LUMIX S1IIレビュー
LUMIX S1IIのレビュー記事が掲載されています。この記事ではLUMIX S1IIがどのように評価されているのか詳しくお伝えします。
2023年にLUMIX S5 IIをテストしたとき、特に動画を優先するユーザーにとって、パナソニックへの乗り換えを強く訴える製品だと感じ、満点の5つ星を付与した。上位モデルのLUMIX S1 IIは、ほぼ全ての面でより優れたカメラであるため、自信を持って推薦できる。確かに、このカメラは部分積層型2400万画素のフルサイズセンサー、6K動画、同価格帯の中で最も幅広いコーデック、70コマ/秒の連写に加え、パナソニックで最も優れたオートフォーカスと業界をリードする動画用手ぶれ補正機能を搭載した、これまでで最も高性能な超強化版LUMIXである。しかしながら、これは同時に例外的に高価なLUMIXでもある。私にとって、パナソニックのカメラは常に手頃な価格の選択肢だったが、その地位は今やニコンのものとなった。それでも、コストとLUMIX S1 IIのやや機能優先の設計思想を受け入れられるのであれば、これは真に動画撮影の最強カメラと言えるだろう。
- 長所
- これまでで最速のLUMIX
- 幅広い高品質6Kおよび4Kの録画モード
- 特に動画撮影において優れた手ぶれ補正機能
- 長時間の録画時間と頑丈な構造
- 短所
- LUMIXとしては高価
- 写真撮影を重視するユーザーには、ライバルモデルの方が適している可能性がある
- バッテリー寿命は普通
LUMIX史上最強のカメラ
TechRadarがLUMIX S1IIのレビュー記事を公開しています。上記はまとめ部分を引用したもので、より詳細なレビューや解説、作例などがありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
レビューでは、部分積層型センサーを採用し、多くの動画・音声コーデックに対応していることから、非常に優れたカメラであると評価されています。積層型センサーによって読み出し速度が向上したことで連写性能が上がったり、全画素読み出しの動画記録やプリキャプチャ機能が利用できるようになり、便利になっていることがわかります。
また、LUMIX S1R IIよりもローリングシャッター歪みが少なくなったという指摘もされており、これも部分積層型センサーの恩恵を受けている可能性が高いと思われますね。
さまざまな点が向上し、動画撮影を行うユーザーに非常におすすめできるカメラとされていますが、LUMIXのカメラとしては非常に価格が高く、それがネックとなっているようです。やはり部分積層型とはいえ積層されているため、センサー価格が高くなってしまうのは仕方がないのかもしれません。
そして、部分積層型センサーを搭載しているため、低照度での撮影ではノイズが増える可能性があるとされており、静止画撮影をメインにするのであれば、他のカメラを選択したほうが良いのではないかとされています。
積層型センサーは、センサーが非常に複雑な設計で製造されているため、ノイズが入りやすいという指摘があります。それは部分積層型でも同様のようで、静止画で低照度撮影を行う機会がある場合には、他のカメラを選択したほうが良いのかもしれません。
というわけで、「これまでで最強のLUMIXカメラ」と評価されている点は、さすがハイエンドモデルといったところでしょうか?
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センサーサイズ | 35mmフルサイズ (35.6mm x 23.8mm) 部分積層型CMOSセンサー |
画素数 | 約2,680万画素 |
センサークリーニング | センサーシフト方式、手動 |
イメージプロセッサ | 新世代ヴィーナスエンジン |
手ぶれ補正 | センサーシフト方式5軸補正 |
手ぶれ補正効果 | 中央8.0段・周辺7.0段 |
高速連続撮影 | メカシャッター:最大約10コマ/秒 電子シャッター:最大約70コマ/秒 |
動画撮影 | 全域読出し:6k 30p、5.1k 60p |
シャッター速度 | メカシャッター:60~1/8,000秒 電子シャッター:60~1/16,000秒 |
ISO | 標準:100 ~ 51200 |
フォーカスポイント | 像面位相差AF(最大779点) |
EVF | 5.0型 約576万ドット 有機EL(OLED) |
背面液晶 | 3.0型バリアングルチルト式タッチパネル液晶 約184万ドット |
メモリカードスロット | CFExpress、SDメモリデュアルカードスロット |
サイズ | 幅 約134.3mm×高さ約102.3mm×奥行約91.8mm |
重量 | バッテリー、 メモリーカード含む: 約800g |
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