ニコンは富士フイルムを脅かしている!?
ニコンのレトロデザインのカメラが富士フイルムに危険をもたらす可能性があるのではないかという意見が公開されています。なぜ富士フイルムにとって危険になる可能性があるのか、この記事では詳しくお伝えします。
ニコンと富士フイルムの競争関係
- ニコンはNikon Z9の発売以降、順調に業績を伸ばしている
- Nikon Z6IIIやNikon Zfなどの最近のモデルは富士フイルムのX-H2S、X-S20などのモデルと競合している
- ニコンのオートフォーカス性能は、富士フイルムに対して大きな優位性がある
日本市場の動向
- 日本のカメラメーカは業界全体を守るために協調的な競争を維持する傾向がある
- 各ブランドは日本メーカ全体の力を損なうような攻撃的な戦略を避けている
富士フイルムの強み
- 富士フイルムは豊富なAPS-Cシステムと多数の純正、およびサードパーティレンズを提供している
- Xシステムは汎用性と独自性によってAPS-Cユーザにとって強力な選択肢だ
- GFXの中判センサーのシステムはハイエンドの選択肢を提供し、開発リソースを吸収している
富士フイルムの課題
- オートフォーカスがニコン、キヤノン、ソニーよりも遅れをとっている
- ファームウェアの問題がユーザ、特にプロフェッショナルをいらだたせている
- ブランドのアイデンティティーが変化し、従来の富士フイルムの愛好家を遠ざけている可能性がある
- ビデオクリエイターやコンテンツクリエイター向けの新たなトレンドに対する圧力がかかっている
ニコンのAPS-C対富士フイルムのAPS-C
- ニコンのAPS-C製品はエントリークラス、およびフルサイズのシステムへの過渡的な選択肢とみなされる
- 富士フイルムのAPS-Cのシステムは成熟しており、APS-Cに特化したユーザにとって長期的に投資する価値がある
富士フイルムへの市場戦略提案
- 品質とアイデンティティーを維持するために製品ラインを絞り込むことに注力する
- モノクロカメラやビンテージ風デザインなど「純粋な写真撮影」の理念に再投資する
- オートフォーカスなどの技術面の強化
- フルサイズシステムに対抗するため革新的なAPS-C製品を導入する
全体的な洞察
- APS-Cフォーマットは独自のレンズやシステムを提供すればまだ可能性を秘めている
- APS-Cのシステムのコストと重量の利点はフルサイズと比較してまだ重要だ
- ユーザは個々のカメラモデルだけでなく、システム全体のエコシステムを評価する必要がある
まとめ
ニコンの最近の進歩は富士フイルムにとって挑戦となっているが、富士フイルムはAPS-C市場において強力なポジションを維持している。ただし、オートフォーカスの改善や市場でのポジションの見直しが今後の成功には不可欠だ。
富士フイルムの課題とは?
富士フイルムの製品はニコンのレトロデザインのカメラの脅威にさらされている可能性があるという記事が公開されています。上記は動画の内容をまとめたものですので、動画の完全版については本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて、記事では、ニコンはNikon ZfやNikon Zfcなどレトロデザインとなる製品を発売し、それは多数の富士フイルムの製品と競合しているとしています。Nikon ZfはEXPEED 7を搭載していますが、EXPEED 7を搭載したNikon Zfcは発売されていないので、AF性能としてはNikon Zfcは富士フイルムより格別に性能が向上しているとは言えないかもしれません。
富士フイルムの強みとしてはAPS-Cフォーマットを採用しており、純正のレンズやサードパーティレンズが豊富で、しかも全体的にフルサイズより安いことが魅力であるというような記述がされていることがわかります。また、ニコンはAPS-Cを初心者向けか、フルサイズへの入り口となるカメラとして位置づけているのに対し、富士フイルムはAPS-Cセンサーのカメラで初心者からプロフェッショナルまで対象にしているところが異なると指摘しています。
そのため、富士フイルムとしてはさらに差別化をするためにモノクロ撮影用のカメラや、よりビンテージ風のあるデザインを採用して、静止画向けのカメラとして魅力ある製品を発売したり、そのようなカメラだけの発売に注力したほうがいいのではないかと提案しています。また技術的な面においてはAF性能の向上が不可欠だとしていますね。
富士フイルムのカメラは新ファームを適用するたびにAF性能が悪くなっていくということが明らかになっていて、つい最近、AF性能を向上させた(元に戻した)新ファームを提供していて、かなりAF性能が改善しているのですが、それでもまだ足りないと指摘しているようです。
でも富士フイルムのカメラは今でもX100VIのようにかなり個性的なカメラが多いですし、いまでもレトロデザインが好きで購入ている人も多いようですので、いまでも十分に差別化されていると思いますけど、どうなんでしょうか?個人的にはAPS-Cミラーレスを購入するなら筆頭候補となるカメラがあって、レンズも純正が多いので選択肢が広くていいなと思いますね。
さらに「富士フイルムは2025年 非常に強い立場 フルサイズ市場未参入は賢明だった」では富士フイルムはフルサイズ市場に参入しなかったことについて詳しくお伝えします。
(source)Nikon EYE
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コメント
コメント一覧 (5件)
EXPEED7の評判が良いので、Zfcにも積まれると価格競争力含め脅威にはなるでしょうね。
そうなるとX-T50よりそのZfcの方が欲しいし、FTZⅡでFマウントも視野に入れるとむしろ〝レンズ遊び〟ではZマウントの方が楽しいと感じます。個人的には先の供給問題でXマウントへの投資は止めた側なので、デザインだけではない要素での影響が大きくなる可能性はありますね。そう感じるのはZfやZ50Ⅱで感じたコスパの良さもあると思います。
ニコンのカメラが富士フイルムのカメラの脅威になることはないでしょう。
恐らくフジが動画機能を強化するとは思えず競合はしないでしょう。
想像ですがフジに動画機能を備えた高機能のハイブリッドカメラは
無理かなと思っています。
テレビカメラのフジノンレンズは素晴らしいですが。
富士は動画機能にかなり力を入れてますよね。今後も入れていくと思います。ミラーレスで動画機能を強化しない選択肢はほぼないと思われますし、実際第五世代は動画機能がめざましくアップしていますよね。(他社に比べるとまだまだと感じる部分は多いですが、出てくる動画は綺麗です。課題は分かっていると思うので今後改善されるとは思います)
とはいえメーカーの特徴が違う二社なので、カメラを知れば知るほど競合はしにくいのかなと。それとミラーレスでAPS-Cのフラッグシップを出しているのは富士だけなので頑張って欲しいですね。
そして富士は昨年のマイナスイメージを払拭するようにしていただきたいです。
X-T5は確かに「レトロデザイン」だけど、X-T50はどうでしょうねえ。
でかいダイヤルをISOじゃなくてフィルムシミュレーションにしちゃったからなあ。
あれ、新しいフィルムシミュレーションが増えたら、即、時代遅れ?になりそうな気が・・
20万円以上するカメラなんだけど(^^;
どうも中途半端になってますよね。
まだZfcの方がレトロって感じがするけど確かに。
値段的にも手ごろだし。
ただレンズがね・・・・
いずれにせよ、おじさんだけじゃなく若い人に人気ですよね。「レトロデザイン」って。
富士フィルムユーザーです。
ニコンが魅力的に思うことはありますが、ニコンのapscラインナップは富士フィルムには及ばずフルサイズで同等のレンズを揃えると金額的に大きく変わってきます。
棲み分けは十分できていると思います。
ボディの見た目の方のデザインだけを見てる上辺だけの意見でしょうね。