EOS R1には”画期的”なオートフォーカスシステムと、新しいイメージセンサーが採用されるという噂をきっかけに、キヤノンがグローバルシャッターセンサーと、クアッドピクセルAFテクノロジーをデザインしたことが、ネット上で発見されている。
もしこの報告が実際に確証がある場合、EOS R5とEOS R6にあるデュアルピクセルAF IIシステムを凌ぐオートフォーカス性能がEOS R1にはあるということになり、2100万画素のローリングシャッター歪みのないグローバルシャッターセンサーとオートフォーカスシステムが実装されるかもしれず、それは本当に異次元のものになる。
(記事を一部引用して意訳しています)
キヤノンのフラッグシップミラーレスの話
DigitalCameraWorldがキヤノンのフラッグシップミラーレスに関する話題を報告しています。画像はEOS-1D X Mark IIIです。
記事によれば、キヤノンのEOS-1D X Mark IIIと同等のクラスとなるミラーレスカメラ(仮称 EOS R1)に画期的なセンサー技術やAF性能が搭載されるという噂を受けて、EOS R1にはグローバルシャッター機能と、クアッドピクセルAFが実装されるのではないか?としています。これは噂というものではなくて、このサイトではそうかもしれないという話をしているだけのようですので、そのあたりには注意が必要です。
ただ、偶然にもクアッドピクセルAFに関するセンサーの話題がでています。
(記事を一部引用しています)
(記事元)https://www.canonnews.com/canon-patent-application-another-quad-pixel-af-sensor-patent
記事によれば、10月15日にキヤノンがセンサーに関して新しい特許を出願しているということがあきらかになり、そこではデュアルピクセルAFセンサーではなく、クアッドピクセルAFセンサーの特許となるのではないか?ということが言われています。
クアッドピクセルAFセンサーの利点
デュアルピクセルCMOS AFはピクセルを縦に半分にしてデュアルピクセルにしているため、縦線のみの検出になり横方向の線に関しては測距することができないのだそうです。
――デュアルピクセルCMOS AFもラインセンサー状に機能しているということですが、横方向に伸びるラインセンサーと言うことで良いでしょうか?
宮成:そうなります。横のラインセンサーなので縦線検出のみになり、ファインダーAFにある横線対応の「クロス測距」にはなっていません。デュアルピクセルCMOS AFは“完全な横線”は検出できませんが、ちょっと角度がある横線であれば検出できる仕組みを取り入れています。ですから、通常の使用で不都合が出ることは少ないと思います。
――画素を4つのフォトダイオードに分割すれば、横線検出可能なクロス測距に対応できそうですね?
宮成:一般論としては縦線検出用のAFセンサーで横線検出をしようとすれば、画素を縦に分割すれば可能でしょう。ただ、弊社として将来そうしたことができるのかはお答えできません。
(引用)https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/610313.html
ですが、完全に平行であれば確かに無理なようですが、上記にもあるように少しでも傾きがあれば検出はできるとしています。それでも問題になる可能性は残ります。
そのため、横に半分にするだけでなく縦にも半分にすることで、すべてのピクセルでクロス測距が可能になるかもしれないということで、もしこれが本当なら画期的なセンサーになる可能性がありますよね。
何やら最近になってかなり噂がでてきたEOS R1ですが、どのようなカメラになるのか楽しみです。
(記事元)https://www.digitalcameraworld.com/news/canon-eos-r1-to-have-quad-pixel-af-and-global-shutter-sensor
[template id=”4241″]
コメント
コメント一覧 (3件)
これが本当のキャノンの開発力。これが事実ならば本当に異次元のカメラですね。但しかなり高価なボディーになりそうですね。R1>α9Ⅲ>Z9ですかね。
クアッドセル?
グローバルシャッター?
相対性理論を聞くようで私には理解不能ですm(__)m
この特許はもうすでに特許を取得しているクアッドピクセルAFセンサーの
信号処理系の分割特許ですね。
いよいよ実装されるのかも知れませんね。
似た構造のソニーの2×2 On-Chip Lens(OCL)はフルサイズでの実用化が
次期 α9Ⅲ で間に合えば面白いですね。