Nikon ZR レビュー
Nikon ZRは、ニコンによる新しいシネマカメララインの最初のモデルとして非常に優れており、ニコンとREDの将来に明るい展望を示している。このカメラは、被写体追従AF付きの6K手ブレ補正動画、内部RAW記録、REDのカラープロファイル、32ビットフロート音声など、本格的な動画機能を、耐候性のあるコンパクトなボディと明るい4インチのバリアングルタッチスクリーンに詰め込んでいる。一部の設計要素はプロ向けというよりはハイアマチュア寄りだが、Nikon ZRは競合機よりも大幅に価格を抑えており、単体でも非常に高い性能を持つ。Bカメラとしては他に並ぶものがないように見える。
- 長所
- REDの美しいカラープロファイルと内部RAW記録
- コンパクトで防塵防滴のボディ、大型4インチタッチ式背面液晶
- 32ビットフロート対応を含む優れた音声機能
- 短所
- バリアングル式モニターのみ
- デュアルプロキシ記録に非対応
- グリップやマウントポイントがない
- HDMI端子がフルサイズではなくマイクロサイズ
Bカメラとして無敵のカメラ
Nikon ZRのレビューをTechRadarが公開しています。上記はまとめ部分の引用となりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
まず注目すべきは、6K動画の内部RAW記録に対応している点だとしています。これにより、ポストプロダクションでの柔軟な編集が可能になり、映像の表現力が格段に広がると評価されています。
また、REDのカラープロファイルを採用しているため、色再現性も非常に高く、映画のようなルックを手軽に実現できるとのこと。さらに、32ビットフロート音声記録にも対応しており、音声収録の自由度も高いようです。
ボディはコンパクトかつ防塵防滴仕様で、屋外ロケにも安心して持ち出せる設計。4インチの明るいバリアングルタッチスクリーンも、撮影時の操作性を大きく向上させていると伝えられています。
価格面でも、同クラスの競合機種に比べてコストパフォーマンスが高いとされており、映像制作を始めたいユーザーにとっても魅力的な選択肢となりそうです。
一方で、いくつかの課題も指摘されています。たとえば、設計の一部が「完全なプロ仕様というよりは、映像制作に熱心なエンスージアスト向け」との見方もあるようです。また、ZRはNikonにとってシネマカメララインの初号機であるため、長期的な運用やサポート体制については、今後の実績を見守る必要があるとも言われています。
全体的には非常に好印象なようですね。特に低価格ながらREDのカラーサイエンスを搭載しているところやRAW動画を保存できるところがメリットとなっているようです。グレーディングを必要としない撮影も可能ということで、あまり手間をかけられない映像制作者にはかなりのメリットになるようです。
さらにNikon Z90の噂を「Nikon Z90 試作機が生産ライン投入段階 2026年中旬に登場との新情報」で詳しくお伝えします。
Nikon ZR 関連情報アーカイブ!
Nikon ZR 最新情報!
ニコン 最新情報!
Nikon ZR 主な仕様
| 型式 | レンズ交換式デジタルカメラ |
| レンズマウント | ニコン Z マウント |
| 有効画素数 | 2450万画素 |
| 撮影素子 | 35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー(フルサイズ/FXフォーマット) |
| ボディー内手ブレ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
| シャッター | 電子シャッター、電子シャッター音あり |
| シャッタースピード | 1/16000~30秒 |
| フォーカスポイント | 273点(シングルポイントAF時)、299点(オートエリアAF時) |
| 連続撮影速度 | ・低速連続撮影:約1~7コマ/秒 ・高速連続撮影:約16コマ/秒 ・高速連続撮影(拡張):約20コマ/秒 ・ハイスピードフレームキャプチャー +(C15):約15コマ/秒 ・ハイスピードフレームキャプチャー +(C30):約30コマ/秒 ・ハイスピードフレームキャプチャー +(C60):約60コマ/秒 ・ハイスピードフレームキャプチャー +(C120):約120コマ/秒 |
| ISO感度(推奨露光指数) 動画撮影時 | 撮影モードM:ISO 100~51200、ISO 51200に対し約0.3、0.7、1段、2段(ISO 204800相当)の増感が設定可能 感度自動制御が可能、制御上限感度が設定可能(R3Dモードを除く)※動画記録ファイル形式R3D NE 12-bit(R3D)設定時は、ベースISO感度として低感度(ISO 800)または高感度(ISO 6400)を選択可能※階調モードHLG設定時は、ISO 400~51200※階調モードN-Log設定時は、ISO 800~51200 ISO800に対し約0.3、0.7、1段、1.3段、1.7段、2段の減感が可能撮影モードP、S、A:感度自動制御(ISO 100~Hi 2.0)、制御上限感度が設定可能オート:感度自動制御(ISO 100~51200) |
| ダイナミックレンジ | 15+stops(Log3G10) |
| 映像圧縮方式 | R3D NE(12bit)、N-RAW(12bit)、Apple ProRes RAW HQ、Apple ProRes 422 HQ、H.265/HEVC(8bit/10bit)、H.264/AVC(8bit) |
| 画像モニター | バリアングル式/4.0型LCDモニター(タッチパネル)、アスペクト比16:10、約307万ドット、表示最大輝度1000cd/m2 |
| 記録媒体 | CFexpress(Type B)、XQD、microSD |
| 寸法(幅x高さx奥行き) | 約134×80.5×49mm |
| 質量(重さ) | 約630g(バッテリー及びメモリーカード2枚を含む、ボディーキャップ、デジタルアクセサリーシューカバーを除く)、約540g(本体のみ) |





コメント