カメラの新製品発表の遅れの原因は?
カメラの新製品発表が遅れていると噂されている原因のひとつに、やはり海上輸送の物流に問題が発生していることがあるのかもしれません。いまの物流はどのようになっているのでしょうか?
「5月以降、輸出貨物の急増とともに、海運会社からの空きコンテナの供給が追いつかなくなった。出荷を急いでいる輸出業者は、40フィートコンテナ1本あたり1000ドル(約15万6800円)を超えるリース料で探さなければならない状況だ」
財新記者の取材に応じた複数の国際物流業者は、そう口をそろえた。上述のリース料は1年前の3倍を超える水準だ。
不足しているのはコンテナだけではない。中国と海外を結ぶコンテナ船の輸送力も逼迫しており、一部では投機的な動きも現れ始めた。例えば、ある物流業者は輸出用コンテナのワンウェイ(片道)リース料として、顧客に対して2000ドル(約31万3600円)以上を提示しているという。
(後略)
記事によれば、5月以降、コンテナ不足が顕著になっているそうです。これまで40フィートコンテナのリース代金は、コンテナ不足を受けて以前の3倍の価格になっているとしています。
これはイスラエルとハマスが武力衝突していることで、ハマスを応援する武装勢力がスエズ運河を通過しようとする民間の船舶に対しても攻撃を加えているが理由なのだそうです。これまでスエズ運河を通過していたコンテナ船が、南アフリカの喜望峰経由で欧州に向かっているため、そのぶん海上で運ばれているコンテナの数が増え、全体の空きコンテナが不足しているようです。
そのため製品や部品を製造している中国に空きコンテナをまわすことができず、中国から各国へ製品を輸出することが難しくなっているとしています。
カメラの部品や、カメラ本体も少なからず中国で製造されているはずで、当然、カメラ関連メーカもコンテナ不足の影響を受けていることは明らかです。日本に工場があっても部品、素材が入ってこなければ製造することができないので、問題となる可能性も考えられそうです。
カメラの新製品の発表が遅れているかどうかは定かではありません。今年に入ってから新製品の発表が少なかったり、各メーカのカメラやレンズが在庫不足になっていることを考えると、この物流に関する問題が影響していた可能性は否定できないのかなと思いますね。
しかし、記事ではこのコンテナ不足は長続きしないのではないかとしているので、年末にかけて問題は解消されていくのかもしれません。
さらに「EOS R1はEOS R5 Mark IIと同時か近い時期に7月に発表との噂」ではEOS R1の発表時期の噂について詳しくお伝えします。
(記事元)Yahooニュース
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