LUMIX GH7レビュー
LUMIX GH7のレビュー記事が公開されています。どのように評価されているのか、この記事で詳しくお伝えします。
高いレベルで、LUMIX GH7はGHカメラに期待されているものを正確に提供する。優れた製造品質と、動画撮影者向けの豊富なツールがある。内部ProRes RAW録画や、XLR2アダプターを使用することで32ビットフロート録音が可能な新しい機能も追加されている。
これまでのGHシリーズのカメラは主に動画撮影者を対象にしていたが、LUMIX GH7には兄弟機であるG9 IIのすべての写真機能が搭載されている。写真や動画のどちらにおいてもパナソニックの最高のマイクロフォーサーズを求めるなら、このカメラがその答えで、すべてを1つのパッケージで手に入れることができる。
像面位相差AFを搭載したことは非常に有益で、特に動画においては以前のGHシリーズでの最大の問題点だった。被写体の動きを確認、または予測しようとする際のAFシステムの迷いを効果的に排除することができる。ただしオートフォーカスはLUMIX GH7が他のライバルのカメラと比較して依然として遅れをとっている領域で、特に写真撮影において顕著になる。一般的な被写体を特定することは得意だが、追尾するのは必ずしも効果的ではない。
新しいGHカメラが最新の動画機能を搭載していることは、以前であれば当たり前だったが、GHが真剣な動画撮影者にとって明らかな選択肢であった時期もあった。しかし現在の市場ではほぼすべての新しいカメラが「ハイブリッド」カメラであると宣伝している。LUMIX GH7はこの競争の中で依然として際立った存在でいられるのだろうか?一言で言えばその通りだ。
LUMIX GH7は仕様だけでなく真剣な動画撮影者のニーズを反映した機能の搭載によって際立っている。シャッターの角度、内蔵ファン、プロフェッショナル仕様の録音、実績のある柔軟なLogカーブ、そして動画撮影用に設計された驚異的な手振れ補正だ。豊富ながらも理にかなったコーデックとフレームレートのリストがあり、フィルター処理やお気に入りをカスタムリストに保存する機能など、細やかな配慮もある。確かに他のカメラにもこれらの機能があるが、GH7のようにすべてが統一して機能するわけではない。
本質的にLUMIX GH7は16年前のオリジナルのGH1から始まった継続的な機能の改善の結果であり、現時点ではかなり洗練されている。写真撮影が得意で良い動画も撮影することができるハイブリッドカメラが欲しいだけなら他の選択肢もある。しかし世代を重ねるごとに洗練され、磨き上げられた制作のツールが必要で、必要に応じて静止画も撮影できるのであればLUMIX GH7は素晴らしい選択肢になるだろう。これは単なる仕様からは伝えられないものであり、そのために私たちはシルバーアワードの受賞を決めた。
- 好きなところ
- 優れた動画品質
- 像面位相差オートフォーカス
- 内部ProResおよびProRes Raw記録
- 拡張されたDRブーストモードは、低ISOでもより広いダイナミックレンジで撮影できる
- 静止画と動画の両方で優れた手振れ補正を実現
- 強力なビデオワークフローサポート
- ビデオ撮影中のライブビューの拡大
- 32 ビット フロート オーディオ (XLR2 アダプター付き)
- リアルタイムLUT
- USB-C SSDのサポート
- 好きではないところ
- カメラが追尾する対象をすぐに見つけられない場合、オートフォーカスが迷うことがあります
- 被写体追尾は依然として同業他社に遅れをとっている
- DRブーストは60pを超えるフレームレートでは利用できない
動画撮影機としてはまだまだ健在
LUMIX GH7のレビュー記事が公開されています。上記はまとめ部分の引用になり、より詳細なレビューや解説がありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、レビューは他のカメラのレビューと比較してかなり文章量が多い印象で、かなりLUMIX GH7に期待をかけている様子がうかがえます。
レビューではLUMIX GH7は動画だけでなく静止画の機能も豊富に搭載されていて、写真も動画も撮影したい人はこれ1台でまかなうことができお勧めできるカメラであるとしています。オートフォーカスでは像面位相差センサーを搭載しAF性能が向上しているようですが、それでもライバルの機種と比較するとやや見劣りする点が指摘されていて、この点を不満に感じる人はいるかもしれません。
静止画の画質に関しては2500万画素のセンサーで、驚くほど詳細な画像を撮影できるとしていて、APS-Cの同等カメラとほぼ同等の画質を得られるとしています。しかし、フルサイズのNikon Z6IIIなどと比較すると、そのレベルには達していないと評価しています。このあたりはセンサーサイズがそもそも違うので仕方がないところだと思います。
また他のカメラも動画性能が向上してきているが、操作性やメニュー構成などについては、長らくハイブリッドカメラを製造してきただけあって有利な点があるようですね。使い勝手に関してはまだまだLUMIX GH7は健在ということになるようです。
センサーサイズ | 4/3型 裏面照射型(BSI)CMOSイメージセンサー |
画素数 | 総画素数 約2,650万画素 |
センサークリーニング | センサーシフト方式、手動 |
イメージプロセッサ | 新世代ヴィーナスエンジン |
手ぶれ補正 | 撮像素子シフト方式、5軸補正、Dual I.S. 2対応 |
手ぶれ補正効果 | 7.5段 |
高速連続撮影 | メカシャッター時:14コマ/秒(AFS/MFのみ、AFCは不可)、10コマ/秒(AFC時)(LV) 電子シャッター時:75コマ/秒(AFS/MFのみ、AFCは不可)、60コマ/秒(AFS/AFC/MF) |
動画撮影 | 最大8k 30p、4k 120p |
シャッター速度 | メカシャッター:B(バルブ)最大約30分、 60~1/8,000秒 電子シャッター:B(バルブ)最大約60秒、60~1/32,000秒 |
ISO | 100 ~ 25600 (1/3、1EVステップ切り換え可能) 拡張:50 |
フォーカスポイント | 像面位相差AF(779点測距)と従来のコントラストAF(315点測距) |
EVF | 0.5型 約368万ドット |
背面液晶 | 3.0型3方向チルトタッチパネル式液晶 約148万ドット |
メモリカードスロット | CFExpress Type B、SDデュアルカードスロット |
サイズ | 幅 約138.4mm×高さ約100.3mm×奥行約99.6mm |
重量 | 約805g(本体、バッテリー、SDメモリーカード1枚含む)、約721g(本体のみ) |
(source)DPREVIEW
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