最もレンタルされたレンズ、カメラから見える傾向
海外のカメラ、レンズのレンタル会社が2024年の人気レンタル商品のリストを公開しています。どのような製品がランキングに入っているのかこの記事では詳しくお伝えします。
| 1 | キヤノン EF 24-70mm f/2.8L II |
| 2 | キヤノン RF 70-200mm f/2.8L IS |
| 3 | キヤノン RF 24-70mm f/2.8L IS |
| 4 | キヤノン EF 70-200mm f/2.8L IS III |
| 5 | キヤノン RF 28-70mm f/2L |
| 6 | キヤノン EOS R5 |
| 7 | キヤノン EOS R6 マーク II |
| 8 | ソニー FE 24-70mm f/2.8 GM II |
| 9 | ソニー FE 70-200mm f/2.8 GM OSS II |
| 10 | キヤノン EOS 5D Mark IV |
| 11 | ソニー A7S III |
| 12 | ソニーFX3 |
| 13 | ソニー A7 IV |
| 14 | キヤノン EOS R6 |
| 15 | キヤノン RF 100-500mm f/4.5-7.1L IS USM |
| 16 | ソニー A7 III |
| 17 | ソニー FE 70-200mm f/2.8 GM OSS |
| 18 | キヤノン RF 50mm f/1.2L |
| 19 | キヤノン RF 15-35mm f/2.8L IS |
| 20 | ソニー FE 24-70mm f/2.8 GM |
- キヤノンとソニーがトップ20を独占しているが、EOS 5D Mark IVがソニー製のレンタル数を上回った
- EFマウントは17%現象したが、RFマウントは19%増加した
- EFレンズが全体的に減少しているのに5D Mark IVは3番目に人気のカメラ
- 一眼レフが復活しつつある可能性もあるが予算の限られた写真家にとって一眼レフはまだ魅力的である可能性が高い
- レンタル会社のリストは、誰も買えない機材のリストだと考えている
- 副業として年に数回の結婚式を撮影する写真家にはレンズを購入するよりレンタルしたほうが合理的だ
ニコン製品はランク外という衝撃
WindowsUpdateが来ていたので、いつものことだろうと思いアップデートをかけたら更新に小一時間かかりました。いつもはどんなに長くても4分で終わるので、そのあいだ何もできずに困りました。皆さんも次のアップデートがきたらご注意ください。
さて、海外のLansRentalsというカメラとレンズをレンタルしている会社の、人気製品ランキングが公開されています。より詳細な分析などもありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、ランキングをみるとTOP20はキヤノンとソニーのレンズばかりで、これらの製品がよくレンタルされているということがわかりますね。それだけ人気のある証拠ということになるのかもしれません。
興味深いのは記事でも指摘されていますが、一眼レフ用のレンズやカメラがまだ上位に入っていることです。特に、EF24-70mmやEF70-200mm、EOS 5D Mark IVが上位に入っているのは興味深いですね。記事では、一眼レフのほうがレンタル価格が安くなっていることや、すでに持っている一眼レフに合わせてレンタルされていて上位に入っている可能性が高いと推測しているようです。
そしてキヤノンのEOS 5D Mark IVが、どのソニーのカメラよりも多くレンタルされている事実も指摘していて、興味深いとしていますね。言われてみればそういうことになりそうです。
また面白い推測をしているのですが、レンタルされている製品というのは、その人が購入できない製品をレンタルしているのであって、実際の人気の有無とは関係ないことも示唆しています。つまり、購入できれば購入したいけど、年に数回しか利用しないようなシチュエーションでわざわざレンズや本体を購入するのはお金がかかるということで、普段は自分のカメラとレンズを使っているけれども、状況にあわせてカメラをレンタルしている可能性があると言いたいようです。
そう考えると、例えばいまキヤノンの一眼レフを使用しているユーザが、ミラーレスで撮影しようとなったときにEOS RやRFレンズをレンタルするので、キヤノン製品が上位にランクインしてくるのも理解できるような気がしますが、実際にはどうなのでしょうか?
また記事では、実際に製品の購入を検討している人が、その使い勝手を知りたいのでレンタルしているケースもあると指摘しています。つまり実際に使いやすいのかどうか確かめてから購入しようというケースですね。これは確かにありそうです。
しかし、それでもニコン製品がまったく上位に入っていないのは少し衝撃的ですね。ニコンのカメラを利用している人は基本的に購入しているからレンタルしないということなのでしょうか?それとも基本的にニコンを選択する人が少ないだけなのでしょうか?
引用外になりますが、ニコンはレンタルは2023年と比較して20%増加し、ニコンのZマウントレンズは前年と比較して56%ほど増加しており、これはニコンのミラーレスカメラへの最近の取り組みが評価されたからではないかとしています。しかし、収益ベースでは全体の6%ほどに過ぎずかなり低調な数字であることには違いがありません。
こうしてレンタル製品からカメラ市場をみてみるのも結構面白いですね。皆さんはどう感じたでしょうか?
(source)DigitalCameraWorld
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コメント
コメント一覧 (0件)
うぷだて情報ワロタ
たすかる
大三元(Trinity)レンズという呼び名ができるのも納得のランキングですね。私は自身の好みや趣味用途からどれも未所持ですが、現場での実用性を突き詰めた先にあるのはやはりこの3本(特に標準と望遠)なんでしょうか。
世界シェアで見るとカメラはキヤノン、ソニーで占められているので
この結果も、さもありなんといった所ですね。
2社で70%程度は占めていたと思うのでやはり強いですね。