画を共有し、その動画を紹介した(彼が削除したため現在では閲覧することができない)。
さて、これが重要になるのだが、彼は次のことに気がついた。
ファームウェアV3.30のX-T3は、実際にはより新しい富士フイルムのカメラやファームウェアV4.0のX-T3よりも優れている部分があるということだ。
私たちがみること(または実際に聞くこと)ができることは、X-T3のファームウェア3.0を使用したレンズのオートフォーカスモータが非常に素早く調整されているのに対して、X-T3とファームウェア4.0や新しいモデルのカメラでは、フォーカスモーターの修正がそれほど速くないということだ。
ファームウェア3.0のX-T3は、現在のカメラよりもレンズモータに対して信号をより速く、より連続的に送信しているようで、これにより滑らかで素早いオートフォーカスの遷移が可能となっている。しかし、もし新しいカメラでX-T3のようなオートフォーカスを望む場合には注意が必要だ。
なぜなら、新しいカメラにはV3.0のX-T3よりもはるかに優れたところがあるからだ。彼は彼の動画でこのことについて強調していないが、もしかしたら動画の続編でこのことに触れるかもしれない。
第5世代のカメラは、ファームウェア3.0のX-T3よりもはるかに遠くから被写体を認識することができる。また、新しいファームウェアはAI検出のおかげで、目や被写体にフォーカスポイントを維持することが得意だ。しかし、X-T3は滑らかであることに関しては優れており、レンズのオートフォーカスのモータを、より迅速で短い間隔で動作させることを許可しているようだ。
要するに富士フイルムがすべきことは、第5世代のカメラの優れた被写体検出機能と、より食いつきの良いフォーカスポイントをX-T3のファームウェア3.0/3.3の優れたオートフォーカスモータとの動きと組み合わせることだ。
オートフォーカスは改善か
富士フイルムがX-H2Sなどの新ファームを公開し、オートフォーカスの性能改善が行われています。実際にテストしたレビュアーによれば、このオートフォーカスの性能改善はかなりうまくいっているようで、評価はかなり高いものとなっているようです。上記はX-T3のAFに言及している部分のみを引用したものになりますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
以前のファームウェアではフォーカスポイントがランダムに追跡を始めたり、迷ったり、フォーカスポイントが別のところにあるのに、異なる場所にフォーカスし続けているといったAFに関する問題は修正され、かなり「使える」ものになったと評価されているようです。かなり修正されている様子がわかりますね。
しかし、一方で、X-T3のV3.0台のファームを利用したときと、V4.0以降のファームを適用したときでは、レンズの動きがスムーズでない場合があるとして、このことがすべてのカメラのオートフォーカスの問題になっているのではないかと指摘しています。そして、富士フイルムがするべきことは、最新世代のカメラの被写体認識性能と、古いカメラで実装されているよりスムーズなレンズの動きを組み合わせたものを作成することだとしています。
AIを利用して被写体を認識することができても、どの被写体を追い続けるかとか、優先的に追跡するのはどの被写体かなどはカメラが決めなければならないので、そのあたりの調整は非常に難しいと思いますね。感度をよくしすぎると様々な被写体を追ってしまう可能性がありそうですし、敏感に反応してフォーカスポイントがあちこち動きまわるのを抑止しようと、ある程度の待ち時間を設定すると、被写体にすぐにフォーカスが合わないといった問題が生じてしまいそうです。
X-T3もV4.0以降や最新世代のカメラについては、フォーカスポイントが不用意にあちこち動かないような設定になっていて、そのためにレンズの動きも緩めになっている可能性もあるので、このあたりのバランスは非常に難しそうですね。
そして実際には何が原因でフォーカス性能が悪化していたのかは気になるところです。
さらに「富士フィルムのパノラマ撮影のカメラではソニーの”横長”センサーが採用される??」では富士フイルムの新カメラの噂について詳しくお伝えします。
(via)FujiRumors
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