Nikon ZfIIの予想される仕様とは
Nikon ZfIIはこのようなカメラになるのではないかとの予想が伝えられています。この記事ではその予想について詳しくお伝えします。
ご存じの通りNikon Z6IIIはすでに部分積層型CMOSセンサーを搭載して発表されており、Nikon Z9IIは、最新の噂によれば2026年の冬季オリンピックまでに最新のイメージプロセッサを搭載して登場すると予想されている。したがって、現在期待されているのはNikon ZfIIが新センサーと新イメージプロセッサの両方を搭載することで、両者のいいとこ取りができることだ。では、詳しく見てみよう。
Nikon ZfIIの仕様
- 2450万画素 FXフォーマット部分積層型CMOSセンサー
- EXPEED 8 イメージプロセッサ
- 6K 60p N-RAW、4K 120p ProRes RAW
- 6K 60pおよび4K 120pビデオ、10ビット内部記録
- 最大20 fps RAW、60 fps JPEG撮影
- 273点AF、AIによる被写体検出、鳥認識モード搭載
- ブラックアウトフリー576万ドットOLEDビューファインダー
- 3.2インチフル可動式タッチスクリーンLCD
- オプションの縦位置グリップ、CFexpress Type B、UHS-II SDスロット
- 5GHz Wi-Fi、Bluetooth 5.0、GNSS
センサーについて
Nikon ZfIIは通常のNikon Z6シリーズのセンサーを採用しており、Nikon Z6IIIが部分積層型を搭載して1年前に登場していることから、次世代のNikon Zfシリーズも同じセンサーを搭載することで、性能の向上が期待されている。部分積層型CMOSセンサーは従来のCMOSセンサーと比較して読み出し速度が約3.5倍高速で、これまでのNikon ZfやNikon Z6IIで使用されているセンサーとは一線を画している。
EXPEED 8イメージプロセッサ
2026年前半にNikon Z9IIが登場するなら、ニコンはこの強力なEXPEED 8イメージプロセッサを下位モデルにも展開してくると見られている。Nikon ZfIIが2026年9月後半~2027年初頭に登場する場合、このイメージプロセッサを搭載する可能性は非常に高いと考えられる。
発売時期の予測
3~4年の更新サイクル、およびNikon Z6IIIの販売を維持することを考慮すると、Nikon ZfIIの発売は2026年9月と予想される。この時期であれば、Nikon Z9IIとの同時期の発売とも整合性があり、Nikon Z6IIIとの販売時期とも重なることもない。そして、このスケジュールが守られる場合、Nikon Z6IVの発表予定日は2027年6月となるため、2026年9月になるはずだ。
EXPEED 8搭載の可能性も?
Nikon ZfIIはこのような仕様になるのではないかという予想をNewCameraさんが伝えています。なお、NewCameraさんの新製品の噂は確度が低いのですが、今回はあくまで予想ということです。このような仕様になるといいな程度でご覧ください。
さて予想では、Nikon ZfIIはNikon Z9IIに搭載されるだろうEXPEED 8イメージプロセッサを搭載するのではないかとしています。そして、センサーに関してはNikon Z6IIIの部分積層型イメージセンサーが搭載されると予想していることがわかりますね。
さらに発売時期に関しては2027年9月頃になると予想しており、発表時の価格は2699ドルになるのではないかとしています。これは記事執筆時点の為替レートで換算すると約40万円となり、部分積層型センサーを搭載していることで、かなり高額になっていることがわかります。
それでは、Nikon ZfIIにEXPEED 8イメージプロセッサと部分積層型センサーが搭載される可能性はあるのでしょうか?
EXPEED 8については、イメージセンサーそのものの開発サイクルがどの程度を見込めるか現時点ではまったく不明なので先行きは読めない状況です。現在でも十分に強力なEXPEED 7なので、これにAIチップを搭載したり、アクセラレーター、デュアルEXPEED 7などにすれば、さらに性能を向上させたNikon Z9IIを発売することが可能です。そう考えると、EXPEED 8を搭載するのはNikon Z9IIIからという可能性も出てくるため、Nikon ZfIIにEXPEED 8が搭載されるかどうかは不透明だと思いますね。
それでは部分積層型のイメージセンサーはどうでしょうか?Nikon Zfシリーズはマニュアル的な撮影をするユーザー向けに開発されたヘリテージデザインのカメラです。部分積層型は確かに静止画のセンサー読み出し速度も向上するのですが、Nikon Z9の完全積層型センサーにはまったく及びません。動画に関しては部分積層型センサーのほうが読み出し速度が速いので、どちらかというと動画向けのセンサーと言えると思います。
そう考えると静止画重視のNikon Zfに部分積層型を搭載することは価格が大幅に上昇してしまうデメリットを補うほどの静止画性能の向上には寄与しないと考えられ、従来の低価格なセンサーでも十分と考える可能性は高いと思います。もちろん、将来に向けて画素数を3000万画素以上にした新センサーを搭載する可能性はありますが、さすがに部分積層型は個人的にはないのかなと予想しています。
またNikon Zfはレトロデザインを好む人に向けて製造されたカメラなので、Mark IIが登場しない可能性を指摘する人も多いです。今でも十分に素晴らしい性能なので、このまま発売し続けたほうが利益的にもプラスになるかもしれません。
このように考えると、もしEXPEED 8が近く登場して性能が向上した場合にはEXPEED 8を搭載したNikon ZfIIが登場する可能性はあると思いますが、実際にはかなり可能性は低いのではないかと思ったりしています。皆さんはどう思いますか?
さらにニコンのコンデジ市場への再参入を期待する声について「各メーカがコンデジ市場に再参入するなかニコンも参入する可能性はあるのか!?」にて詳しくお伝えします。
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- 各メーカがコンデジ市場に再参入するなかニコンも参入する可能性はあるのか!?
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コメント
コメント一覧 (2件)
Z6Ⅲの位置づけは、ニコン内部でも難しいのではないかと思います。
市場は国内だけではないので即断できないですがZ6Ⅲの持つ動画性能をニコンユーザーはそれ程期待していないのではないかと思います。
国内価格の値下あるいはキャッシュバックキャンペーンを行っても販売実績で上位に出てきていません、Z6Ⅲの性能向上型よりむしろZ7Ⅱの後継機が求められているのではないでしょうか。
さて、Zfの後継機ですがZ6Ⅲのセンサーと新しいEXPEED8を搭載して登場すると予想されていますが撮影性能や動画性能向上をユーザーは求めていないと思います。
むしろDfやZ5Ⅱと比較して不満と思える使い込心地を改善してより深みのあるデザイン、質感の向上を行ったモデルではないかと思います。
Zf はもともとそれほど性能が必要とされるボディではないのにすでに高性能になっているのでアップデートするならまずボディ外観のシルバー化でしょう。
対応レンズが増えればまだまだ現行ボディでも売れるでしょうし、対応レンズの開発が必要でしょう。
仮にセンサーを刷新するとしても動画を撮るわけでもメカシャッターレス化するわけでもないので読み出し速度向上より画素数アップでは無いでしょうか?