キヤノン 超望遠レンズ2本を正式発表
キヤノンがRF800mm F5.6 L IS USM、RF1200mm F8 L IS USMを正式発表しました。先日から噂されていたもので、それぞれ噂が正しかったことになりますね。発端は、3日前に中国のキヤノンがSNSで何かしらの発表を匂わせていたことから始まりました。日本のキヤノンは何かしらの発表もしていなかったわけですが、これまでの流れを知らないと突然の発表ということで驚いた人も多かったのではないかと思います。
逆に言うと中国のキヤノンはたぶん許可も得ずにティザーを打ったのではないかと思うのですが、これって叱られないのですかね?お得意の「内政干渉はやめろ」ということになるのでしょうか。
さて、それぞれのレンズですが、発売予定日は5月下旬としています。3ヶ月後になりますので待ち遠しいですね。たぶん最初は在庫不足になると思いますので、購入を予定している人は予約開始し次第すぐに予約を入れたほうがいいと思います。
価格はRF800mm F5.6 L IS USMがキヤノンのオンラインショップの価格で226万6000円、RF1200mm F8 L IS USMが266万2000円になるそうです。
特徴としてはEOS R3との利用時にAF/AE追従30コマ/秒の撮影が可能で、x1.4/x2.0のエクステンダーも利用可能だそうです。ということは、それぞれ1600mm/2400mm相当のレンズになり超望遠レンズユーザにとっては嬉しい機能になると思いますね。
それぞれのレンズの仕様
RF800mm F5.6 L IS USM
画角(水平・垂直・対角線) 02°35′・01°40′・03°05′ レンズ構成 18群26枚 絞り羽根枚数 9枚 最小絞り 64 最短撮影距離 2.6m 最大撮影倍率 0.34 倍 フィルター径 差し込み52mm 最大径×長さ 約φ163mm×432mm 質量 約3140g
RF1200mm F8 L IS USM
画角(水平・垂直・対角線) 01°45′・01°10′・02°05′ レンズ構成 18群26枚 絞り羽根枚数 9枚 最小絞り 64 最短撮影距離 4.3m 最大撮影倍率 0.29 倍 フィルター径 差し込み52mm 最大径×長さ 約φ168mm×537mm 質量 約3340g
仕様をみるとRF 800mmのほうはEF 800mmと比較して1kg以上も軽くなっていることがわかりますし、MTF曲線もかなりいいような印象なので、最新の光学設計を採用した素晴らしいレンズらしいことがわかりますね。ただし、一般人にとってはとても手が出せない価格なのだけが残念なわけですが。
キヤノンとしてはEOS R3が発売されましたし、フラッグシップモデルの発売も控えているということで、望遠単焦点レンズの拡充まったないという感じですね。
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コメント
コメント一覧 (4件)
RF1200mm F8はEF1200m F5.6の1/5の値段ですよ。メチャ安いと思いますが。
EF1200m F5.6L は980万円でしたね。
絞り一段分暗いので比較は難しいですが他社に比較対象のレンズがない
現状ではこの金額が基準になりそうです。
さすがにRF400mm、RF600mmに拡大光学系が入った構造なので透過率が
落ちMTFは少し下がっていますが解像度に対し影響はないと思われます。
EFの時にRFへの転用と拡大光学系の有り、無しでそれぞれ収差補正をして
いるでしょうから大丈夫でしょう。
キヤノン中国のWeiboを見てきましたが、例のティーザーはR5Cの発表だったようですね。中国では未発表だったらしいです。
RF1200mmは高いけど安い、安いけど高いという感じですね。
これ1本でR3に大三元と100-500を付けても余裕でお釣りが来る超高額ですが、EF1200mmは5倍のお値段だったことを考えれば必携の人にとっては……多くのユーザーには買えないし要らない代物ですが、どんな写真が撮れるのかは見てみたいです。
レンズ構成図はRF800mmF5.6LがRFヨンニッパ=EFヨンニッパ3型から、
RF1200mmF8LがRFロクヨン=EFロクヨン3型から前群をそのまま流用して
後群に2倍のテレコンをくっつけただけになっていますね
EFレンズのテレコン仕様欄にはヨンニッパ3型とロクヨン3型に
2倍テレコンを装着した時のMTF曲線が載っていますが
どちらもRF800mm、1200mmのMTF曲線と殆ど差がありませんでした。
これでEFヨンニッパから80万円、ロクヨンから100万円以上高くなるのは
ちょっと考えてしまいます。