OM-1に新ファーム
OM-1とOM-1 Mark IIの新ファームが公開されています。OM-1に関しては期待されていたAF性能の向上が含まれているようです。
OM-1
- S-AFとC-AFのオールターゲット時の、主要な被写体に対するAF性能を向上しました。
- 撮影時の消去ボタンでのメニュー操作に対応し、右手でのメニュー操作を可能にしました。
- 手持ちハイレゾショットの合成アルゴリズムを改善しました。
- その他カメラの動作安定性を向上しました。
OM-1 Mark II
- 手持ちハイレゾショットの合成アルゴリズムを改善しました。
- 動作の安定性を向上しました。
OMデジタルがOM-1とOM-1 Mark IIの新ファームを公開しています。ダウンロードは本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて、今回の新ファームの修正内容はOM-1 Mark IIに関しては手持ちハイレゾ撮影のアルゴリズムの改良や動作の安定性向上となっているようです。そして気になるOM-1ですが、被写体に対するAF性能の向上が含まれています。
OM-1 Mark IIに関してはOM-1からのマイナーアップデートバージョンという意見があり、新ファームの公開でOM-1をOM-1 Mark IIにすることができる程度のものではないかと指摘されていました。しかし実際にはOM-1 Mark IIにはハードウェア的にも改良されており、ハード的な違いがあるため単純にOM-1のAF性能をOM-1 Mark IIなみにすることは不可能であることがわかっています。
しかし、それらの声が非常に多かったからか、その後、OMデジタルはOM-1の新ファームでAF性能を向上させると発表しました。
今回の新ファームが、OMデジタルが発表していたOM-1の新ファームと同じものかは現時点では不明です。同一のものかどうかはいずれわかると思いますね。そしてもしこの新ファームが予告されていたものだとしたら、新ファームでAF性能がどの程度向上したのか興味があるところです。新ファーム適用後のレビューがあったら紹介したいと思います。
さらに「OMデジタル 年内にマイクロフォーサーズ発売との噂 OM-5後継か、PEN後継か?」ではOMデジタルの新製品の噂について詳しくお伝えします。
(記事元)OMデジタル
センサーサイズ | 4/3型 裏面照射積層型 Live MOS センサー |
画素数 | カメラ部有効画素数 約2037万画素 / 総画素数 約2293万画素 |
防塵対応 | スーパーソニックウェーブフィルター(SSWF:超音波防塵フィルター) |
イメージプロセッサ | TruePic X |
手ぶれ補正 | ボディー内手ぶれ補正(撮像センサーシフト式5軸手ぶれ補正) |
手ぶれ補正効果 | 8.5段 |
高速連続撮影 | 〔静音連写〕: 約20コマ/秒(5、10、15、20コマ/秒に設定可)ブラックアウト有 〔静音連写SH1〕: 約120コマ/秒(60、100、120コマ/秒に設定可)ブラックアウト無し |
動画撮影 | 4k 60p、FHD 60p |
シャッター速度 | メカシャッター1/8000~60秒、電子シャッター1/32000~60秒 |
ISO | 常用ISO 100-25,600 |
フォーカスポイント | クロスタイプ位相差AF(1,053点)、コントラストAF(1,053点) |
EVF | 0.5型 約576万ドット |
背面液晶 | 3.0型2軸可動式液晶(静電容量方式タッチパネル)、約162万ドット(3:2) |
メモリカードスロット | デュアルSDメモリカードスロット |
サイズ | 約134.8mm(W)x 91.6mm(H)x 72.7mm(D) |
重量 | 本体のみ:511g |
発売日 | 2024年2月23日発売予定 |
価格 | 店頭予想価格30万円前後 |
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コメント
コメント一覧 (3件)
OM-1 mark IIでは被写体認識に人物・瞳を統合して設定も含めてだいぶ変わってしまっているので、AFの性能・機能がOM-1 mark IIと同じになることはないでしょうね。
むしろOM-1 mark IIのアップデート内容にAF性能の改善とは書いていないので、またこのまま2年後のmark IIIまで放置されるのかと恐れています。
OM-1 mark IIのAFは、食いつきには不満はないのですが、連写している間の維持がうまくいかないことが多く、いろいろとパラメーターをいじっては試していますが、今のところ成功していません。
とりあえずファームを入れてみました。実際の現場で使えるのはしばらく先になりそうですがあまり期待はしていません。というか以前からAFに対して不満を感じなかったのでちょっとでも良くなればラッキーくらいの気持ちですね。
2年待てば後継が出る前例が出来てしまった以上、買い控えが起こるのは良くないですね。他社のミドル機でもここまで短いサイクルはあまりありません。
過去機種から見ても機能改善・追加は次機種で…というスタンスだったので、他社と同様に発売後のファームアップを期待するのではなく、発売時点で満足できる性能かどうかで選択する必要がありますね。
E-M1X を除けばE-M1 mark IIIまではおおむね3年くらいの間隔でモデルチェンジしていたのですが、OM-1は2年、OM-1 mark IIは2年を1カ月切って発売されていましたので、そうすると、やはりOM-1はちょっと急いでリリースしてしまい、OM-1 mark IIが一応の完成形という解釈はできそうですね。
これからも2年ごとにOM-1の新機種が出てくるかというと、どうもそうなるような気はあまりせず、E-P系やE-M10系やOM-5系のリニューアルに手間取っているところを見ると、OM-1も3年ないし、もしかすると4年売り続けるのかなとも思っています。